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2011年 06月 26日
レイクサイド マーダーケース 【印象度:65】
2004年の日本映画。レンタルDVDで見ました。
東野圭吾の原作「レイクサイド」は未読です。

お受験のために親子3組が湖畔の別荘で合宿する中で、
殺人事件が起きるという話です。

設定が風変わりで、中学受験などに縁がないものからすれば、
ちょっとした異常性を感じながらも、
こんな世界もあるんでしょうねと興味深く見ることができます。

お受験が娘の幸せにつながるかに疑問を持つ、役所広司が、
疎外感を持ちながらも、殺人事件に巻き込まれ、
他の夫婦と深くかかわりを持つことになる一方で、
疎外感が埋まるどころか、逆に大きくなり、
心理的に追い込まれていくサスペンスで、
なかなかに面白いです。

役者も個性的なそうそうたるメンバーが集まっており、
代表チームのフォーメーションテストを見るような楽しみを感じました。

だがしかし、話の素材も面白く、役者もそろっているのですが、
あと一押しが足りないというか。惜しいところです。

機会があれば原作も読んでみたいですが、
東野圭吾の読みたい作品は他に山とあるので無理かもしれません。

レイクサイド マーダーケース [DVD]
by camuson | 2011-06-26 23:44 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 26日
クマのプーさん(Winnie the Pooh) 【印象度:75】
1926年発表のイギリスの童話。
英語原著を講談社英語文庫で読みました。
ディズニーのアニメ化作品jは見ていません。

英語原著挑戦はこれで4作目で、アメリカ発2作、イギリス発2作となります。
(1)チョコレート工場の秘密(アメリカ1964年)
(2)不思議の国のアリス(イギリス1865年)
(3)オズの魔法使い(アメリカ1900年)
(4)クマのプーさん(イギリス1926年)

この中では、本作は対象年齢層は一番低いと思われ、
難しい単語はほとんど使われていませんが、
それでも、アメリカ発の2作に比べると随分読みづらいです。

サンプル数が少ないので、なんともいえないですが、
大陸と島国の文化の違いで、
アメリカではとにかく、万人に通じることが、
第一優先になっている感じがします。

また、アメリカの場合、子供が勝手に読み進められるような
「読み物」の色が強いのに対して、
イギリスの場合、大人が介在して読み聞かせて、
コミュニケーションを図るような
「語り物」の色が強いのかなと、勝手に推測したりしました。

そんな風に感じたのも、本作クマのプーさんの構造が、
作者が自分の子供のために作った作品として作中作となるような、
メタ構造をあえてとっているからです。
子供相手にしては、入口の敷居が少し高めなのですよね。

まあ、それはそうと、作品そのものの感想ですが、
登場人物の動物たちが、
だいたい人間の5歳児くらいの知能レベルだと思いますが、
その癖に結構な策略家で、
そのために話があらぬ方向に進んでいくのが、
愛嬌があって、健気さが感じられて、癒されるんですよね。

そして何より、E・H・シェパードの挿絵が、素朴で飾り気がなく、
味があって、物語のとぼけた感じとぴったり合っています。

後にディズニーがアニメ化するにあたって、
キャラクターをデフォルメする際に、
随分と不恰好で可愛げなくしてしまったかに気付かされます。

当時のアニメ技術上、出っ張っているところを更に出っ張らして、
キャラの区別がつき易く、動きをつけ易くするための、
一種の必要悪だとは思いますが。
ディズニーのキャラクターでかろうじて可愛いのってアヒルの
甥っ子達くらいしかいませんから、まあ仕方のないことです。

私は第一生命と契約しているので、
ディズニーのプーさんグッズが配られたりするのですが、
プーさんと一緒にいる虫みたいな不思議な生き物が、
ちょっとした謎の存在でした。
本作を読んで、ピグレットという名の、
その名のとおりの子豚だということがわかりました。
本作の挿絵では子豚以外の何者でもないので、
虫化の経緯はよくわかりませんが、
必要悪みたいなものなのだと推測します。

