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2017年 01月 21日
夏への扉(The Door into Summer)【印象度:92】
1954年に発表されたSF小説。電子書籍版を読みました。

英語小説原文は2014年7月の
マチルダは小さな大天才(Matilda)」以来2年半ぶりです。



本作は結構前に購入していたのですが、内容が難しくて断念していました。
日本語訳と併読することで、何とか読み進めて、読了にいたりました。
これまでの履歴をまとめると以下のようになります。

2011年8月に紙媒体の講談社ルビー文庫購入。
(英文に日本語訳がルビで振られている)
難しくて断念。

2013年6月に英文電子書籍を購入。
やはり難しくて断念。

2015年11月に日本語訳電子書籍を購入。
英文と並行して読み進めることとする。



前置きが長くなりましたが、作品の感想です。

初期のタイムスリップものです。

本作が書かれた1954年から見た近未来である1970年が本作中の現在で、
冷凍睡眠による未来方向への一方向タイムトラベルが可能という設定です。

(以下、多少ネタバレになります)
主人公は、冷凍睡眠によって2000年の未来に目覚めることとなりますが、
この時代には極秘にタイムマシンのプロトタイプが開発されている段階で、
スリップする時間は設定できるものの、
過去に行くか未来に行くかは出たとこ勝負という設定です。
(同質量の物質を作用反作用で過去と未来にはじき飛ばす原理のため)


タイムスリップに関しては、
上記の不自由でシンプルな条件を、組み合わせただけのものなので、
先が読めそうなものなのですが、なかなか読めなかったです。

タイムマシンでスリップした後の主人公の慌ただしさで、その後の展開に気付くべきで、
勘が良ければ、リッキーの消息に追いついたところで気付いてもおかしくないところです。

残された紙面の量が少なくなって、はじめて、あの方法しかないな。
あっ!なるほどな~となり、伏線に気付いたときには、少し震えました。

自分の鈍感さにも気付かされるわけですが、気持ちのいいヤラレタ感です。
道具がシンプルなだけに切れ味がいいですね。


リッキーについての描写が限られているにも関わらず、
地に足の着いた人間らしい魅力が感じられるのがすごいです。
リッキーの魅力が伝わらないと感動も半減ですからね。

全般的に人物描写をあまり詳細に行っていないのですが、
会話の端々などで、何気ない特徴をうまくとらえていて、
あとは読み手の想像で人物像が膨らんでいく感じ。
なかなかうまいものです。

動物を飼ったことがないので、詳しくはわかりませんが、
猫のピートも、実に猫らしく、お飾りではなく、
しっかりと役割を演じているところがいいですね。



The Door into Summer (English Edition)


夏への扉
by camuson | 2017-01-21 23:08 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
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