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カテゴリ:映画( 356 )
2016年 07月 18日
マッドマックス 【印象度:50】
1979年のオーストラリア映画。レンタルDVD。

シリーズ最新作の「怒りのデス・ロード」が面白かったので。


最新作までとは行かないまでも、
「北斗の拳」に影響を与えたということだし、
さぞ化け物級がヒャッハーしていることだろうと想像したのですが・・・

まあ普通の暴走族でした。

調べてみたところ、派手になるの続編からのようですね。

当時としては派手なカー・バイクアクションだったのでしょうが、
今となっては、それほどでもないです。
倒れたバイクの人の後頭部に、
別の倒れたバイクが後ろから突っ込んでいるシーンは、
想定外だろうし、ちょっとヤバいなぁと思いましたが。


広大な大地を舞台にしているわりに、
事件としてのスケールが小さく、しみったれてるなと。
終わり方も続編ありきだったのでしょうか。あまりスッキリしません。

メル・ギブソンがまだ若造です。


マッドマックス(字幕版)
by camuson | 2016-07-18 23:21 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 17日
屋敷女 【印象度:80】
2007年のフランス映画。レンタルDVD。

スラッシャーサスペンス。

黒いドレスを着た女性が殺人鬼。
ターゲットは、交通事故で夫を亡くした若い妊婦。

殺人鬼が女性というのも珍しいですが、
いかにも殺人鬼ですといった飾り立てをしていないのがいいです。

表面的な狂気を演じず、抑制が効いていていいです。
やってることが異常なので、それで十分です。
武器が裁縫ばさみ?というのもいいです。

この手の作品には珍しい、なるほどと思わせる終わり方です。


屋敷女(〇〇までにこれは観ろ! ) [DVD]
by camuson | 2016-07-17 23:38 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 16日
チェンジリング 【印象度:70】
1980年のカナダ映画。レンタルDVD。

ポルターガイスト(騒がしい霊)現象を扱ったホラー作品。

霊が物を動かしたりするポルターガイスト現象は、
実際に体験する身にとっては怖いと思いますが、
映像として見ると怖い要素があまりないですよね。

ということで、基本、それほど怖くはなく、
どちらかというと、現象の原因を探るサスペンスとしての色合いが強いです。

その分、不意打ちで襲ってくる、
背筋がぞっとするような映像が効果的です。

意外にも、静的なホラーの醍醐味をわかってるじゃんと思いました。

最後は、嵐のごとく動的です。
うーん。これだとやっぱりあまり怖くないですね。


チェンジリング [Blu-ray]
by camuson | 2016-07-16 21:47 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 14日
ロード・オブ・ザ・リング 【印象度:97】
2001年のニュージーランド/アメリカ映画。

スペシャル・エクステンディド・エディション(SEE)
日本語版のBlu-ray待ち状態の苦節が10年以上。
本作品の鑑賞がかなわないまま、いつしか記憶の片隅に追いやられ、
昨年末SEEトリロジーボックスが発売されていたことに気付きませんでした。

気付いたので、さっそく購入して視聴しました。
(ちなみに、私はamazonで新古品を購入しましたが、
新品は、業者買い占めにより定価の倍以上の価格に高騰しているので、
他の購入経路を検討した方が良いかと思います。)

トールキンによる原作小説は未読です。
ペーパーバックを読みかけたことがあるのですが、早々に挫折しています。



さて、前置きが長くなりましたが、作品についてです。

原作小説の後発作品へ与えた影響の大きさは、
未読ながらも、感じないわけにはいられないほどであり、
ちょっと別格の存在感を放っている作品です。
特に初期のロールプレイングゲームの世界観に与えた影響が顕著ですよね。

そんな偉大な原作の映像化ですから、
当然、期待値が高く、ハードルも高いわけですが・・・

なんなく乗り越えていると思います。


画面の端から端まで、ディテールにこだわり抜いて、
丁寧につくり込まれた映像の力に、圧倒され、ため息が出ます。
壮大な自然造形を、旅の一行が、列をなして移動するところを
遠く上空から捉えるシーンが結構あるのですが、
Blu-rayの精細さが際立つところです。
変に妥協してDVDで見たりせず、
10年以上待って正解だったなと素直に思いました。

ファンタジーへの没入感、アドベンチャーへの没入感。
たしかにロールプレイングゲームに似た感触であり、
やはり原点なんだなと感じました。


特典映像もたっぷりで、関係者インタビューやメーキング等
たいへん興味深い内容です。こちらはDVDで画質が悪いのですが、
Blu-rayを綺麗に見せるために、わざとやってるんでしょうかね。


ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステ ンデッド・エディション トリロジー(15枚組) [Blu-ray]
by camuson | 2016-07-14 23:56 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 03日
レインマン 【印象度:60】
1988年のアメリカ映画。レンタルDVD。

