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2011年 09月 30日
脳内ニューヨーク 【印象度:90】
2008年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

舞台劇の監督をしている中年のおじさんが主人公です。
現代人の抱えるストレス、人生の苦みを、
受け手があまり鬱屈した気分にならない程度に、
適度なウィットをまじえて描いていきます。

脚本があまり前にしゃしゃり出て来ないで、
丁寧なキャラクターづくりと、役者の理解と技量で、
何とはなしに創り出される空気感で勝負できている作品だと思います。

娯楽作品にありがちな、客を飽きさせてはならないという
強迫観念に捕らわれたことによるマンネリ化とは、まったく無縁です。
刺激的でとても面白かったです。

邦題から、軽めのおちゃらけ映画かなと思っていたのですが、
もうちょっと渋めで深めでした。
ちなみに原題は「Synecdoche, New York」で、
もうちょっとスマートです。

脳内ニューヨーク [DVD]
by camuson | 2011-09-30 22:05 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 27日
華氏451 【印象度:80】
1966年のイギリス映画。レンタルDVDで見ました。
原作小説は未読です。

近未来パラレルワールド。
この世界では、本(書籍)が禁止されていて、
市民の家に隠された本を探し出して、焼却処分を行う、
消防士(fireman)という職業が存在するという設定です。
華氏451度は本が自然発火する温度とのことです(web調べ)。

60年代の映像とは思えないくらい、おしゃれでモダンな映像です。
最近のレトロモダン調な作品にありそうな雰囲気です。
中でも、モノレールがいいです。橋脚のデザインや、
プラットフォームのない設計思想が素敵です。
消防士の格好も適度に全身タイツ的で、かっこ悪く良い感じです。

メディア統制と愚民政策のメタファー。というかそのもの。
古臭いテーマだと思ってしまいがちですが、
今まさに現在進行形の身近でホットな問題だったりして、
悲しくなったりもします。

途中、主人公は、足掻き、抵抗し、
最後に物語は詩的に静かに終わります。

この終わり方は、これでいいと思うのですが、
続きとして、
善良なるメディアによってつくられた善良なる市民達によって、
本の代替物がすべて焼却し尽くされてしまうという、
起こるべくして起こるであろう、より現実的な終幕を想像してしまいました。


華氏451 [DVD]
by camuson | 2011-09-27 21:24 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 26日
メトロポリス 【印象度:89】
1927年のドイツ映画。モノクロサイレント作品。
2010年12月にBlu-rayを購入していたので、
9ヶ月目にして開封したことになります。
ブエノスアイレスで発見された映像を加えた
現存する最長版(150分)とのことです。

見始めて10分しないうちに、
いわゆる「VIP先生」の元ネタであることを確信し、
俄然漲って来ました。

巨大ビルが林立する隙間を高架道路が走るメトロポリスの外観イメージは、
ファイナルファンタジーなどで描かれる未来都市とあまり変わらないと思いますが、
ビルの内部は、かなり戯画化されていて、
ビル上部の生活を支えるために、ビルの地下で、
中の人達が一所懸命働いて支えているという構造になっています。
物語が労働者と資本家の階級闘争に展開していくあたり、
時代を感じさせます。

演技はサイレント映画特有のオーバーアクションなもので、
皆、狂気じみています。
時代がかった様式美と、サイエンスフィクションとの組み合わせが、
とても斬新に感じます。
2時間半と長い作品ですが、飽きることがありませんでした。

それにしても、これほどの莫大な予算が掛かった
セットおよび群集を用いた壮大なSF作品が
サイレント時代に創られていたということが、何よりも驚きです。

メトロポリス 完全復元版  (Blu-ray Disc)
by camuson | 2011-09-26 19:45 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 22日
トラ・トラ・トラ! 【印象度:75】
1970年公開の日米共作映画。

2009年12月に、製作40周年記念完全版[Blu-ray]
を購入していたのですが、
そのまま放置状態になっており、1年9ヶ月目にして開封しました。
アメリカ公開版と日本公開版の両方が収録されていますが、
とりあえず、アメリカ公開版を日本語字幕付で見ました。


真珠湾攻撃に至るまでの日米の外交と軍の動きを
史実に基づき再現した作品です。
監督、脚本ともに日米両陣営が名を連ねており、
この手の映画としては、
珍しく公平で客観的な作品になっているようです。

