新劇場版の「エヴァ」を観てきました。
あわよくば、初日に観ようと9/1の23:00ごろ映画館に行ったのですが、
23:10~だけでなく、25:20~も含めて「立ち見」だったのであきらめました。
公開スクリーン数がやたら少ないということを忘れていました。
仕切り直して平日のレイトショー(21:00~)で観てきました。
客層は、結構若い人が多く、時間帯のわりには女性の割合も多く
3~4割はいたように思います。
帰宅途中のサラリーマン等も混じっていました。
女性が多かったのはレディースデーだったこともあると思います。
以下、感想です(軽くネタバレあり)。
映像の密度の濃さに正直疲れました。
100分弱の時間に、TV版の1~6話を圧縮して詰め込んでおり、
ヤシマ作戦は大幅増強してあります。
序盤の使徒はさすがに省略することができないようで、
全体的に戦闘シーンの比重が大きくなって
息つく暇がない感じなんですよね。
持久力のない私は、前にこのブログ内で、
TV版のように30分弱ごとに分割して欲しい。
と秘かに要望したのですが、(
過去記事)
このブログはip10以下なこともあり、
制作者の目に触れることはなかったようです。
ざっと計算するとその可能性は初号機の起動確率よりは高かったりしますが。
そんなことはさておき、全体的に、前の劇場版に比べれば、
初見者にやさしくなっているものの、
旧作TV版を見ておいた方が途中で挫折する確率が低くなるとは思います。
映像表現のクオリティはアニメの最高峰に位置すると言って問題ないと思います。
旧作と同じシーンであってもカメラワークに一層の臨場感が加わり、
旧作を見ている者は、懐かしさと新鮮さの両方を味わえると思います。
時間の都合上、仕方ないとは言え、
旧作からカットされていて残念だなと思うシーンが結構ありました。
根こそぎカットされていると、案外、気付かなかったりするのですが、
名残が残っていると、結構、気になってしまいますね。
例えば旧作TV版では、リツコがエヴァのメンテ作業中に
ネルフ施設内で道に迷ったミサトに呼び出され、
水着に白衣姿のリツコが、恐縮するミサトに対して、ボイーン!
と威圧するシーンがあるのですが、
新劇場版では、ただの小言ウザ女に成り下がっています。
このシーンはエヴァはただのロボットではなく、
培養液でメンテされているということが強調されるシーンでもあるので
改変はちょっと惜しい気がします。
ただ、今回新たに数々のシーンを追加するために、
旧作の名シーンをカットせざるを得なかった、と考えると、
もう、思う存分カットして下さい。という心境でもあります。
もはや単品で完結するような作品ではなくなっているので・・・
勝手に旧作から脳内補完するだけです。
最後に。
3番目に出てくる使徒で「ラミエル」(別称:ラミちゃん、ラミたん)
と呼ばれているキャラについてですが、
新劇場版では旧作に比べて感情表現が豊かになっており、
大人気を博しているようです。
しかし私は言いたいのです。
旧作のクールな「ラミエル」も、いいよー!と。
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