トム・クルーズが若いなぁ(今でも若作りですけど)。
公開当時話題になっていたのを記憶していますが、
28年前ですからね。早いものです。

サヴァン症候群の兄(ダスティン・ホフマン)と、
その遺産のおこぼれを狙って、兄を施設から連れ出す弟(トム・クルーズ)とが織り成す珍道中。

中盤、親の過去の苦渋の決断、真相がわかるところが一つの山場です。
終盤に向けて、現在進行形のドラマの山場を期待しましたが、
意外と静かな終わり方という印象でした。

変に盛り上げようとして、わざとらしくならないで良かった反面、
何か、印象に残る、もう一押しがあってもよかったかなと。

トム・クルーズが出演している映画を、たぶん初めて見たのですが、
なかなかいい役者だなと思いました。


レインマン [DVD]
by camuson | 2016-07-03 21:23 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 15日
ムカデ人間3 【印象度:80】
2015年のオランダ/イギリス映画。

舞台はアメリカの刑務所。
1作目、2作目の主役がまさかの共演。
1作目のマッドドクターが、刑務所長役となり、
2作目のとにかくヤバい人が、その補佐役の事務方を演じています。

ヤバさの面で2作目の主人公は1作目の主人公を完全に凌駕し、
行き着くところまで行ってしまった感があり、
もうやることないだろうと思われたのですが・・・

3作目においては、まったく違う役で共演させることにより再逆転を図っています。
そのアイディアに感心しました。そんな手があるものかと。
役者もそれにきちんと応えています。


当該刑務所は拷問による治療費がかさみ、再犯率も高く、
所長は、州知事から直々に、改善しないと首にすると言われてしまいます。
映画「ムカデ人間」シリーズのファンである補佐役の進言で、
ウルトラC級の逆転の発想で、囚人500人をムカデ人間にするという話です。

「ムカデ人間」が人気作となっているという世界設定で、
自己パロディーになっています。
ムカデ人間の医学的正当性の証人として、監督自ら本人役で出演しています。
ですが、ムカデ人間は、もはやおまけで、
刑務所長の無茶苦茶ぶりがメインコンテンツです。

ホラー要素をほとんどなくし、コメディーに大きく振っています。
アメリカを舞台にしたことで、カラッと乾いた感じとバカっぽさが引き立っています。

基本、大笑いできるのですが、
これ以上ないくらいに下劣で暴力的なシーンも混ぜ込んであります。
一人で見ていたから笑えましたが、人と一緒に見ていたら場が凍るかもですね。
一家団欒の場で見ることはあまりお薦めしません。

所長の性奴隷の事務の姉ちゃんも、慣れてくると結構かわいいです。
一緒にムカデにされてたのには笑いました。


ムカデ人間3 [DVD]


(関連記事)

「ムカデ人間」
「ムカデ人間2」
by camuson | 2016-06-15 23:59 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 09日
闇の列車、光の旅 【印象度:65】
2009年のメキシコ/アメリカ映画。レンタルDVD。

前半はスラムのギャングを題材にしたメキシコ版「シティ・オブ・ゴッド」(過去記事参照)。
後半は列車ロード・ムービー。

チンピラ主人公が少年をギャングに引き入れるところからシーンが始まります。
13秒間、リンチに耐えて、生き延びれば合格。
その後、敵グループを1人殺すことで正式に仲間入り。

その後、主人公はギャングの掟を破ったため、メンバーに焼きを入れられた上で、
忠誠心を示すために、ギャングのリーダーと前述の少年と3人で強盗をすることに。
その強盗先というのが、なけなしの全財産をかき集めて隣国へ抜け出すため、
列車の屋根の上に無銭乗車する移民たちというのが結構エグいです(どうしてそこ狙う)

一方、ホンジュラスでは、
娘(ヒロイン)、その父親、その叔父の3人が、アメリカへの移民を決意。
そのためには列車の屋根に乗りメキシコを通過しなければならない。

列車の屋根の上で、双方がエンカウント。
ギャングのリーダーが娘(ヒロイン)を押し倒し跨がって暴行しようとしたのを見て、主人公は・・・
その後、主人公はギャング団に追われる身となり・・・
(続きは映画で)


シンプルな話ではありますが、話が滞ることなく進み、そこそこリアリティがあるため、
最後まで飽きることがありませんでした。
主人公がモテモテなのは解せませんが。

チンピラ主人公でさえ美人のねーちゃんやホンジュラス娘にモテモテなのに、
おまえらときたら(TT)

――――――――――――――――――――――――――――

で、ここからはとりとめもない連想や素朴な疑問の備忘録です。


スラムの状況などを見るに、中南米はどこも似たような感じで、
治安の維持に失敗しているような気がします。

何でなんだろうと考えたときに、
つまるところ、断絶なのかなと思うのです。

コミュニティの中で知(倫理、道徳、文化等)が蓄積されて、共有されて、
改善されて、創造を生み、受け継がれてというサイクルが断絶してるように思うのです。
中南米の場合は、まず植民地化で、過去の文化・伝統と断絶され、
入植白人、原住民、黒人奴隷、混血等、階層間の断絶、貧富の格差が持ち込まれ、
今に至っているように思います。
(日本の場合、変容していても、断絶はしてない希有なケースなんだと思います)


