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2011年 05月 29日
隠蔽捜査 【印象度:88】
2005年発表の警察小説。

警察小説というと、
学生の頃、高村薫の「マークスの山」を途中で挫折したくらいで、
読んだことがないのですが、
テレビの刑事ドラマが廃れてなくなってしまうことがないように、
小説においても、一ジャンルとして定着しているようですね。

さて、警察小説の中でも、本作は異色で、刑事ドラマではなく、
警察官僚(キャリア)ドラマ。主人公が警察庁長官官房の総務課長です。

浮かれた部分のない、かなり固めな内容であるにもかかわらず、
とにかく読みやすく、
珍しく休日一日で一気に読んでしまいました。

余計な飾りのない文章でありながら、
各登場人物の機微を拾い上げていて、
それらが絡み合った結果としてドラマが動いていく感じが出ています。
堅実に中身が詰まっている感じです。
人の集まりである組織というものが持つ性質についても、
詰め込まれている気がします。

組織の中で生きる者の身のこなしであったり、苦悩であったりを、
同じく組織の中で生きている者として興味深く読みました。
主人公の奥さんはなかなかの人物ですね。

隠蔽捜査 (新潮文庫)
by camuson | 2011-05-29 15:11 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 21日
ライフ・イズ・ミラクル 【印象度:86】
1994年のセルビア・モンテネグロ、フランス映画。
レンタルDVDで見ました。

それほど古くはない映画ですが、
古き良き映画を彷彿とさせる雰囲気です。
全体的に赤錆がかっていて、透明感がない、
カーキー色の目立つ油絵的な絵づくりなんですよね。

ロケーションもとてもシャレてるなと思いました。
主人公の家はボスニアの片田舎の山を背にして建てられているのですが、
家の前方には結構な傾斜で下る草原が広がっていて、
そこに張り出して設置したテラスからは草原を俯瞰することができます。
ここで驚くのは、家の真ん前、テラスとの間に鉄道の線路が走っていることです。
山は、家の背だけはなく、左右にも迫っているようで、
家の前を通る鉄道の線路は左右の山をトンネルで抜けていきます。

さて、このボスニアの山奥の一軒家に、
妻と息子と3人で暮らしているセルビア人の男が物語の主人公です。
男は鉄道技師、妻はオペラ歌手で、息子はサッカー選手をめざしています。
家の前を通る鉄道は昔オーストリアが敷設したものの開通しておらず、
現在、開通に向けた作業が進められています。
おそらくその都合で、鉄道技師として現場近くに引っ越してきた
という設定なのでしょう。
(仕事らしい仕事をしてるシーンがないので謎ではありますが)

主人公家族を中心に、この地での生活が、
コミカルに、かつ、丁寧に描き出されていきますが、
その切り出し方と、つなぎ方に絶妙なセンスを感じます。

そうこうしているうちに、ボスニア紛争が勃発し、片田舎とはいえ、
その影響を少なからず受けることとなり、話は動いていきます。
ただし、あくまでも紛争は背景であり、
一貫して人の生き様を描くことに軸足を置いているところが、
他のボスニア紛争を扱った作品と異なるところでしょうか。

結局、紛争があろうが、人間やることはやるし・・・
という人間賛歌みたいなものになっていて、
見終わって、すがすがしい気持ちになる仕上がりとなっています。

ヒロインが大柄なスラブ系美人なんですけど、
表情などがイノセントなスケベという感じで悪くないです。

ライフ・イズ・ミラクル [DVD]
by camuson | 2011-05-21 21:10 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 20日
オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz) 【印象度:70】
1900年発表のライマン・フランク・ボームによる児童文学作品。
英語原著読書3作目。講談社英語文庫を読みました。

ドロシーとカカシとブリキのロボット?とライオンとエメラルドの町
が出てくるらしい、くらいの前知識です。ストーリーはほとんど知りません。
幼少の頃、シェリー主演のTVドラマを少しは見たのかも知れませんが、
内容はまったく憶えていません。

不思議の国のアリス」の後に読んだため、やたら読みやすく感じました。
話の筋がきちんと通っていて、駄洒落や蘊蓄のために脇道に逸れることがないので、
多少わからない単語があっても、意味が類推できるんですよね。

英語の児童書への挑戦はこれで3作目ですが、
(1作目「チョコレート工場の秘密」、2作目「不思議の国のアリス」)
その中では、もっともマッチョな作品で、
冒険の目的が明解で、善悪、敵味方がはっきりしていて、
道中でバトルが発生し、敵を殺っつけながら進んでいきます。

