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2010年 12月 27日
サラエボの花 【印象度:80】
2007年に公開されたボスニア・ヘルツェゴビナ/
オーストリア/ドイツ/クロアチアの映画。
レンタルDVDで見ました。
ベルリン映画祭金熊賞受賞作品。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992~1995年)から
約10年が経過したサラエボが舞台です。

凄惨を窮めた戦時(*1)の描写はあえて行わず、
今なお続く、人の心に残る傷痕に焦点を当てています。
母娘の関係、母娘それぞれの人間関係、恋愛などを描きつつ、
母vs娘のクライマックスに持って行く流れが、
ごく自然で巧みです。

静かで間接的な表現が多いため、
初見では、今ひとつピンと来なかったのですが、
結末を見た後に、背景に関する知識を入れてから見直してみると、
なるほど、なかなか細やかな精神描写を見て取ることができます。

エンディングは、過去を断ち切って前に進んでいこうとする
強さみたいなものが感じられて、すがすがしかったです。

監督は女性で、製作当時30代前半と若いのですが、
人物の描写に熟練を感じさせます。いぶし銀です。


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(*1) 旧ユーゴスラビア住民は、人種的な差異はないのですが、
宗教の違いで民族・文化・教育・コミュニティが分断されていて、
特にボスニア・ヘルツェゴビナでは、
イスラム教のボスニアック人と、
正教会のセルビア人と、
カソリックのクロアチア人
の3つの勢力が拮抗しているのが特徴です。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では、
この3勢力が、復讐の応酬の中で、
民族浄化と称し、互いに他民族に対して、
大量虐殺、集団強姦・強制出産等を行うに至ります。

サラエボの花 [DVD]
by camuson | 2010-12-27 23:53 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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