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2017年 06月 13日
はじめての言語学 【印象度:70】
2004年発行。電子書籍。

比較的時間に余裕がある時季なので、いろいろと本をあさっていたところ、
言語学に興味があったことを思い出して購読しました。

エッセイ的にサラッと楽しく読める言語学の入門書だと思います。
言語学の全体像を俯瞰する網羅的なものではなく、
あくまで読み物として捉えるべきものです。
紹介されている参考文献には興味を引くものが多く、なかなかの紹介上手です。



現在、著者は大学には所属せず、大学の非常勤講師を勤めているようです。
講義の最初に学生に対して「言語学についてのイメージを書きなさい。」
というお題を出すとのこと。
せっかくなので、自分も学生になったつもりで、
自分なりの言語学についてのイメージを簡単にメモってみました。

<私の言語学のイメージ>
思いついたままメモ
①言葉が文化に与える影響、文化が言葉に与える影響についての研究など。
②言葉の変化、進化、淘汰の変遷・歴史の研究など。民族の支配、被支配との関係など。
 ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」で引用されていた
 言語に含まれる外来語を特定し、物流を紐解くような研究など。

学問の全体的なイメージではなく、自分の興味範囲に集中してしまいましたね。


で、一通り読んだところ、メモに書いたようなことは、
言語学の扱う範囲であることは分かったものの、
これらのことが、言語学の中のどの分野に位置するかは、
いまいちよく分かりませんでした。

①については、イヌイット語で雪をあらわす語が細分化されている説が紹介されますが、
実際の所は英語と大差なく話が大きくなって伝わったらしい恐い怖いという話に逸れてしまい、
それ以上深く突っ込んだ話はありませんでした。

②については、「印欧語族の家系図一覧」「その他の語族の家系図一覧」などを眺めると、
言語が枝分かれしていく様子が見て取れるなと思いました。
また、ピジンとクレオールの話が大変参考になりました。
違う言語を話す者同士が会話を交わすときに、双方歩み寄りの結果、
混成語(ピジン)が使われるようになり、
その子供の世代がそれを母語として使い次第に定着しクレオールになるという。
なるほど、こうして言語が枝分かれしていくのかぁと。

また、キーワードとして出てきた「生成文法」は、興味深かったのですが、
突っ込んだ説明はほとんど無かったので、
アドバイス通り、ノーム・チョムスキーの近著を読むしかないようです。


はじめての言語学 (講談社現代新書)
by camuson | 2017-06-13 22:37 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
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