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2011年 07月 26日
赤い指 【印象度:92】
2006年発表の小説。
当時単行本で購入して十数ページ読んだ後、
間が空いてしまい読むチャンスがなかなか持てず、
5年程経ってようやく読む時間を持てました。
東野圭吾を読むのは「容疑者Xの献身」に続いて2作目です。


父親の育児不参加、母親の過保護、いじめ、
嫁姑問題、老人性認知症、などを抱えた、
どこにでもありそうなごく普通の家庭で起きた殺人事件の話。

「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、
彼ら自身の手によって明かされなければならない」
と帯の引用にあるとおり、
倒叙ミステリの陰に隠されているもう一つの真実が、
彼ら自身の手によって明かされるところが醍醐味ですが、
これを更に加賀刑事親子のエピソードおよび
隠されている真実で挟み込んだところが絶妙です。


流れるように読みやすいのに奥行きが深い。
文章の達人ですね。小物の選び方には痺れました。

実力がありながら、売れっ子でもあるというのが不思議な感じもしますが、
とにかく読みやすく、かつ、
ストーリーの骨格から表面のディテールまで
読み手の感受性のブレに対応できる程度に、
滑らかに中身が詰まっているからだと思いました。
よくそんなことができるものだと感心してしまうのですが。

赤い指
by camuson | 2011-07-26 22:05 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
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