作品に癒された後に、
作者A・A・ミルンの息子でもあり、
作中作登場人物中の唯一の人間であるクリストファー・ロビンに関して、
ちょっと調べてみたら、少し切なくなりました。物語の外側の話です。
(外部リンク:http://lovepooh777.fc2web.com/robin.html

クマのプーさん―Winnie‐the‐Pooh 【講談社英語文庫】
by camuson | 2011-06-26 13:46 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 24日
ローマの休日 【印象度:60】
1953年のアメリカ映画。モノクロ。
著作権が切れた名作と言うことで、英語学習用教材冊子付で購入しました。


戦後の作品なので、めちゃくちゃ古いというわけではないのだけれど、
映画にとっての古き良き時代を思わせる作品です。

ヨーロッパの王女が、公務に嫌気が差して、ローマの街に抜け出して、
たまたま通りすがった新聞記者と、たった一日だけのデート&恋愛もどきをするという
今日的には、娯楽として成立させることはちょっと難しいと思うくらいに
シンプルなストーリーです。

当時は大衆に向けた種々の情報が、
現代とは比べものにならないくらい少なかったでしょうから、
異国情緒溢れる古都ローマでのロケを行ったことだけでも、
見せ物的な価値が高く、娯楽となり得たのだと思われます。
大衆向け情報メディアとしての映画のプレゼンスが、
段違いに高かったのだと思います。


アクションに迫力がないのは、当時の技術的に仕方がないと思いますが、
それを補うためなのか意外とバイオレンスです。
結構、これは新鮮な驚きで、笑ってしまいました。
通りすがりのハゲ親父が、祝福の名の下に、
いきなり口にブチューと吸い付いてきたりするのも
相当ダメージの残るバイオレンスだなと感じました。

一期一会の恋に、深みを求めてはいけないとは思いますが、
初々しさとか、ドキドキ感みたいなものが、演出されることもなく、
そもそも、あまり求められてもいないと思われるところが、
ちょっと興味深いところですかね。

オードリー・ヘボンさんにもあまり思い入れがないので、
こんなところですかね。

みるみる上達 名作映画で英会話 ローマの休日 (DVD付) (COSMIC MOOK)
by camuson | 2011-06-24 20:12 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 20日
鋸山
鋸山

たまたま週末の予定が少しあいたのと、
車のバッテリー切れを回避するためと、
英BBCのトップ・ギアのロケ地に大々的に使われていたのを思い出したのとで、
四半世紀ぶりに、南房総の鋸山まで行ってきました。

11時くらいに柏を出発して、14時前に現地到着。
有料道路で大仏口まで車で上がって、まず大仏を見ることにしました。

続きを読む
by camuson | 2011-06-20 23:37 | 旅・散策 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 18日
処刑の部屋 【印象度:20】
1956年の日本映画。モノクロ。レンタルDVDで見ました。
石原慎太郎の原作は未読です。

東京都青少年健全育成条例の絡みで、
思わず借りてしまったのですが、
時機を逸したまま、放置しかけてました。

あらすじ。
不良大学生(川口浩)が、生真面目な女子大学生(若尾文子)に、
睡眠薬を飲ませて犯っちまったら、何故か惚れられていた。
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが、
もっとチャチなもんの片鱗がなんたらかんたら・・・

上記あらすじから、過激なものを想像しがちですが、
エロ描写は皆無で、色気も皆無です。
そちら方面では、まったく期待を裏切られます。

そんなムチャでもファッション感覚で犯り遂げてしまう俺って、
新しくてカッコイイ!
新しい時代は、こんなカッコイイ俺たちが作って行くんだぜ!的なことが、
どうも主題のようなんです。

50年以上前とはいえ、それを割り引いても、ダサすぎる。
というか、時代を超えたカッコワルサを見たような気がします。
江戸時代に持って行こうが、平安時代に持って行こうが、
はたまた未来永劫・・・
時代を超えたスタンダードを確立したという面では評価できます。

50年以上の時の隔たりがありながらも、
見てるこちらが、こっぱすかしくなってしまうくらいなので、
当時の一般人の心労、精神的苦痛を考えるとあまりに気の毒で
言葉もありません。

