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2011年 11月 30日
猿の惑星 【印象度:88】
1968年のアメリカ映画。
前から見たかったのですが、
新作映画のお陰でレンタルDVDが混んで来たので、
Blu-ray Discを購入して見ました。

さて、いきなり、宇宙船の内装がチャーミングです。
床屋の赤と青がくるくる回るやつの小さいのが組み込まれ、
近未来メカっぷりを主張しています。
ハッチの開閉用に、緑、黄、赤のボタンがシンプルに並んでいます。
手作りの温もり感が残るヒューマンスケールなSF感が
とても懐かしい気持ちとワクワク感を与えてくれます。

宇宙船が見知らぬどこかの惑星に墜落した後は、
宇宙にいた時の狭苦しさとは、うってかわり、
荒涼とした土くれの大パノラマが広がります。
食糧を求める探検もまたワクワクです。

そして、いきなり、猿に遭遇するのではなく、
まずは半裸の人類に遭遇し、
そのワンノブゼムとして巻き込まれていく流れが巧みです。

学者カップルが、口をぶつけ合っているのがとても微笑ましかったり、
女学者の、主人公を見る時の驚きと興味が混じった
知性を感じさせる目の表情がとても素晴らしかったり。

人類の牝(♀)ちゃんもかわいいです。

そして、最後のシーンは、絵として鮮烈に心に残ります。
後発作品で、厄災、終末、滅亡を表すアイテムとして、
しばしば流用される程ですが、
やはり、本家は素晴らしいですね。

猿の惑星 [Blu-ray]
by camuson | 2011-11-30 22:15 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 27日
恋の罪 【印象度:85】
2011年の日本映画。
昨日、テアトル新宿で見てきました。半年ぶりの劇場鑑賞です。
夜19:30からの回と言うこともあり、
男性客の方が圧倒的に多かったですが、
私の前方に、若い女性と、初老の女性が、それぞれ1人ずつ
座っているなど、女性も少なからずいるようでした。

前知識をほとんど入れずに見に行ったのですが、
東電OL殺人事件にインスパイアされていることは、
途中で気付きました。

前作「冷たい熱帯魚」では、でんでんの怪物っぷりが凄かったのですが、
本作では、作品を引っ張る怪物役は、大学助教授兼売春婦に置き換わり、
冨樫真が見事に怪演しています。

園子温の作品は「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」と見ていますが、
後になるほどエンターテインメント性が薄れ、
文学性の比重が高まっているようで、
本作となると、洒落っ気が随分少なくなっています。

そんなこんなで、序盤、中盤と鬱屈した流れが続くこともあり、
大学助教授の母親が登場し、しゃべり始めたところで、
観客が一気に緩んで笑い声が漏れました。
皆、無意識のうちに笑いどころを求めていたのかも知れませんね。
このタイミングでこれを持ってきたのは凄いと思いました。

女性主人公3人の女性の性の物語なので、
作品を女性が見て、どう感じるかが、最も興味深いところで、
かつ、そこに作品の価値があるのかなと思います。

私があえて言えることと言ったら、
「坂恵のおっぱいはもう飽きた」
くらいなことでしょうか。


恋の罪 [Blu-ray]
by camuson | 2011-11-27 17:54 | 映画 | Trackback(3) | Comments(0)
2011年 11月 26日
レザボア・ドッグス 【印象度:80】
1992年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

バイオレンス作品なのですが、
そこそこ場数を踏んでるであろう男たちによる
まったくくだらない軽妙な会話のやり取りがいいです。

複数の視点により何回か時間をなぞりながら、
事の全貌がわかるようになる構成で、
緩急や展開のバランスがとてもいいです。
皆がふぁっきんふぁっきん言ってる割に。

オレンジの人が最初ネズミっぽかったのに、
どんどんカッコよく見えてくる不思議。

レザボア・ドッグス [DVD]
by camuson | 2011-11-26 18:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 25日
ブルークリスマス 【印象度:65】
1978年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

たまたまUFOに出逢って、光線を浴びてしまうと、
どういう訳だか、血の色が青くなってしまう
という設定のSF作品です。
血液中の鉄成分が銅成分に置き換わると青くなるそうで、
イカ、タコ、エビ、カニの血液はこのタイプだそうです。