スポーツマンヒップにもっこったような、もとい、
スポーツマンシップに則ったような、
清々しさすら感じさせる戦争映画です。

ただし、公平な視点と、史実を重視したために、
登場人物がやたら多くなり、
物語が散漫になっていると感じました。
それぞれの立場における様々な思惑が同時に渦巻いて、
事が進行していったのは間違いないのでしょうが、
エンターテインメントとしてこれを魅せるのは、
なかなか難しいものだと感じました。


真珠湾攻撃のスペクタクルは圧巻の一言。
ですが、途中に挟まる役者の演技シーンが別撮りで、
これがどうも照明が明るすぎ、セットの軽さが強調されて、
壮大な景色から浮いてしまっています。
今ならばデジタル処理で後からいくらでもいじれるのでしょうが、
当時の技術だとそうも行かず、致し方ないのでしょうね。

トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]
by camuson | 2011-09-22 21:38 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 18日
UFO少年アブドラジャン 【印象度:50】
1991年のウズベキスタン映画。レンタルDVDで見ました。

人間の少年の姿をした宇宙人がやってきたことによって
コルホーズ(集団農場)に巻き起こる騒動を、
牧歌的コメディタッチで描いています。

作品内のナレーションで、本作品はスピルバーグの「E.T.」に対する
返歌であるようなことが語られれています。
舞台がウズベキスタンのコルホーズであるということは貴重だと思いますが、
それ以外は、取り立てて新味を感じません。
牧歌的なわかりやすい笑いなので、
ちょっとあざとさを感じてしまう部分もあります。

ウズベキスタンの現代に深く切り込むような目的を
さらさら持たないスタンスは良いとして、
さりとてハリウッド作品ほどの一般娯楽性があるわけでもなく、
製作原資の出所や視聴ターゲット、興行状況等、
要は誰が何のために作ったのかという情報も不足していて、
よくわからないです。ちょっとモヤモヤします。


コルホーズ、ソフホーズは、
中学の歴史教科書内ではゴシック体になっていて、
テストに出るので言葉としては覚えた記憶があります。

こうして農村の映像を見ると、
実体イメージとのヒモ付けがなされていなかった言葉に、
多少なりともイメージが肉付けされたような気がします。

関連用語:シーボウズ、シーモンス、シーゴラス

UFO少年アブドラジャン [DVD]
by camuson | 2011-09-18 17:29 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 17日
キャリー 【印象度:85】
1976年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

学園ものの要素、オカルトものの要素、ホラーものの要素、
それぞれ素材が持っている味を生かしたまま、うまく組み合わせたことにより、
シンプルにメリハリの利いた気持ちのよい仕上がりとなっていますね。

基本、この時期のアメリカンなハイスクールは好きですよ。
刷り込まれた実体のないイメージなのですが、懐かしさすら感じます。

それにしても、
いじめっ娘 かわいいよ いじめっ娘
キャシー かわいくないよ キャシー

キャリー (特別編) [DVD]
by camuson | 2011-09-17 13:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 14日
プライベート・ライアン 【印象度:91】
1998年公開のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

冒頭、マルエツとかライフあたりで購入した服を着た人達が
墓参りをしているシーンから始まります。
そこから一気に1944年6月6日、
オマハ・ビーチに向かう米軍上陸用舟艇内に場面が移り、
息をつく間もない怒濤の上陸作戦の中に投げ込まれます。
海岸に設置されたトーチカから発射される銃弾のシャワーの中、
後続部隊に場所を空けるためにも、
累々と積み重なる屍を超えてとにかく前に進むしかないという
地獄絵図を体感するだけでも相当な価値があるというものです。

話の中身は、
兄弟全員が戦死したと母親に報告するのは忍びないとする軍上層部の命令により、
4人兄弟の中で、まだ生きている可能性のある1人を、
混乱する戦線の中から探し出して、
無事帰還させる任務を与えられた兵士達の物語です。
この部分はフィクションだそうで、実際あまりリアリティはないのですが、
現場を知らない上官による、美談づくりのための不合理な司令などは、
いかにもありそうなことで、そのへん皮肉が効いています。