主役の川口浩ですが、
後年の隊長としての凛々しいイメージしかなかったのですが、
若いころはまったくイメージが違っていて、
風貌としては、伊藤淳史(電車男)に原西隆幸を少し加えたような感じで、
それだけならなんらおかしくはないのですが、
これに石原裕次郎風味をふりかけてしまったため、
滑稽さに拍車がかかっています。
宮口精二が、しがない銀行員の父親役を好演しているのと対照的です。

処刑の部屋 [DVD]
by camuson | 2011-06-18 13:03 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 16日
キサラギ 【印象度:93】
2007年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

売れないアイドルの応援サイトを通じて知り合った5人が、
とある事情のオフ会を開くことに。
初めて合うもの同士の知られざる素顔が明らかになるにつれ、
とある事件の真相も明らかになっていく・・・
ネタバレを極力避けたあらすじはこんな感じです。

シーンのほとんどすべてが、
オフ会会場の、とあるビルの、物置と化した、狭苦しいペントハウス内。
脚本が良ければ、低予算でもこんなに面白い映画ができるんですね。


最終的に真相らしきものに辿り着いた瞬間の、
悲しみと、ちょっとした嬉しさと、切なさが混じったあの感情は、
今まで感じたことがないもので、
この感情を狙って創り出した脚本および演出を
評価しないわけにはいきません。

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by camuson | 2011-06-16 20:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 15日
学問のすすめ(まんがで読破) 【印象度:80】
福沢諭吉と言えば、学問のすゝめ、一万円札、慶應義塾、等々、
あまりに有名ですが、それ以外となると意外と知らなかったりします。

年齢的には、坂本龍馬の一つ上で(龍馬とは面識はなかったようです)、
明治維新期の思想に少なからず影響を与えたようですが、
あくまで学者、研究者、教育者の立場であって、政局からは距離を保っていたようです。
幕末・維新期を扱ったフィクションでも、ほとんど彼を見たことがないような気がします。
有名なのに。

ということで、なかなか人物をイメージしづらい中、
本書は、「学問のすすめ」と銘打っていながら、
その9割は、福沢諭吉の生い立ちの描写となっています。
需要に合わせた大胆な英断と言えますね。

しかも、なかなか要所が押さえられていて、
飽きずに一気に読むことができます。
ビジュアルで示されると、細かいことも容易にスルスルと頭に入ります。
絵も派手すぎず、地味すぎず、適度に愛着がわきます。

この「まんがで読破シリーズ」は、amazonなどの書評を見ると、
アタリ・ハズレが大きいようですが、本書はアタリでした。
今後も、このシリーズは、アタリをうまく引くようにしたいと思います。

学問のすすめ (まんがで読破)
by camuson | 2011-06-15 21:43 | 漫画 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 12日
アンハッピーリフレイン 【印象度:94】
発売日の5月18日にCDを購入していました。

2009年5月以来、作者のwowaka氏が、
ニコニコ動画に投稿してきたVOCALOID作品を網羅し、
更に新曲3曲を加えた計14曲と、
別DISCで、他のクリエーターによるアレンジヴァージョンが6曲という構成です。

VOCALOIDというお題に対して、
現時点で考えられる最も適切な解答を、
複数の作品群によって安定して実現していると思います。

VOCALOID楽曲は、歌唱力でごまかせないというハンデがまずあって、
それを音に厚みを持たせて補うという選択肢が1つあるかと思いますが、
wowaka氏の場合、その選択はせず、
逆に音を極限まで薄く削る方向で、まったく逃げ場がないのですが、
持ち前のサイノウとセンスで選び抜いた音には、
それでも必要十分な情感が残っています。

どの曲を聴いても、すぐにwowaka氏の曲だとわかります。
これも大切なことです。

全14曲、これだけ粒が揃っているというのが、まずは凄いことなのですが、
逆に粒が揃い過ぎていて、1曲、1曲を動画で聴いたときほどの
インパクトがないのかなとも思いました。

表題曲「アンハッピーリフレイン」が好きです。
あと、アレンジヴァージョンでは、「積み木の人形」が、
ジャジーで大人の雰囲気です。
ちょっとサムライチャンプルーのED「四季の唄」を思い出しました。