このような設定下で、
UFOの謎に遡及することはまったくせずに、
ただひたすら、人間社会におけるリアクションを描いていきます。

異質な者に対する恐怖心が隔離、排除、殲滅を招くという内容で、
短絡的で、バカっぽい大筋なのですが、
錚々たる役者を集めて、大真面目にやっていて、
ディテール部分には丁寧にユーモアが込められているので、
なかなか笑えて、そこそこ飽きません。
特に仲代達也が海外で聞き込みをするところの、
外国人達の全体的ににやけたリアクションは面白かったです。


青い血の設定自体は、非常に鮮烈で強烈なものです。

後の作品「エヴァンゲリオン」や「ラーゼフォン」では、
明らかにそれとわかる形で設定を引き継ぎ、
作品としてそれなりに昇華していますので、
優秀な後続作品を導いたという意味で、
評価したいですね。

ブルークリスマス [DVD]
by camuson | 2011-11-25 21:45 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 21日
父親たちの星条旗 【印象度:70】
2006年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

二次大戦太平洋戦線末期の「硫黄島の戦い」を、
アメリカ側視点から描いた作品。
硫黄島プロジェクト2部作の1作目で、
2作目は日本側視点から描いた「硫黄島からの手紙」となります。

本作は実話に基づいています。
「硫黄島の戦い」のさなか、島制圧を誇示するため、
硫黄島擂鉢山山頂に星条旗を突き立てようとする兵士達を写す
1枚の写真が撮影されました(後にピューリッツァー賞を受賞)。
その写真の裏に隠された物語を紡いでいきます。

もとより戦争は政治の道具なのでしょうが、
政局の道具として利用し尽くそうとする政治家の思惑があり、
その思惑に煽られた民衆がつくる戦争認識があり、
その認識と戦場で実際起こっていることとの、
あまりの落差に翻弄される兵士達の苦悩が描かれていきます。

また、アメリカ軍による硫黄島上陸作戦の様子が再現されます。
本作にプロデューサーで参加しているスピルバーグが監督した
プライベート・ライアン」のノルマンディー上陸作戦を彷彿とさせますが、
今回はあまり没入できませんでした。

兵士達のキャラがあまり立っていなくて、
視点をある人物に固定せずに群像として描いているため、
誰が誰だかを認識するのに注意力を削がれ、
心に残らずに流れていってしまうのですよね。

あえて日本兵の人間性をまったく描いてないのは、
対となる第2作のためであることは十分理解できますが、
それにしても、日本兵のやられ方があまりにパターン化していて、
あたかもシューティングゲームの的のような、
ワンパターンな殺られリアクションで、苦笑してしまいました。

軍事戦略的な観点も含めた、戦争エンターテインメントとして、
他では見られないような特異な地形の硫黄島での攻防は、
かなり面白くなるはずだと思うのですが、
アメリカ側視点だけだと、
その面白い部分をあまり描けないというハンデがあって、
その分、日本側視点の第2作に期待してしまうところですね。

父親たちの星条旗 (特別版) [DVD]
by camuson | 2011-11-21 19:41 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 20日
フラガール 【印象度:80】
2006年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

笑いあり涙ありの感動作なのですが、
特に笑いのパートが、非常にわざとらしくて笑えないものであり、
序盤30分程は激しい振るい落としを掛けてきますので、
そこを何とか踏ん張る必要があるのかなと思います。

「常磐ハワイアンセンター」という素材自体は、
非常にポテンシャルが高くて、目の付け所がいいなと思いました。
国内で石炭産業からの転換に成功した、ほとんど唯一の例だと思いますが、
炭鉱という昭和のノスタルジー、
フラダンスという明るい南国情緒と奥深さ、
スポ根的な要素、村おこし的な要素などなど。

ノスタルジーというか、
現在に至るまでに日本人が積み上げてきた、
歴史の1ピースとして愛おしく思えてきて、
時の流れの重みに押されてブワッと来るんですよね。

というように非常にいいところと、
非常に惜しいところが混ざっていて、
もうちょっと洗練したものにしてもらえると、
見る方もずっと楽なのになぁと感じました。
富士純子とか岸部一徳とか凄みのある演技ができる人も、
終盤までは、過剰演出に引き摺られて、今ひとつなんですよね。

