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カテゴリ:映画( 359 )
2010年 05月 02日
マルホランド・ドライブ 【印象度:80】
2001年公開の米・仏合作映画。監督はデヴィッド・リンチ。
レンタルDVDで観ました。

万全の態勢で見なかったのは失敗でした。
女の人が歌っているシーンで眠くなったので中断して、
明け方、寝ぼけたまま、続きを見たのですが、どうも話がつながりません。

あまりにつながらないので、抜けがあったかと思いましたが、そうでもなさそうです。

ちょっとしてから、特典映像でも見るかと思ってPS3を点けたら、
何故か日本語吹き替えで再生し始めたので、そのまま見ることにしました。
吹き替えだとずいぶん雰囲気が軽くなってしまいますね。
日本語だと饒舌になってしまって上滑りするというか、
特にカウボーイの淡々とした凄みが感じられませんでした。

とりあえずは、2回観たことで話は少し見えてきました。

前半と後半でパラレルワールドが描かれています。
前半、失われた記憶がミステリィの軸になっていますが、
アイテム使用により強制的にパラレルワールドに移行。
後半、主要人物が入れ替わった展開による新たなミステリィで煙に巻かれます。
いろいろと考えるとドツボに嵌りそうです。

個々のシーンのつくりこみがすばらしく、印象的なのですが、
それらが作品を通してうねりとなって、感動を生むかというと、
そうでもなく、モヤモヤした後味が残ります。
モヤモヤを解消しようともう一度見ようなどと考えると泥沼に嵌りそうです。

ナオミ・ワッツが初々しさと卑屈さをよく演じています。
ローラ・ハリングは迫力のある美人で、単体だと可憐さも備えているのですが、
ナオミ・ワッツと一緒にいると、顔が膨張して見えてしまいますね。

マルホランド・ドライブ [DVD]
by camuson | 2010-05-02 02:19 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 28日
第9地区 【印象度:96】
池袋のシネマ・ロサで観てきました。
南ア、ヨハネスブルク関係、なら面白くないことはないだろうと。
たぶん、それなりに社会派映画で、怖いもの見たさで見聞広げるのもいいかな
くらいの気持ちでした。

そんな軽い気持ちで行ったところ見事に裏切られました。

いやー、すごく面白かったです。
娯楽映画でここまでツボにはまった作品は今までないですね。
最上級に楽しめました。

第9地区と呼ばれるスラム化したエイリアンの難民キャンプを移転するために、
板きれの寄せ集めでできた彼らの住居を1戸1戸訪問して、
移住承諾書にサインをもらうという大役を担った男の物語です。


低予算映画的なバカバカしい発想に基づく世界を、
それなりの予算を使って徹底的に創り込んだところがすばらしく、
その上で、大役を担った男の肉親、知人、関係者の声、専門家の解説をまじえた
ドキュメンタリーという体裁に仕上げています。

この仕掛けは、スクリーンに描かれる世界に現実味を与え、
ちょっとした悪ふざけを織り込んだ際には、増幅装置として働き、
けっして高尚ではない、というか、むしろ下品でありながら、
抑制の効いた笑いを誘うのに一役買っています。

過去作品の成功から、貪欲なまでに引用し、混ぜ込んで、
あの手この手を尽くしてくるのですが、
話の芯の部分は、計算された不調和が一貫していることから、
中だるみがなく、先が読めず、非常にスリリングです。

後半、主人公チームvs軍にスラムのギャングまでもが絡んできて、
ギャングのボスが主人公を喰らおうとしてきます。
土着信仰的カニバリズムなのか、ゲーム脳なのかわからないのですが、
ここで南アを舞台にしたことが生きてきます。
ヨハネスブルクブランドの凄さと言いますか。
「南アでは当たり前」と一言言われたとしたら、
「南アなら仕方ないね」と返すほかありません。
言われないとは思いますが。

短い時間の中に、裏切りあり、友情あり、
子供による癒しあり、夫婦間の愛情あり、
何でもありですが、破綻してない。最後には涙あり、寓話性あり。

書いてるうちにもう一度観たくなってきました。


第9地区 Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)
by camuson | 2010-04-28 12:47 | 映画 | Trackback(11) | Comments(0)
2010年 04月 21日
ブルーベルベット 【印象度:80】
1986年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・リンチ。
DVDレンタルで観ました。

ディテールにこだわることで、異様な雰囲気を放っていますね。

撮りたい絵が先にあって、それをつないでいるといったふうで、
特に感動するストーリーがあるわけではありませんが、
見入ってしまう魅力があります。

脅しと暴力以外のコミュニケーション手段を持てない男の役を、
デニス・ホッパーが変態的に好演しています。

ホッパーの鬼気迫る演技が、あまりにリアルで、
何故か思わず笑ってしまうところが多いのです。
会話のほとんどすべての単語の間にfxxkが挟まっていたりするのもそうですが、
興奮すると持参した吸入マスクを鼻と口にかぶせて、スーハーするなんて、
不気味で怖い反面、危険が及ぶエリア外から見てる分にはどこか笑えます。

