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ランまとめ
2009年 07月 15日
すべてがFになる 【印象度:95】
森 博嗣は初めて読みます。
第1回メフィスト賞受賞作と言うこともあり、
京極夏彦を読んだ後に、読もうと思ったことがありましたが、
読んでいませんでした。
たまたま、友人に薦められたので読むことにしました。

以下、感想です。

面白いので一気に読めました。
湿っぽい人間描写など、無駄な飾りがほとんどないので、
展開の意外性を純粋に楽しめます。

ただ、その弊害でしょうか。
序盤、一般建築とはかけ離れた異常空間の中で、
キャラの立っていない人たちが、あちこち動き回るので、
状況をなかなか把握しづらくなります。

部屋の位置関係や人物の動きをメモろうかとも思いましたが、
そういう細かい作品ではなかろうと思いやめました。
それは、正解だったようです。


建築空間と情報空間。それぞれの「密室」に隠された謎。
すべてがFになるという表題。
The Perfect Insiderという副題。


物語の舞台となる研究所では、
究極のタスク照明が実現されているのですが、
そこまでするのであれば、究極のタスク空調とまではいかずとも
遺体の腐乱をもう少し防げるような、
または、臭気をコントロールできるような
空調があっても良いのかなとは思ったりしました。

リアル・スペースに現実味がないところに、
ヴァーチャル・スペースの描写が妙に瑞々しいのが
印象に残りました。

それから、この作品には天才が登場します。
作者自ら、表現のハードルを上げていますね。
真賀田四季博士は、修羅の道であっても、
軽やかに通り抜けてしまうような、
常人とは違ったコトワリで生きています。
しっかりと天才が表現されています。


次の日には朝から打ち合わせがあり、
配付資料を作成しなければならないにも関わらず、
途中で読むのをやめられなくなり、
深夜3時まで読みふけってしまいました。

後日、作者:森博嗣氏のウェブサイト「森博嗣の浮遊工作室」
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_law.html
でこんな言葉を見つけました。
「明日は仕事で朝が早い、と思いながら読む小説が最もスリリングだ。」

あえて異論を唱えるとすれば、「最も」と書かれていますが、
配付資料を準備していなければ更にスリリングになると思いました。

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
by camuson | 2009-07-15 22:54 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
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