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カテゴリ:映画( 338 )
2016年 03月 04日
タクシデルミア~ある剥製師の遺言~ 【印象度:80】
2006年のハンガリー、オーストリア、フランス映画。レンタルDVD。

かなり希少なハンガリー映画ですが、まごうことなき変態映画です。

全体が3部に分かれています。
最初は変態的な自慰に勤しむ唇が割れた青年下等兵の話。
蝋燭の火で自分の体をいぢめてる映像から始まり、
彫刻刀で削り取られたような唇の裂傷の凹凸の陰影が、
炎により照らし出されて卑猥な感じで反則気味なのですが、
その後いきなり、ちんぽから火炎放射器のように火を噴いたプレーには、
呆気にとられると共に大笑いしました。
木造の家の外壁の節穴にグリスを塗りオナホールにしてたら(無茶しやがって...AA略)、
鶏に外からつつかれて更に大笑いでしたが。
しかしこれは一人で見てたから笑えるけど、人と一緒に見たら辛いかもなぁと。
ファミリーにはお薦めできません。

次に、話は一気に飛んで、大食い選手権となります。
フードファイトの間にゲロをしまくるのですが、
そもそも食い物がゲロ並みにまずそうで、
その食べ方も、ゲロの方がまだきれいだわと思うほどで、
あまりに酷くて笑ってしまうというものです。
なぜかフードファイター達が白いTシャツの上に、
レスリングウェアを着用してるところもポイント高いです。

最後は神経質そうな剥製師の話です。
動物の肉から皮を捌く、ある種洗練された職人芸ですが、きちんとグロテスクです。
ここで最後のオチを言うのは控えますが、
やはり変態映画だなとおもわせるとともに、ちょっと高尚な後味も残しました。

3部に分かれた短編それぞれが、どうつながってくるのかな?
途中からそれを期待しながら見ていたのですが、
結局、何もつながらずに終わってしまいました。

で、少し調べてみると、これは、親子3代の話らしいのです。
それがわかるような説明が作中にあったかしら?

3編の共通点を考えるに、人体と欲望がテーマなんでしょうね。


タクシデルミア~ある剥製師の遺言~(初回限定版) [DVD]
by camuson | 2016-03-04 19:31 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 02月 07日
ジョニーは戦場へ行った 【印象度:70】
1971年のアメリカ映画。レンタルDVD。

第一次世界大戦に志願出兵して、
爆撃により、手足、目、鼻、耳、口を失いながらも救出され、
植物状態と診断されるも、研究のため生かされた青年米兵の話。

実際には脳に障害はなく、明瞭な意識があり、思考もできるが、
外界とのインターフェースが塞がれているために、
それを外側に知らせることができない。
自我が肉塊の中に閉じ込められた状態での苦悩、懊悩。

新たに入る情報がきわめて限定的(寒暖と振動を感じることはできる)である以上、
俄然、過去の記憶を遡ることが多くなる。
何気ないが幸せだった日々の記憶。恋人、家族、友人。
中でも親父の存在感が大きい。
その親父との関係性を釣り竿に集約させた脚本の妙。

余韻を残すエンディング。

ジョニーは戦場へ行った [DVD]
by camuson | 2016-02-07 18:34 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 20日
11'09''01/セプテンバー11<11.日本> 【印象度:45】
「11'09''01/セプテンバー11」の11番目(ラスト)の作品。日本篇。
レンタルDVDで見ました。

第二次世界大戦の戦地でトラウマを負い、
精神を病み、人間性を失い、
五体満足ながら、蛇と化してしまった復員日本兵の話。
手足を使わずに腹ばいで体を左右に蛇行させて移動する様子は、
あまりにバカバカしくて笑ってしまうのですが、
同時にあまり笑うべきでない凄味も感じさせます。

お題の9・11から少し外れていて、居心地が悪いというか、
小っ恥ずかしい感じもありますが、
大御所なのに、攻めるなぁと、そこだけはちょっと感心しました。
紛う事なき日本映画が異彩を放って悪目立ちしています。

体験した戦争を語るには、第二次世界大戦まで遡らなければならない、
と言うことは、その間、平和だったと言うことで、幸せなことなのですが、
こと、このテーマで表現をする際には、不利に働いてしまったかなと。

そう考えると、これが日本の精一杯じゃないかなと。
あまりけなす気持ちにはならないのですよね。

セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2016-01-20 22:36 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 19日
11'09''01/セプテンバー11<10.アメリカ> 【印象度:88】
「11'09''01/セプテンバー11」の10番目の作品。アメリカ篇。
レンタルDVDで見ました。

ニューヨークの日の当たらない薄暗いビルで、
妻に先立たれ、余生を持て余す、
よぼよぼぶよぶよのくたびれた爺さんの話。

この話が9・11とどう関係するのか?
この発想は凄い。
そして構成力も凄い。
都市の表と裏、光と影の対比が、
都市の懐の深さを感じさせる。素晴らしい。

セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2016-01-19 21:52 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 18日
11'09''01/セプテンバー11<9.インド> 【印象度:50】
「11'09''01/セプテンバー11」の9番目の作品。インド篇。
レンタルDVDで見ました。

