書籍
漫画
映画
アニメ
テレビ
ゲーム
音楽
タイトル
印象度
ラン
書籍索引
漫画索引
映画索引
アニメ索引
テレビ索引
ゲーム索引
音楽索引
時間
空間
人間
ランまとめ
2016年 08月 25日
フィンランド 豊かさのメソッド 【印象度:60】
2008年発表。電子書籍版を購読。
2000年にフィンランドに留学し、大学院を卒業し、
就職した女性の目から見たフィンランド社会の手記。



フィンランドの社会制度について知りたくて手に取ったのですが、
そこまで専門的な内容ではありません。
その分とても読みやすく、1日でつるっと読み終えてしまえます。


作者の執筆時点までの滞在期間8年の内、
おそらく半分以上は学生として過ごし、
その後も教育関係の仕事に就いていたこともあり、
教育制度についてはかなり詳しく書かれています。

義務教育から大学まで、学校はすべて公立で無料。
いわゆる偏差値ランキング的な学校間の格差はなし。
高校への進学率は半分程度。本当に勉強がしたい人が行くところという認識。
そのかわり、職業専門学校が充実している。
ということです。

就職に新卒枠という概念がないというのも新鮮でした。
よって、新卒は「ただの仕事の経験がない人」扱いなので新卒失業率が高いそうです。
上述の職業専門学校が多いのもここらへんが関係しているんでしょうね。

フィンランド 豊かさのメソッド (集英社新書)



-------------------------
(蛇足)
いつもの例にならって、本書から飛躍した勝手な連想の備忘録です。

フィンランドの労働者は、残業などせず、
その分効率的に仕事をこなすということですが・・・、

仕事の効率なんて、どの国へ行っても大してかわらない。
あえて言うならどこも効率が悪い。というのが私の持論です。


じゃあ、なんで、日本の労働者が残業ばかりして
生産性が低いと言われるかというと、
圧倒的な消費者論理がまかり通る消費者天国で、
サービスの過当競争が起こり、
世界標準では考えられないようなサービス(価値)が
格安で流通しているというのが主要因です。
経済において価値を計るものさしは価格ですから、
サービスの価格が安くなり、消費者にとって便利になればなるほど、
生産性が低いということになります。

一方、供給者の論理がまかり通るのが世界標準です。
供給者が休むと言ったら、消費者は我慢しなければなりません。
日本では値が付かないような糞サービスが流通する世界と言えます。
欧州なんかが特にそうだと思いますが、
階級社会であったり、資格による権威付けが発達しており、
供給者を過当競争から守っている側面があると睨んでいます。
それを生産性が高いというのなら、まあそうなのでしょう。

ここら辺の話を体系的に整理してくれている人がいると
とても助かるんだけどなあと思いつつ・・・

こんなことを書いたのも、
本書に、生産性は高いがその分、消費者が我慢している面があると
サラッと書いてあって、
なにげにいいとこに目を付けましたねってことで、それに乗っかりました。


話がだいぶ飛躍してしまいましたが、
北欧はその中では、公平感のある社会制度で、
それなりに成功していると思いますし、
学ぶべき所もありそうだと感じています。
by camuson | 2016-08-25 23:49 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://camuson.exblog.jp/tb/24617228
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< ゼロ・グラビティ 【印象度:89】 ノスタルジア 【印象度:50】 >>