この手の単純明快なバトルアドベンチャーは、
ジャンプ系バトルマンガに顕著なように、パワーインフレに陥りがちですが、
その片鱗さえ見せないのは、見事ですね。というか、むしろデフレです。
ボスキャラェ・・・。
その点では、かなりの型破りです。斬新です。見倣いたいものです。

終わり方も、回収すべくはすべて回収し、かつ、ムダがないですね。

オズの魔法使い―The wizard of Oz 【講談社英語文庫】
by camuson | 2011-05-20 21:09 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 15日
冷たい熱帯魚 【印象度:89】
本作の劇場公開は1月からだったのですが、
見に行く時間がなかなか取れませんでした。
2週間前の話になりますが、ゴールデンウィーク中、5月1日に、
わざわざ、パルコ調布キネマまで見に行きましたよ。
たまたま割引日で1,000円でした。
それもあったのか、思ったより人が入ってましたね。
スクリーンはそれほど大きくないので、
前から2列目に座り鑑賞しました。


さて、以下、感想です。
まず、でんでんが凄いです。
この年代のオッサンのあぶらぎったバイタリティ、
明快な価値観、そのごり押し、それゆえのブレのなさ、
迷いのない裏表の使い分け、
あたりを見事に演じています。
人物造形に妥協がないので、
非常にリアルに感じられ怖いです。

吹越満は、でんでんとは対照的に地味な役柄なので、
どうしても印象が薄くなりがちですね。
でも、そつなくこなしています。

上記2人の男の妻2人が、また対照的で、
でんでんの妻、黒沢あすかが、派手に武装した色気
(初登場シーンではハッとしました)なのに対して、
吹越満の妻、神楽坂恵は、平凡な生活にふてくされたような、
化粧っけのない、くすんだ顔つきです。
だがそれがイイ。そのギャップがイイんです。
たまに表情が輝くのもイイ。
ということで、いつのまにか、坂恵(さかえ)さんがお気に入りに。

終盤に向かうところで、でんでんと吹越の殴り合いがあるのですが、
吹越以上にヘタレな我々にはガツンと重く響く一撃でしたね。
結果的には効果てきめんで、更に泥沼に向かって展開していきます。

本作品は埼玉愛犬家連続殺人事件をモチーフに、
その他現実社会のいろいろと濃い部分を抽出して、
エンターテインメントとして再構築しているようですが、
作品内に落とし込んだそれぞれの要素が、しっくりと絡み始めて、
蠢き始め、新たなカオスを生み出しているんですよね。
作品としてのナマモノ感、生臭さを強く感じました。
by camuson | 2011-05-15 01:21 | 映画 | Trackback(3) | Comments(0)
2011年 05月 09日
人形はなぜ殺される 【印象度:90】
1955年発表。
読者に対して挑戦状が叩き付けられるタイプの本格推理小説。
ゴールデンウィーク中のお楽しみとして読みました。

読む前に、目次が細かく付けられているのを見て、まず感激。
問題編の読み直しをする読者に対する超親切設計です。

序文で、読者に対して挑戦する旨、宣言されていることから、
心して、人名リスト(登場人物が結構多い)を作成しながら、
推理の鍵になりそうな部分のメモを残しながら読み進めていきました。

古臭い文章で読みづらいかなと懸念していたのですが、
そんなことはまったくなく、読みやすい文章で驚きました。

ある人物を犯人と睨んで読み進めていたのですが、
挑戦状のところまでくると、
必要以上にあやしいので、真犯人からは外さざるを得ず、
ここで、少し途方に暮れてしまいました。

気を取り直して、挑戦状で示されたヒントを噛み締めていると、
ふとメイントリックに気付き、
問題編を再度読み直してみたら、
いやはや、一度目では軽く読み流していた言動が、
怪物による怪物的言動として胸に突き刺さってきて、
脈拍が急に上がり、背筋がゾッとすると同時に、犯人を確信しました。

第一幕の方は、道具立てから真相のような可能性も当然考えたのですが、
物証が壁になって、辿り着けませんでしたね。
第二幕と同じパターンの方が綺麗かなと思ってしまったので。

人形は人間であり、人間は人形であるというような、
倒錯した陶酔、恍惚に浸ってしまったのはいい思い出。

人形はなぜ殺される 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)
by camuson | 2011-05-09 22:53 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 08日
マウス絵
2011年04月17日から、
読書メーター鑑賞メーターゲームメーター
などを始めたのですが、

プロフィール画像がデフォルトだと寂しいので、
勢いでマウス絵を描いてみました。


e0020682_19403317.jpg



このブログのアイコンとしても使用することにします。

双翅目、糸角亜目、カ科、ムシスルカ属、ムシスルカ。
と名乗っているようです。
by camuson | 2011-05-08 19:42 | 蚊も無視する | Trackback | Comments(0)