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2012年 11月 19日
輝ける闇 【印象度:80】
1968年発表。

南ベトナム政府軍の従軍記者としての経験を文学として昇華した作品。

客観的な情勢や戦況の描写は省かれ、
ひたすら従軍記者としての私の視点で描かれた私小説です。

ブコツで、アクが強い、クセのある文章から、
自分の体臭にむせてしまうほどの
熱帯の蒸し暑さと気怠さが伝わってくる気がします。

しかし、かなり読みづらいです。
読んでる文章が比喩表現なのか、現実の描写なのか、
読み進めないとなかなか判断が付かないことが多いのです。
心を蝕まれるような暑さ、怠惰な暮らしの中での焦燥、
狂わされた感覚をこの文体で意識的に表現したのでしょうか。

怠惰と書きましたが、基本的に従軍記者には、
記録すること記憶すること以外に仕事がなく、、
酒を飲んだり、本を読んだり、将棋を指したり、
現地の愛人の部屋に通ったり
ということをダラダラやっている話が大半です。

終盤では何かに憑かれたように心を入れ替えて、
死を予感しつつ、危険な敵陣内での示威活動に同行することになります。
200人の小隊は、ベトコンの銃弾に見舞われ、十数人を残して全滅します。

小隊は、アメリカ軍人が数人派遣されているものの
ベトナム人大佐が指揮するベトナム人による軍隊です。
表向きベトナムの国内戦争であるとおり、
現場ではベトナム人同士が大量に殺し合っています。

アメリカ軍の中のアメリカ軍人が主人公の映画では、
あまり見えてこない構図で、新味を感じました。


輝ける闇 (新潮文庫)
by camuson | 2012-11-19 22:45 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
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