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2011年 06月 12日
アンハッピーリフレイン 【印象度:94】
発売日の5月18日にCDを購入していました。

2009年5月以来、作者のwowaka氏が、
ニコニコ動画に投稿してきたVOCALOID作品を網羅し、
更に新曲3曲を加えた計14曲と、
別DISCで、他のクリエーターによるアレンジヴァージョンが6曲という構成です。

VOCALOIDというお題に対して、
現時点で考えられる最も適切な解答を、
複数の作品群によって安定して実現していると思います。

VOCALOID楽曲は、歌唱力でごまかせないというハンデがまずあって、
それを音に厚みを持たせて補うという選択肢が1つあるかと思いますが、
wowaka氏の場合、その選択はせず、
逆に音を極限まで薄く削る方向で、まったく逃げ場がないのですが、
持ち前のサイノウとセンスで選び抜いた音には、
それでも必要十分な情感が残っています。

どの曲を聴いても、すぐにwowaka氏の曲だとわかります。
これも大切なことです。

全14曲、これだけ粒が揃っているというのが、まずは凄いことなのですが、
逆に粒が揃い過ぎていて、1曲、1曲を動画で聴いたときほどの
インパクトがないのかなとも思いました。

表題曲「アンハッピーリフレイン」が好きです。
あと、アレンジヴァージョンでは、「積み木の人形」が、
ジャジーで大人の雰囲気です。
ちょっとサムライチャンプルーのED「四季の唄」を思い出しました。


補足:
VOCALOIDの機械的な音声は、打ち込みの楽器の感覚で扱えることから、
それを楽曲の一部として積極的に取り込むという指向も当然あると思いますが、
どちらかというと、
動画サイトを介した不特定多数の歌い手に対して、
歌唱力による色を付けずに楽曲を提供するためのメディアとして
VOCALOIDが重宝されている側面があって、
むしろ、そちらの意味合いの方が大きいという事情があります。

あえて言えば、わざと半完成品にすることで、
歌い手に解釈と発展の余地を与えるようにしているわけです。
聞く方も、それを前提として、VOCALOIDのヴォーカル部分は
ニュートラルな記号として半分流しながら聞くスタンスが基本となります。
「人間の声なんて聞きたくない。ただでさえ天使のミクさんの声しか聞きたくないっ!」
と思って聞いている人は、いないと思います。たぶん。

ここらへんの前置きが必要な部分が、VOCALOIDのハードルなんでしょうかねぇ。
更には、音声プログラムとしての実体よりも、アバターの方が目立ってしまっているなど、
興味がない人を誤解に導き、気味悪がらせて遠ざけるトラップが、
何重にも仕掛けられているのが特徴です。

アンハッピーリフレイン
by camuson | 2011-06-12 19:58 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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