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2014年 09月 28日 ( 2 )
2014年 09月 28日
当ブログにおける作品の国籍について
カフカの「変身」の国籍は?

作者フランツ・カフカは、プラハ生まれでチェコ語を母語としていますが、
すべての作品をドイツ語で書いています。
カフカが生まれた時代のプラハはオーストリア・ハンガリー帝国の支配下にあり、
同帝国の公用語はwikipediaによると、ドイツ語、ハンガリー語、チェコ語、
ポーランド語、ルテニア語、ルーマニア語、クロアチア語、イタリア語だそうです。

当ブログでは、作品に国籍を設定して分類を行っています。
(参照:国籍索引
当ブログでいうところの作品の国籍は、
第一に作品のメインターゲットとなるマーケットの国籍であり、
(これには作品への投資者(出版社・製作会社等)と、
最終的な消費者(読者・視聴者)があり、どちらに重きを置くかは悩ましい)

副次的に作者の国籍を考慮するものと考えていました。
(母国に母国語の作品マーケットを持つ国は意外と限られているため)

日本の場合は、一国一言語で、歴史的な国境の変化がほとんどないため、
日本語で書かれていれば、日本の出版社でしか出版しないし、
読者として日本人しか対象としていないことから、
上記定義による作品の国籍は、
作者の国籍にかかわらず、日本国籍と言い切れるわけですが、
このようなケースは実は日本だけの特殊事情です。
(アメリカ人作者による日本国籍作品の例:「日本人の英語」(岩波新書))

同じ言語を複数の国で使用していたり、
時とともに国境や支配体制が変わり、言語が変わるのが、むしろ当たり前となると、
出口側では判断ができなくなり、
作者のアイデンティティー、
作者が最も影響を受けた場所のアイデンティティーに重きを置かざるを得なくなってきます。

本来、国というのはまったく固定されたものではなく流動的で、
民族、言語、文化が時間的に流動、変化するわけですが、
当ブログでは、作品を空間軸で分類する便宜上の方法として、
現在における国名を使うという立場をとろうと思います。
(例えばソ連時代のソ連作品の国籍はロシア等の現在の国に変えることにします)


というわけで、「変身」はドイツ語で書かれていますが、作者はプラハの人で、
プラハの国籍は当時はオーストラリア・ハンガリー帝国(ドイツ語が公用語の1つ)でしたが、
現在はチェコなので、作品の国籍はチェコとします。
by camuson | 2014-09-28 19:56 | 蚊も無視する | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 28日
変身 【印象度:85】
1915年発表の中編小説。電子書籍で読みました。
たぶん高校生以来、四半世紀ぶりの再読です。

朝起きたら巨大な毒虫(たぶん芋虫みたいなものと思われます)
に変身していた青年の話。
どこかにぶつけたり、狭いところを無理矢理通ったりすると、
体表が傷つき、おツユが流れ出してしまうという、
ヤワな体の記憶は鮮明なのですが、
どんな終わり方だったかは忘れました。

で、読み出すと面白くて、グイグイ一気に読んでしまいました。

青年の名前はグレゴール・ザムザ。
いかにも芋虫っぽい名前ですよね。
ザムザはちょっと、ざざ虫っぽい響きがあり、そっち系の可能性もありそうです。

非日常的な超常現象に見舞われた主人公を通して、
慎ましい日常を愛おしく感じるとともに、
慎ましい日常が染みついてしまった芋虫そのものも、
悲しくも面白く、愛おしさを感じます。

終わり方は、随分とあっけなく、
オチらしいオチがなく印象に残らなかったので、
すぐに忘れると思います。というかもう忘れかけています。


当作品の国籍について
(参考記事:本ブログにおける作品の国籍について ~カフカの「変身」の国籍は?~)


変身
by camuson | 2014-09-28 19:40 | 書籍 | Trackback | Comments(0)