スラムにおけるギャング以外のコミュニティであったり、
スラム以外のコミュティがどうなっていて、どういう関係にあるのかが、
情報が少なくてよくわからないのですよね。
映画を見たくらいでわかるわけはないのですが。

スラムに住む皆が皆、ギャングになるわけではもちろんなく、
単純労働者として日銭を稼いでいる人が多いようですし、
スラム出身のサッカー選手も多いですし、
多種多様な中の一部分であることを忘れてはいけないなと。


闇の列車、光の旅 [DVD]
by camuson | 2016-06-09 22:34 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 08日
ユメノ銀河 【印象度:80】
1997年の日本映画。レンタルDVD。モノクロ。

原作となる夢野久作の「少女地獄」「殺人リレー」は未読です。


こだわって創り上げた、淡くて繊細な白黒映像。
色の飛んだ昔の写真のようで郷愁を誘います。
漢字とカタカナからなる洗練されたキャプションは、
夢野久作の独特の表現世界に通じているように思います。

主人公のうら若き女車掌(バスガール)が、
事故を装って女車掌を殺す連続殺人鬼との噂のある運転手と
仕事でペアを組むことになり、
自分が殺されるかも知れないという妄想を膨らませながらも、
恋に落ちるというような話です。

妄想と現実が入り交じった不思議な感じがいいです。
文学的、審美的ではあるのですが、エンターテインメント要素はないので、
深夜に鑑賞していると、寝落ちしますね(笑)


20年近く前の作品なので、浅野忠信も若く、少年ぽさを残していて、オッサンくさくないです。
主人公の小嶺麗奈や、友人京野ことみがまだまだ少女然としているのに対して、
同僚役の真野きりなが、飄々としつつも女っぽくて、いい味を出していたと思います。


ユメノ銀河 [DVD]
by camuson | 2016-06-08 22:04 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 30日
マッドマックス 怒りのデス・ロード 【印象度:90】
2015年のオーストラリア/アメリカ映画。レンタルDVD。

各方面でとても評価が高かったので見ることにしました。
このシリーズは初めてです。


砂漠化が進み、水や資源が枯渇し、近代国家はなくなり、暴力が支配する近未来。

すぐに「北斗の拳」を思い浮かべますが、調べるに、
「北斗の拳」の方が初期の「マッドマックス」から、大きな影響を受けたとのことです。

全面的に砂漠が舞台なので、ISISを連想させなくもありません。
時宜を得ていると言えなくもありません。

そんな何でもありの世界ですから、当然、悪い奴が暴力で支配をしていて、
女性を手籠めにしていたりするわけで、
女隊長がこれに反旗を翻し、女性を解放しようとし、
主人公マックスもこれに加わるというような話です。


何もかもが過剰でスピード感も半端ないので、
2時間とそれほど長くないのですが、爽快に疲れます。


バカっぽいアイデアを、とことん突き詰めて磨きをかけると、
驚きと笑いに混じり、妙な説得力が生まれます。
なかなか、この領域までは届かないものです。

太鼓にエレキギター。棒高跳び。笑えます。


マッドマックス 怒りのデス・ロード [DVD]
by camuson | 2016-05-30 21:07 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 23日
春にして君を想う 【印象度:70】
1991年のアイスランド映画。レンタルDVD。

大きく3つのパートにわかれています。

(1)田舎住まいの独り身の爺さんが、娘家族の住む都会のマンションに出てきて暮らす。
(2)マンションでは家族に疎んじられ、老人ホームに移り暮らす。
(3)老人ホームでたまたま出会った幼馴染みと故郷の廃村に向けて逃避行する。


(1)では、「東京物語」のような、田舎から出てきた老人が、
子供家族に疎んじられる内容かなと思ったのですが、

(2)で、いきなり老人ホームに場所が移り、
今度は、老人ホームでの様々な問題を扱った内容かなと思ったのですが、

(3)で、ほどなく、幼馴染みの婆さんと一緒に車を盗んで、
故郷への逃避行に出発しロードムービーになるといった具合です。

季節は春なのか夏なのか(邦題からすれば春なのでしょう)、
雪や氷には覆われていないものの、
樹木が育つ環境にはないようで、大地は草に覆われています。
その草も、葉緑素が薄く、光が透過しやすいためか、
蛍光ペンのように鮮やかな色をしていて、どこか寒々しい。
海は荒く波しぶきを立て、大地に靄をもたらしていて、
どこかシットリ、ヒンヤリ感があるとういう、独特の自然風土が面白いです。

テーマを絞って、深掘りすることはないのですが、だからといって軽薄になることはなく、
アイスランドの厳しい自然、辺境、最果ての土地が持つ寂寥感と相まって、
渋くて深い味わいが得られているのですよね。


春にして君を想う [DVD]
by camuson | 2016-05-23 22:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)