フラガール(スマイルBEST) [DVD]
by camuson | 2011-11-20 21:32 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 15日
大空のサムライ 【印象度:93】
単行本は1972年刊行。文庫版を読みました。
1953年に刊行された『坂井三郎空戦記録』(英題『SAMURAI』)
に加筆修正したものだそうです。

空の戦いは、生きのこるか、または、消えるか。
その中間がないんですよね。
断末魔が響く地獄絵図とは無縁で、
常に死に近接しているのだけれども、
その瞬間まで死の匂いがしないという。

主人公(筆者)は、熱いんだけど、
どこか飄々としていて暑苦しくないのがいいですね。

文章は無駄な飾りは一切なく、要所を付く表現で、
作品をすり抜ける爽快感がすばらしいです。

帝国海軍の戦闘機乗りの目を通して見る
第二次世界大戦もなかなか新鮮なものです。

大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)
by camuson | 2011-11-15 20:09 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 06日
サンセット大通り 【印象度:85】
1950年のアメリカ映画。モノクロ。レンタルDVDで見ました。

自分が今でもスターで、
ファンや映画界が復帰を待望していると思い込んでいる
サイレント映画時代の元大物女優と、
ひょんなことから、女優の大邸宅に住み込むことになる
B-pictures(低予算映画)ライターのお話。

気の利いた丁寧なディテールで、
ムダのない小気味のよい展開で、
主要な役者がすべてハマっていて、
バランスがよくて安心して身を委ねられる感じです。

サンセット大通り スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
by camuson | 2011-11-06 22:08 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 05日
地獄の黙示録 【印象度:75】
1979年のアメリカ映画。
これまで未見だったのですが、Blu-ray版が出る噂が前からあって、
最近になってようやく販売されたので、購入して見ました。

150分の劇場公開版と、200分の特別完全版があるのですが、
付録の冊子をチラッと見たら、
劇場公開版にすべてが込められている
という、監督の言が書かれていたので、
とりあえず、150分の方を見ました。

ベトナム戦争を扱った映画としては初期のものなので、
戦場の地獄絵図のリアルな再現という意味では、
後発の作品に譲るところもあるかと思いますが、
それより何より、本作の戦場シーンは、幻想的で美しいです。
本作は戦場での狂気をテーマにしていて、
景色に狂気のフィルターをかませてあるのかも知れませんね。
つくり過ぎだろうというくらい、絵づくりに余念がありません。

テンガロンハットをかぶった現場指揮官の強烈なキャラが気に入りました。
それに対して、主人公は、目を見開いてちょっと驚いているような、
あっけにとられながらも何か言いたそうな口元などが、
何とも言えない味わいのある可笑しさを醸し出しています。

と、途中までは、すごくいいのですが、
後半、フィクションが展開するにつれて、オカルト食が強まり、
一気に嘘くさくなり、こちらのテンションも下がってしまいます。

前半がよかっただけに、後半の失速が惜しいですね。

地獄の黙示録 3Disc コレクターズ・エディション (初回生産限定) [Blu-ray]
by camuson | 2011-11-05 12:01 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 04日
存在の耐えられない軽さ 【印象度:65】
1988年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。
原作小説は未読です。

チェコのプラハの春を背景にしているのですが、
アメリカ資本で、監督はアメリカ人で、
役者は主に西欧・北欧人で、会話はすべて英語で、
地域に根ざしたリアリティなどは、ほとんど期待できないです。
性愛がテーマなので、そこは気にしないとして、
出てくる女性は、みな魅力的なのですが、
欲望にストレートすぎて萎えてしまいます。
向こうの人は萎えないんでしょうかね。
萎えがなければ、萌えも育ちませんね。

3時間弱と長いのですが、それほど苦にならず見れてしまうので、
悪い映画ではないと思うのですが、
かと言って、心に大きく響くものがあるわけでもなく、
主人公の男が、最初は、目が逝っちゃってる感じで気持ち悪かったのですが、
終盤それなりにいい人風になって良かったなぁ的な。

ヒロインの腋は東欧を意識した役作りだったのでしょうか。気になります。

存在の耐えられない軽さ [DVD]
by camuson | 2011-11-04 01:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)