補足:
VOCALOIDの機械的な音声は、打ち込みの楽器の感覚で扱えることから、
それを楽曲の一部として積極的に取り込むという指向も当然あると思いますが、
どちらかというと、
動画サイトを介した不特定多数の歌い手に対して、
歌唱力による色を付けずに楽曲を提供するためのメディアとして
VOCALOIDが重宝されている側面があって、
むしろ、そちらの意味合いの方が大きいという事情があります。

あえて言えば、わざと半完成品にすることで、
歌い手に解釈と発展の余地を与えるようにしているわけです。
聞く方も、それを前提として、VOCALOIDのヴォーカル部分は
ニュートラルな記号として半分流しながら聞くスタンスが基本となります。
「人間の声なんて聞きたくない。ただでさえ天使のミクさんの声しか聞きたくないっ!」
と思って聞いている人は、いないと思います。たぶん。

ここらへんの前置きが必要な部分が、VOCALOIDのハードルなんでしょうかねぇ。
更には、音声プログラムとしての実体よりも、アバターの方が目立ってしまっているなど、
興味がない人を誤解に導き、気味悪がらせて遠ざけるトラップが、
何重にも仕掛けられているのが特徴です。

アンハッピーリフレイン
by camuson | 2011-06-12 19:58 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 11日
劇画漂流 【印象度:90】
まんだらけのカタログ季刊誌に1995年から2006年まで連載され、
2008年に上下二巻で単行本化された作品。

これまた、読み始めたら止まらず一気に読んでしまいました。


著者の10才から25才までの漫画・劇画人生の奮闘を記した自叙伝であり、
それがそのまま劇画の誕生・発展史にもなっているのですが、
それだけにとどまらず、
1945年終戦から1960年安保闘争までの昭和の激動の時代のうねりのさまが、
これに連動して見事に表現されています。


戦後の貧しい時期にあっても、
というか、だからこそ、庶民が身の丈にあった娯楽を求め、
その需要に応えるように、
クリエーターがそこらへんからボコボコと出てくる、
そういった土壌がこの国にはあるということに、
思わず、何か胸が熱くなってしまいました。


主人公のキャラは、著者自身の投影ということもあり、あまり濃くないのですが、
主人公の親父、次兄の桜井昌一、さいとうたかを、出版社経営社の山田兄弟などは、
なかなかキャラが立っていて魅力的です。

桜井昌一は、水木しげる作品に登場する「メガネをかけた出っ歯のサラリーマン」
のモデルとのことです。言われてみればその通りです。

さいとうたかをは、これまでまったく興味がなかったのですが、
本作品内で、なかなか、いいキャラを演じていたので、
まあ、機会があったら作品を読んでみてもいいかもと思いました。


劇画漂流 上巻
劇画漂流 下巻
by camuson | 2011-06-11 22:14 | 漫画 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 08日
首無の如き祟るもの 【印象度:93】
2007年発表作品。文庫版を読みました。

日本の山村を舞台にした土俗ホラー・ミステリ。
文庫版ながら、表紙、目次、村の鳥瞰図等のデザインも雰囲気があって、
読む前から否が応でも期待が高まります。

読み始めると作品世界に一気にどっぷりと浸かってしまい、
休日を丸々つぶして一気読みしてしまいました。

まず、物語を語るための構成が、考え抜かれ、
練りに練られていることに感嘆しました。

思わせぶりな語り口がたまにあるものの、
登場人物をよく知る地元女性作家による語りの形を取ったことにより、
それほど嫌みな感じはしません。

村に伝わる祟りを鎮めるために、山の上につくられた
不思議な木造構造物を舞台に、繰り返される惨劇。

森の闇。
分断された都会の闇とはまったく異質な闇のボリューム、
温度、匂いを感じました。

そして、驚愕の真実と、終盤、二転三転する怒濤の展開。
見事です。

横溝正史ワールドを強く意識した作品だと思いますが、
殺人を犯す側の、そこに至った事情や心情等の
ウェットな描写はほとんどなく、
ドライなところが特徴的です。

これはこれで、ありだと思いました。

首無の如き祟るもの (講談社文庫)
by camuson | 2011-06-08 22:14 | 書籍 | Trackback | Comments(0)