実話に基づいた話。
9・11の犠牲になったパキスタン系アメリカ人のイスラム教徒の青年が、
FBIに犯人扱いされて、遺族は苦しむことに。
最終的には、救助活動中に巻き込まれて亡くなったことが明らかになり、
名誉を取り戻すが・・・という話。

テーマに沿った題材を飾ることなくひねることなく扱った作品です。
面白みには欠けますが、実話に基づいてますから重みはあります。

遺族としては迷惑千万ですね。
FBIも随分とマヌケなことをするものだなぁと。


セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2016-01-18 22:21 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 31日
11'09''01/セプテンバー11<8.イスラエル> 【印象度:55】
「11'09''01/セプテンバー11」の8番目の作品。イスラエル篇。
レンタルDVDで見ました。

2001年9月11日。
イスラエルはテルアビブで起きた爆弾テロ事件の現場を再現し、
消防、警察、報道、野次馬、入り乱れる現場を長回しでひたすら撮り続けたもの。

終盤でN.Y.での同時テロ事件発生の大ニュースが入り、
いわば日常ネタの爆弾テロ現場中継が中止になるという流れ。

技術的には一番頑張っている作品で、
役者も熱演しているのですが、
映像が綺麗すぎて、嘘くさいんですよね。
グロテスクさと緩急が足りないのかな。


セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2015-12-31 00:50 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 30日
11'09''01/セプテンバー11<7.メキシコ> 【印象度:50】
「11'09''01/セプテンバー11」の7番目の作品。メキシコ篇。
レンタルDVDで見ました。

大部分が黒画面で、音声だけで9・11テロ発生時の混乱の様子を流し続けるというもの。
映像は時々フラッシュバック的にワールドトレードセンタービルから落下する人たちが映り、
ビル崩壊映像が映り、最後にメッセージが示されます。

生の素材を使っているので緊迫感はあります。
作家としてオリジナルに作った素材はないのですが、
それでも個性を放っているので、
短編集の一篇としてはありかなと思いました。


セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2015-12-30 15:46 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 29日
11'09''01/セプテンバー11<6.イギリス> 【印象度:60】
「11'09''01/セプテンバー11」の6番目の作品。イギリス篇。
レンタルDVDで見ました。

1973年9月11日に発生したチリ・クーデターの虐殺から逃れて、
イギリスに亡命したチリ人のおじさんによる
同じく9月11日に発生した米国同時テロで家族、友人を亡くした人たちへの手紙。

口ずさみながら、書き進めていくのですが、
途中で歌い出したりもします。

手紙の内容は、
1973年に米国のニクソン大統領、キッシンジャー国務長官、CIAが、
ピノチェト将軍を全面支援して、クーデターを起こさせ、
自由選挙によって国民に選ばれた社会主義者アジェンデ大統領を殺害、
3万人と言われる市民虐殺を誘引した「自由に対する攻撃」と

2001年のブッシュ大統領の演説「テロは自由に対する攻撃」を対比させ、
「おまいう」的な矛盾を浮かび上がらせるというもの。


長編映画が何本も作れるような題材を短い尺によくまとめたなと思いますが、
予備知識がない中での初見では、さらりと流れてしまう印象。
何回か見直すと理解が深まります。


セプテンバー11 [DVD]


関連記事: NO 【印象度85】
アメリカの支援を受けつつ四半世紀続くピノチェト軍事独裁政権の
末期の国民信任投票を題材にした映画
by camuson | 2015-12-29 23:11 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 28日
11'09''01/セプテンバー11<5.ブルキナファソ> 【印象度:55】
「11'09''01/セプテンバー11」の5番目の作品。ブルキナファソ篇。
レンタルDVDで見ました。

アフリカはブルキナファソに住む少年が、
街で見かけたウサマ・ビン・ラーディン(に似た人)を、
賞金稼ぎのために、仲間と一緒にハンティングしようとするという話。

他意がなく、一番わかりやすいです。笑えますし。
伝統的な武器の方が恐いし、痛そう(笑)

セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2015-12-28 21:03 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 27日
11'09''01/セプテンバー11<4.ボスニア・ヘルツェゴビナ> 【印象度:45】
「11'09''01/セプテンバー11」の4番目の作品。ボスニア・ヘルツェゴビナ篇。
レンタルDVDで見ました。

毎月11日のデモの日に、デモに参加する若い女性が主人公。
このアンソロジーの趣旨から考えて、
舞台がN.Y.でない以上、ボスニア・ヘルツェゴビナなのでしょう。

いつものようにデモに参加するために出かけると、
デモ仲間の皆が、ラジオで流れる911発生後の状況を聞き入っている。
デモは中止だという。
主人公が、こんなときこそデモをやるべきだと主張する。
というような話。

9・11発生時の各地の反応という意味では、
11作品の中で、最も作り話っぽくないとは思いますが、
ほとんど印象に残らないというのも事実です。

作品の本筋から離れますが、
9・11と言えば、まずは何より、ツインタワーに旅客機が突っ込む映像の衝撃なのですが、
みんなでラジオに聞き耳を立てているというような世界もあったのだなあと。


セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2015-12-27 09:38 | 映画 | Trackback | Comments(0)