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2009年 08月 30日
シベリア超特急 【印象度:75】
1996年の日本映画。

みんなのシネマレビューという読者参加型の映画批評サイトがあるのですが、
そこのワーストランキングの上位に位置していたので、dvdを借りて見てみました。

以下、感想です。

結構、普通に楽しめました。
本格推理サスペンスを期待させる、序盤のワクワク感の演出は良くできているし、
途中大きく方向が変わり、結果的にその期待は裏切られるのですが、
不思議と後味の悪さはありません。

低予算であることを逆手に取った問題作と言うこともできます。

プラットフォームおよび電車内のセットだけでほぼすべてを撮影しきっていますが、
(回想場面として別のセットもいくつかありますが)
この思い切りの良さは評価に値します。
結果として無駄なシーンが無く、列車内の閉塞感を伝えるのに功を奏しています。
下手に予算があったらこうはいかなかったかも知れません。

セットは若干チープ臭のするハリボテ感を残しているので、
記号としての書き割り的背景と役者の演技とを分離して見ることができないと
若干つらいものがあるかも知れません。
最後まで見れば、監督が仕掛けたトリックと言えなくもないところ、
素直に感心しました。

水野の演技はひどいと言えば、ひどい棒なのですが、
水野が演じるところの“マレーの虎”こと山下奉文陸軍大将が、
安楽椅子探偵として事件を解決するという設定自体が元々ひど過ぎるわけで、
それをリアルに演じることは不可能に近いことを考慮すれば、
台詞棒読みも、あれはあれでありかなと思えてくるから不思議です。

シリーズ作品になっているので是非他も見てみたいところです。

シベリア超特急1 ~悪魔が乗った殺人列車~ [DVD]
by camuson | 2009-08-30 20:46 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2009年 08月 23日
パルス 【印象度:10】
2006年のアメリカ映画です。
前回レビューした回路のハリウッドリメイク版ということで見てみました。

以下、感想です。

以前より、アメリカ的な恐怖のとらえ方と、日本のそれとの違いに興味があって、
その違いを見るいい素材だなと思って、鑑賞してみました。
期待を上回る仕事をやってくれていて非常に楽しめました。

原作の映像アイディアは結構残っているのですが、
ちょっとした改変が、ものの見事に、作品をスポイルしています。

その狂いのなさ、クリティカルヒットぶりに、驚愕し、
かつ、それを楽しむような作品ですかね。(驚愕度:95)

原作が受け手のイマジネーションの喚起に腐心しているのに対して、
本作では作り手側のイマジネーションを押し付けるような改善がなされています。

そもそもの恐怖のとらえ方の違い、表現文化の違いなどがあるのでしょうが、
映画マーケットの違いも結構あるのかなと思いました。

大予算映画は、誰にでもわかるような作品にならざるを得ず、
クリエーターが冒険ができなくなる傾向がありそうです。
作品を受け手のイマジネーションに委ねるなど御法度なのかも知れません。

ハリウッド流に仕立て直した本作品ですが、興業上成功した様子もなく、
米国amazonのレビューを見る限り、評価も低く、
「一兎をも得ず」だったようです。

ある意味、とてもすがすがしく、
「どうしてこうなった」といろいろと思考を巡らすことで、
下手な成功より、よっぽど楽しめるところが困りものです。
今後もリメークものは追っていきたいですね。

パルス-回路- アンレイテッド・バージョン [DVD]
by camuson | 2009-08-23 21:47 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2009年 08月 20日
回路 【印象度:80】
2001年公開の日本映画。
夏なのでホラー作品を見たくなり、レンタルDVDで借りて見ました。

以下、感想です。

異界、暗黒世界、死の世界などを、仮に、裏世界と呼ぶこととします。

この作品は、裏世界が、表世界に、ゆっくりと滲み出してきて、
最後には浸食してしまうというようなお話です。

本来パラレルな表と裏の世界をつなぐ経路として、
インターネットと赤いガムテープが使われています。

インターネットの方はあまり新味がありませんが、
赤いガムテープの方はなかなかのアイディアだと感心しました。

ドアの四辺を赤いガムテープで隙間無く塞ぐと、
その内部が裏世界と接続するというものです。

素材さえあれば簡単にできる行為でありながら、
明らかに非日常的かつ異常な行為でもあり、
全体的にトーンを落とした映像の中では、視覚的にも鮮烈です。

ホラーとしてみると、薄気味悪い映像の寄せ集めではあるのですが、
(どのシーンもなかなか背筋に来るものがあります)
それぞれの現象の源となる、より大きなものの存在を感じさせつつ、
その正体がつかめないことによる恐怖を誘います。
対抗するすべを持たない絶望的恐怖とでも言いましょうか。

ですから、散発的に薄気味悪い現象が起きている前半までが良く、
小雪がこっちに向かって歩いてくるところがクライマックスです。

後半の変貌世界は、結構セットに金がかかってそうですが
非日常過ぎて、恐怖はほとんど感じませんでしたね。

役所ではさんだ効果は疑問でした。

回路 デラックス版 [DVD]
by camuson | 2009-08-20 20:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)