特典映像のインタビューによると、そういうシーンの撮影時に、
監督が大笑いしていたとのことなので、
やはり、笑っていい映画なのだとホッとしました。

オカマのオッサンも、凄みがありました。
あそこでボディーブローとか、空気が読めてますね。

主人公役のカイル・マクラクランは、歳の割には可愛い感じですね。

歌手役のイザベラ・ロッセリーニは、歳相応ですね。

娘役のローラ・ダーンは、若いのにおばあちゃんみたいでかわいいですね。
終盤、二股されていたことを怒るシーンで、熱演過ぎて、
口の形がひょうたん形?赤レンジャーの目の形?になっていて
これまた思わず笑ってしまいました。

ブルーベルベット [DVD]
by camuson | 2010-04-21 20:43 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 18日
アバター 【印象度:94】
遅ればせながら「アバター(3D)」観て参りました。
もともとIMAX 3D仕様で撮影されて、
他の3D方式で観るのとは断然迫力が違うと聞いていたので、
時間が取れるときに109シネマズ菖蒲にでも観に行こうと思っていたのですが、
結局時間は取れず、上映が終了してしまったので、
池袋のシネマサンシャインで観てきました。

まあ、とにかく映像がすばらしいですよ。
一時期、ハリウッド映画も、CG多用で
薄っぺらい映像が増えていたように感じていましたが、
そういった不自然さは全く感じさせませんでした。
作り込みが念入りすぎて、あらが全く見つからないです。

ストーリーはありきたりなもので、驚きはないですが、
これくらいシンプルだと、映像に集中できて良いと思います。

設定で、ちょっと面白いのは、主人公が異星世界に入るのに、
アバターという装置を介していることで、
リアルである異星世界が、ヴァーチャルであるかのような錯覚を誘うところです。

リアルという設定で非常にリアルに作り込んだヴァーチャルを、
リアルではなくヴァーチャルに錯覚させるとは面白いなと思いました。

異星人の娘が最初は気持ち悪いんだけど、だんだん可愛く見えてくる、
というような評を聞いたことがありますが、
序盤のツンツンしていたときが良かったのに、なに言ってると思いました。

むしろ、シガニー・ウィーバーと主人公の若者は、
人間時よりもアバター使用時の方が断然可愛くなっていて、
ずるいじゃないかと思いました。

池袋シネマサンシャインの3D方式はXpanD社のもので、
この方式は眼鏡が重いとの不評を聞いたことがありますが、
私は眼鏡の装着感に関しては、それほど違和感がありませんでした。
むしろ、残念だったのは、コマ割りが半分になったことによって、
動きのスムーズさが失われて、リアル感を損ねていたところでしょうか。

前から5番目(実質一番前でしたが)の中央の席で見たのですが、
それでも前に飛び出る映像の時には、特に縦方向の画面の狭さを痛感させられます。

いままで3D映画にあまり興味がなかったのに言うのも何ですが、
是非、日本でもフル規格のIMAXシアターをつくって欲しいです。
と思ったところ、日本で唯一のフル規格IMAXシアターで
サントリーミュージアムが残ってたんですね。
大阪の海遊館の隣です。
でもアバター(3D)は上映しないと。で、今年末に休館ですと。
なかなか、世知辛い世の中ですね。


アバター 3Dブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
by camuson | 2010-04-18 17:26 | 映画 | Trackback(2) | Comments(0)
2010年 02月 21日
インビクタス/負けざる者達 【印象度:80】
2009年アメリカ映画。
監督:クリント・イーストウッド。

劇場で見てきました。
非常にシンプルで、テーマが絞られていて、無駄のない、良質な映画です。

実話に基づいた作品なので、嘘くさい大げさな演出にならないよう
丁寧に作られている印象を持ちました。

南アの大統領が分裂した国をまとめるのにスポーツを利用するお話
と言ってしまうとそれまでですが、
国が置かれている状況からするに、藁にもすがるのはむしろ英断であり、
そんな一縷の望みに近い目標を、強い信念により
実現に結びつけた成功物語が描かれています。

時は1995年ラグビーワールドカップ南ア大会当時。
主人公は、南ア大統領ネルソン・マンデラと
南アラグビーナショナルチーム主将のフランソワ。

南アと言ってまず連想されるのはアパルトヘイトでしょうか。
アパルトヘイト時代における黒人の不幸は、私の想像を超えたものですが、
生まれる国を選べないのは、白人にも言えることであり、
アパルトヘイトが廃止された南アで、白人として生きていくことは、
先祖の負の遺産を背負い、常に復讐におびえながら生きていくことなのだ、
ということを暗に気付かせてくる作品でもあります。

