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2006年 08月 27日
ホテル・ルワンダ 【印象度:85】
久しぶりに劇場に足を運び、映画を見てきました。
「ホテル・ルワンダ」という映画です。

◆きっかけ◆
1ヶ月ほど前に、人のブログをいろいろと見あさっていたら、この映画について触れられているものがあって存在を知りました。2004年に公開されてアカデミー賞にノミネートされるなど大いに話題になった作品のようです。

日本ではどの配給会社も興業上の判断から手を挙げず、お蔵入りになりかけていたのですが、mixiの「ホテル・ルワンダ」コミュニティを母体にした有志による様々な活動(ネット上での署名集め他)が独立系配給会社「メディア・スーツ」を動かし、何とか日本国内での公開に漕ぎ着けたとのことです。

そんな経緯もあって、限られた劇場かつ限られた期間しか公開されないのですが、たまたま職場の近くにある早稲田松竹で8/19~8/25の1週間上映されるので、是非みたいと思い、上映日が来るのを待っていた次第です。

だがしかし、ふと気が付いたら、あと2日しか上映期間がありません。しかも、仕事が詰まっていて忙しいです。見るべきか、あきらめるべきか非常に迷った挙げ句、24日の19:30からの上映を職場を抜けて見ることとしました。

早稲田松竹には初めて入りました。外観はみすぼらしい感じなのですが、劇場は両側の床がせり上がっていたり、椅子がゆったりと座れるものだったりと、悪くない感じでした。

◆ストーリーの概要◆
「1994年、アフリカ中部にあるルワンダで、ツチ族とフツ族の民族対立による武力衝突「ルワンダ紛争」のさなか、フツ族過激派ががツチ族やフツ族の穏健 派を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上を自分が働いていたホテルに匿ったホテルマン、ポール・ルセサバギナの物語。」 (wikipediaより引用)

◆感想◆
映画は良かったです。
主役であるホテルの支配人(フツ族)が、自分のホテルに妻(ツチ族)と子供、ご近所のツチ族の人達を匿い、いかにしてうまく立ち回り、守り抜くかという視点なので、虐殺そのものの残虐なシーンは抑えられていますが、それでもホテルが民兵に襲われるところなどは、手に汗を握る臨場感がありました。
高級ホテルが舞台なので、贅沢を味わうアフリカ人達の姿という普段あまりなじみのないシーンを見ることができます。
ホテルの支配人役も迫真の演技でした。また妻役も鬼気迫る演技でした。別に見捨てたわけじゃない夫に対して「なんで見捨てた」と言って怒るところなどは、急に老け顔になりオニババと言っても過言ではなかったです。

恥ずかしながら私は、10年ちょっと前に100万人規模の大虐殺があったことを、全く認知しておりませんでした。
一言で言うと「アフリカをほとんど知らないこと」に気付かされる映画ですね。
大自然と共生する裸族の生活などはテレビ等で見ているので、何となく想像できるのですが、それは全体から見ればごく一部の部族の話であろうし、近年、近代化が進んでいるであろうアフリカ人の生活って全くというほど知らないのですよね。国情もそれぞれなのでしょうが、区別もせずに一緒くたになってしまっているし・・・。

ルワンダについてちょっと調べてみたのですが、植民地支配時代、ヨーロッパから来た支配者はもともとは明確に分かれていなかったツチ族とフツ族を明確に区分して身分証明カードを持たせ、ツチ族をよりヨーロッパに近い高貴な民族と位置づけて特権を与えるとともに、フツ族を野蛮な民族として位置づけたようです。このようにして現地人同士の対立の構図を人工的に作り上げ、反乱分子による火の粉が真の支配者にまで及ばないようにしたようですね。階層化して支配するというのは常套手段なのかも知れませんが、まあ何というか、荒っぽいというか、スマートでないですね。

そして1963年の独立後も、この対立が負の遺産として残り、内戦に発展して国民同士の殺し合いに至ります。とんだ置き土産ですね。で、1994年の大虐殺を行ったフツ族が一方的に悪いかというと、隣のブルンジではツチ族が権力を掌握し、フツ族の弾圧をしていたりするので、もう泥沼状態です。深刻なのは、この先またいつ報復合戦が起きてもおかしくないことです。全くもって野蛮でタチの悪い置き土産をするものです。

映画の話に戻りますが、劇中でフツ族がツチ族をゴキブリと呼んで蔑む場面があるのですが、そもそもアフリカにゴキブリがいるのか?どんなゴキブリがいるのか?すげーでかくないか?ゴキブリは忌むべき存在なのか?元々そういう文化があったのか?ヨーロッパから輸入されたのか?そう言うおまえはゴキブリと違うのか?等々、何しろアフリカの文化をほとんど知らないので、そんなことさえ疑問ですね。

この映画をきっかけにちょっとアフリカに興味を持ちました。

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by camuson | 2006-08-27 17:00 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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