終盤、再び現代の墓地のシーンに戻るのですが、
月並みな構成ではありますが、
ここで時の流れが凝縮されて、ドンとぶつかって来て、
グッときます。

冒頭と末尾の墓地シーンでは、風にはためく星条旗が大写しになるのですが、
これは、本作が星条旗の下に死んでいった兵士達への弔いであること、
そして、あくまでアメリカ合衆国からみた戦争の一端であることを
潔く示しているものと私はとらえました。
ことさらUSA!アゲとかUSA!流ごり押しとかではないと思います。

プライベート・ライアン [DVD]
by camuson | 2011-09-14 23:41 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 12日
老人と海(The Old Man and the Sea) 【印象度:55】
1952年発表のアメリカの小説。
英語原著読書6作目。講談社英語文庫版を読みました。
学生の頃に日本語訳を読んだことがあると思いますが、
特に印象にも残っておらず、あらかた忘れてしまっているようです。

これまでは英語力に合わせて児童書を読んできたのですが、
本作は大人向けの小説としては、素朴で小難しい表現は少ないようなので
挑戦してみました。

序盤は、老人と少年の軽妙なやりとりでテンポよく進むのですが、
老人が一人漁に出てしまうと、それまでの軽快さがなくなり、
単調になってきます。

カジキが餌を飲み込んで、カジキとの格闘が始まると、
釣りキチ三平のブルーマーリン編を思い出して、
懐かしい思いで、興味を惹き付けられるものの、
格闘があまりに長く、地味な作業の繰り返しが多くて飽きてきます。
盛り上がりの緩急であったり、時間経過の感じさせ方などが、
今ひとつの感じがして、あまりのめり込めませんでした。
また、漁師が行う作業を、事細かに描写していたりするのですが、
惜しいところで正確な絵が見えてこないんですよね。
まあ、私の英語力の問題が大きいと思いますが。

細かいところで言えば、
老人と魚のどちらにも代名詞“He”が使われているので、
どちらなのかを判断するのが面倒くさいです。
これに、老人の独り言が混じってきて、
気がつくと魚が”You”になっていたり、老人が”I”になっていたり、
老人が自分に対する呼びかけで”You”を使っていたりするので、
これもちょっと面倒くさいです。

技巧的なところでは、
スペイン語をスパイス的にちりばめることで、
キューバの雰囲気を醸し出しているものと思われ、
それも含めた雰囲気を楽しむ作品なのでしょうかね。

老人と海―The old man and the sea 【講談社英語文庫】
by camuson | 2011-09-12 20:10 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 09日
ソウ 【印象度:88】
2004年のオーストラリア/アメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

昔、フラッシュの謎解き脱出ゲームにハマッたことがありますが、
本作は、まさに脱出ゲームを映画化したような作品です。

CUBEに類似していますが、
本作の特徴は、タイトルにあるように、
ゲーム作者が、プレーヤーのプレーっぷりを”見る”ことにこそ、
最大の価値を見いだしていること。
模範的ゲーム作者として当然の欲求で、
まあ、わからなくもないですけどね。
やっちゃいかんですけど。

終盤にかけての盛り上がりと、そして強烈な印象を残す終劇、
すばらしいです。

ソウ 【廉価版1,890円】 [DVD]
by camuson | 2011-09-09 19:50 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 07日
デューン/砂の惑星 【印象度:45】
1984年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。
原作小説は未読です。

TOTOが音楽で参加しているのは聞いたことがあったのですが、
映画を見るまでには至っていませんでした。

さて、作品の感想です。
確固とした設定がありそうな雰囲気ながら、実に説明不足で、
原作はさぞかし壮大な世界観のSFなのだろうなと思わせます。

ですが、その壮大な世界観が、ストーリーとうまく絡むところがなく、
奥行きがまったく感じられない、
そこら辺に転がる勧善懲悪ものに成り下がっているようです。

SFとしての新鮮な驚きがほとんどなく、ワクワク感もありません。
(スティングが出てきたときは想定外でかなり驚きましたが)

部分的には、ちょっと面白いところもあります。
宙に浮かぶデブのおできの汁の描写や、
唾液をまき散らしながらしゃべる熱演です。
ヒーロー達の鼻チューブコスチュームも少し斬新です。

デューン 砂の惑星 【HDリマスター版】 [DVD]
by camuson | 2011-09-07 22:16 | 映画 | Trackback | Comments(0)