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2013年 03月 12日
戦場のメリークリスマス 【印象度:65】
1983年の日本/イギリス/オーストラリア/ニュージーランド映画。
いわゆる「戦メリ」ですが、先日記事にした「愛のコリーダ」と一緒に、
米国amazonで、日本国内未発売のBlu-ray版(criterion社製)を購入しました。
こちらもいつのまにか日本アマゾンから購入できるようになっています。

公開当時、劇場には見に行かなかったのですが、
姉貴所有の坂本龍一による同名のサウンドトラック
およびピアノヴァージョンの「CODA」が録音されたカセットテープを聴きまくりました。

インストゥルメンタルをじっくり聴くということに目覚めたきっかけでもあり、
音楽作品として相当な思い入れがあります。

また、写真付きのシナリオ本も家に置いてあったりして、
音楽と台本と静止画からイメージを膨らませていました。

その後、テレビ放映で1回、本作品を見ていると思いますが、
印象的な2、3のシーン以外はほとんど記憶に残ってないです。
通しでは見てないかも知れません。


と言うようなことで、相当思い入れの深い作品なのでBlu-ray DISCを購入しました。
想定外だったのは、会話の8割方が英語で日本語字幕がないことですね。
日本語をしゃべれる外人はローレンスだけなのですが、
彼の日本語はほとんど聞き取れないし。
それ以外の外人と日本人との会話はすべて英語ですし。

映像はフィルムグレインが強めで、
輪郭をそれになじませるようフォーカスを甘くしているようで、
普段はよくBlu-rayを買って正解だったと喧伝するのですが、
この作品に関してはDVDで見てもあまり変わらないかなと思いました。
見比べれば違うんでしょうけど。


で、内容についてなのですが、
ジャワ島の日本軍外国人俘虜施設での日本軍兵士と
外国人兵士の交流を描いているのですが、
とにかく理解しづらいの一言に尽きます。
ローレンスとたけし、デヴィッド・ボウイと坂本龍一の2つの関係が
軸になっているのはわかるのですが・・・

ある程度背景や事情がわかるはずの日本人が見ても、
作家の意図を酌むことが難しいので、
(少なくとも私にはできなかった)
いわんや外国人をやです。
多くの外国人を含む演じ手達が、作家の意図がわからず、
迷いながら演じていたのではないかと邪推してしまいます。

前作「愛のコリーダ」でも感じたのですが、
この作家は、印象的な構図の絵をつくるのには長けていると思うのですが、
(首に敬礼のシーンや、最後の顔アップとか)
つなぎや流れがいまひとつで、狙ってる感が出てしまうんですよね。

長いスパゲッティが2、3本あれば絡み合って複雑な形状になりますが、
絡ませるのに最低限必要な長さで話が繋がっていかない作品とでも言いましょうか。

と言うのが、英語が聞き取れない日本人が、日本語字幕無しで見た感想です。


また、音楽は大好きなのですが、BGMとしては音楽が勝ちすぎていると思いました。
赤道直下、熱帯の中の熱帯と言っていいのですが、
その割には映像がおとなしく、絡みつくような蒸し暑さなどが感じられないのですが、
叙情的な音楽がその現実感の無さに拍車を掛けているような気がします。


Merry Christmas Mr. Lawrence - The Criterion Collection (戦場のメリークリスマス クライテリオン版 Blu-ray 北米版)
by camuson | 2013-03-12 21:43 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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