アニメ
2016年の劇場アニメ作品。
新海作品は7年くらい前に「秒速5センチメートル」を
Blu-ray DISCで購入していたのですが、
なんだかんだで、見ずじまいになっていました。
よって、本作が、初新海作品です。
出張の帰りTOHOシネマ新宿に寄って見てきました。
21:10~の回に間に合うかと思って、
道の途中のやよい軒で飯を食いながらネット予約をしていたら、
開演20分前くらいに、予約操作の途中でシャットアウトされました。
仕方なく、次の21:50~の回にして、飯をゆっくり食うことととしたのですが、
おかげで超巨大画面(スクリーン9)で見ることになったので、まあ、良かったかなと。
実際に劇場に入ってみて、ここまで画面が大きいとは思わず、
前から3列目で失敗したかなと思ったのですが、
作品が始まってしまえば、疲れも感じませんでした。
さて、作品の感想です。
今まで見てきた劇場アニメ作品の中でも、完成度は高いと思います。
作画が素晴らしいのはわかっていましたが、
ストーリー展開に無駄がなく、後半になるほど、没入できます。
類似のアイディアを持つ作品が相当数思い浮かぶのですが、
どれか一つにべったり似てるということはなく、
満遍なく、いろいろな作品のいいところが混じっているようです。
だからといってツギハギ感はなく、シンプルに整理されています。
ごく自然に話が流れていきますが、要所に緻密に伏線が仕込まれています。
これらに、作者の元来の"売り"である光がこぼれてくるような神作画が加わると、
まったく新しい、個性的な作品ができるのだなぁと思いました。
類似作品を挙げるとネタバレになってしまうので避けますが、
核心となる設定は、乙一氏の短編小説が近いかなと思いました。
追記
音楽は、悪くないと思いますが、1アーティストのポップソングに偏りすぎていて、
リピートしてみる際のネックになりそうです。もういいやと。
音楽を入れ替えたバージョンもつくってもらえれば、
もう1回見直すこともやぶさかではないです。