日本に住んでいると感覚がずれてしまいがちですが、
復讐の連鎖を断ち切らずに、とりあえず未来のことは考えずに、
子孫をも不幸の連鎖に巻き込んでいくのが世界標準の考え方で、
マンデラ大統領は、それが不毛であることを悟ることができた希有な指導者のようです。
非白人と白人が法的には平等になった今、白人支配時代からの誇りである
ラグビーナショナルチーム「スプリングボックス」まで白人から取り上げてはいけない、
そういう「負けるが勝ち」的なバランス感覚をも持っています。

マンデラは、大統領になる前に、反アパルトヘイト活動により、
27年間の投獄生活を強いられましたが、
「自分の人生の支配者は自分自身である」という詩の一節を心の支えに、
決して信念を曲げることはありませんでした。

敵対し合う国民がまとまるには、国民としての共通の誇りが必要なこと、
ものを成し遂げるには、決して屈服することのない信念が重要であることを
主将フランソワに伝え、これが、チーム内にも伝搬し、
自国初開催のワールドカップで初優勝が現実となります。


この作品のテーマは誇りと信念、そしてその伝搬。
シンプルで事実以上の驚きはありませんが、だがそれがいい。と言える作品です。

その後の南アの治安はいっこうに良くなっていないように思いますが、
何らかの前進があったのかどうかは興味深いところです。

追伸 日本代表も成し遂げてくれています。真面目な作品にアクセントを与えてくれました。

インビクタス/負けざる者たち (クリント・イーストウッド 監督) [DVD]
by camuson | 2010-02-21 21:42 | 映画 | Trackback(7) | Comments(0)
2010年 01月 26日
デトロイト・メタル・シティ 【印象度:65】
2008年の日本映画。
原作マンガは、一時、長澤まさみがファンとかで、
マスコミにも取り上げられていた時期があり、
たぶんそのときに購入したと思うのですが、
たまたま、ベタな設定以外に個人的に驚かされるところがなかったのか、
最初の1、2話程度を読んで放置していたような気がします。

こないだテレビを点けたら映画を放映していたので見てみました。

松山ケンイチ演じるクラウザーは思いのほかよかったと思うのですが、
素顔になった松山はキモく、あまりリアリティのないキモさなので、若干引きました。
素顔の松山の歌は、突き抜けていている分クールで、それほど酷いものでなかったり、
また、素顔の松山以上に鈴木一真がキモかったりと、
どこまで狙っているのか、狙いを外してしまっているのか、
わかりづらい作品だなと感じました。

とはいえ、終盤の盛り上がりは、なかなかのもので、ばかばかしくも楽しめました。
特筆すべきは、松雪泰子で、こんな人絶対にいないけど
いたら面白いと思わせる役作りは新境地ですね。男前です。
また、宮崎美子は笑顔だけで貫禄の演技をしていて感心しました。
加藤ローサは劣化することなくかわいいですね。
リチャードホール以来、見かけなかったので一安心(こっちが見てないだけですが)。

デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD]
by camuson | 2010-01-26 19:30 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 24日
インデペンデンス・デイ 【印象度:70】
テレビ自体ほとんど観ないので、テレビで映画を見るのも
数ヶ月ぶりか、数年ぶりか定かではないですが、
日曜日にM-1の後にやっていたのを視ました。

1996年公開のアメリカ映画。

以下、感想です。

タイトルは聞いたことがありましたが、中身は全く知りませんでした。

この映画を一言で表すとすれば、USA!な映画です。
USA国民が怒っていいくらいUSA!USA!な映画です。

USA国民ではない我々が、「USA!USA!」と喜びながら見る分には
結構な映画ですが、

ネタにされている当のUSA国民はもっと怒るべきじゃないでしょうか?
全米とかも泣いてる場合ではないのではないでしょうか?

人が大量に死んでるんやけど、悲壮感が全くなく、
その他大勢だから関係ないもんって感じでいいです。
発作的な笑いを誘うところがあるので、
お茶の間で気楽に見ると楽しめる映画だと思います。

同監督の「2012」が劇場公開中のようですが、
お茶の間で見れるようになるまで待ちたいと思います。

インデペンデンス・デイ [Blu-ray]
by camuson | 2009-12-24 22:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 15日
ブレードランナー 【印象度:85】
公開されて四半世紀が経っていますが、
2007年のファイナル・カット(Blu-ray)版を購入して、
今回初めて鑑賞しました。

冒頭。
巨大ビル群がそびえ立つ夜景の中に、
都市の余剰ガスを処理するための炎が立ち上るシーン。
とても鮮明で思わず息を飲んでしまいます。
(振り返ると全編を通して一番綺麗なシーンでした)

都市の最下層である地上部には自然の光は届かず、常に雨が降っていて、
都市の排出物の吹きだまりのようになっていて、
その中を蠢きながら生きている人たちを見ていると、

森の最下層、地上に積もる腐葉土の中で暮らす虫や微生物のようにも見えてきます。

本作は、科学技術による明るい未来都市のイメージをくつがえし、
むしろ、どうしてこうなった的な、暗くて混沌としたイメージを
ビジュアル化したところが評価されているようです。

押井守の劇場アニメ「攻殻」は、
本作から多大な影響を受けているのは間違いないでしょうし、
「攻殻」に影響された「Matrix」は、当然、間接的に影響されている等々、
直接・間接的に、その後の未来都市像に与えた影響は計り知れないと思われます。


先日鑑賞した「スラムドッグ$ミリオネア」のゴミと子供にあふれたスラム街を見て、
近未来世界を想起するのも、巡り巡って、間接的に、
私自身の感覚が本作の影響を受けていたためと考えられます。面白いですね。

ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]
by camuson | 2009-12-15 22:46 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2009年 11月 01日
スラムドッグ$ミリオネア 【印象度:86】
2008年のイギリス映画。
アカデミー賞で作品賞をはじめとして8部門受賞した話題作。
Blu-ray Discが発売になったので、購入して鑑賞してみました。

以下、感想など。

テレビのクイズ番組「クイズ・ミリオネア(インド版)」に回答者として出演した
ムンバイのスラム出身の青年が、正答を連続し、
パーフェクトまであと1問というところで、時間切れ次回持ち越し。
番組終了後、不正を疑われて警察で取り調べられることになります。

青年はクイズの正解をいかにして知り得たのか?
青年が自身の半生を回想し、語っていく物語です。

スラムの子供ですから、生活していくためには、
無銭乗車に始まり、スリや詐欺も当然のようにやります。
悪ガキの冒険譚が展開され、それはそれで楽しいのですが、
とにかく、映像で展開される「混沌」に圧倒されます。

社会的なインフラがほとんどない中、ごみと子供だけはやたら多くて、
それらが混じり合った状態で、本人たちは何の違和感もなく生活していて、
インドのスラムの現状の一端なのでしょうが、どこか近未来世界のような感じもして、
映像に見とれてしまうようなところもあります。

近代化の表の部分、虚構であるテレビのクイズ番組をとおして、
近代化の裏の部分、ゴミと子供にあふれたスラム街の現実を見せていく。
(むろん映画はフィクションであり虚構ではありますが・・・)
このアイデアが、非常にうまくはまっていて、
物語は非常にシンプルなのですが、メリハリがきいて飽きさせません。

舞台がインドであるからこそ成り立つ映画であり、
「混沌」と「躍動」こそが、この映画を輝かせている源ですね。

当のインドでは本作品に対して、批判的な意見も多いようです。
自国の社会問題をネタにされれば、いい気持ちはしないというのは、
わからなくもないですね。

スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]
by camuson | 2009-11-01 23:09 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2009年 10月 20日
グラン・トリノ 【印象度:91】
クリント・イーストウッド監督兼主演の2008年のアメリカ映画。
最近の映画では評判が高かったので、Blu-ray Discを購入して観てみました。

以下、感想です。

序盤からいい映画の匂いがしますね。
エンターテインメント色は抑え気味で、地味ですが、
細かい機微をうまく捉えて、丁寧に作ってある感じがします。

イーストウッド演じる頑固アメリカ親父の、
悪態、凄み、ユーモア、優しさのバランスが絶妙なので、
飽きることなく、見続けられます。

物語の展開としては、ちょっとしたきっかけから、
当初、野蛮人と嫌っていた隣人のモン族との交流が始まり
家事手伝いに従事するその家の息子を、口汚く叱咤しながらも、
大人の男の作法なり仕事なりを教え込んでいくことになります。

そのうちに家族以上の愛着を持って接するようになり、
最後には命を掛けて、守ることになります。

単純でわかりやすい話ですが、朝鮮戦争での出来事や、病など、
最終的な決断への必然性が、
物語の中にごく自然に練り込まれている感じがします。

一方で、イーストウッドの二人の息子およびその家族は、いい被害者なわけで、
そこらへん、作り手として、どこまで考えていたのかは気になるところですね。

ただ単に欲の皮の突っ張った思いやりのない家族として彼らを描きたかったのか、
例えそうだとしても、親である以上、自業自得としか言いようがない話ですが。

たぶんそこまで単純ではなくて、実の親子は実に複雑で難しい
と言うことを暗に示しているようにも感じましたね。

などといろいろ考えを巡らせる余地の大きい作品ですね。

グラン・トリノ [Blu-ray]
by camuson | 2009-10-20 00:09 | 映画 | Trackback | Comments(0)