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2013年 01月 25日
人の顔 【印象度:70】
1928年発表の短編作品。角川文庫「瓶詰の地獄」より。

家具の木目とか、布団の皺とかが人の顔に見えてくると言うのは、
特に子供の頃はよくありました。

断片的な点や線を、心が勝手に補完してつなぎ合わせて、
心象を投影してしまうんでしょうね。

本作はそういった現象を作品として昇華したもの。

独特のディテール描写や文体により、
醸し出される雰囲気は相変わらずですが、
「瓶詰の地獄」同様、解釈を読者に委ねるタイプで、
スッキリ感がないのですよね。切れ味が物足りないというか。


瓶詰の地獄 (角川文庫)
by camuson | 2013-01-25 21:17 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 23日
瓶詰の地獄 【印象度:70】
1928年発表の短辺作品。角川文庫版から。

20頁弱の小作品。
夢野久作の作品は随分昔に書かれているのに、
今風な表現でとても読みやすいんですよね。
文語の書簡等を除けば。

瓶詰にされて海に流された手紙、
いわゆるボトルメール3本からなります。
無人島で10年以上救出を待つ兄妹が差出人なのですが、
各々の内容に矛盾する部分もあり、様々な解釈の余地があり得そうです。

とは言え、明解な解答はないのだろうし、
あまり深く考えず、偽書であるという結論にしておくのが、
最も簡単で、リアリティがありそうです。


瓶詰の地獄 (角川文庫)
by camuson | 2013-01-23 20:29 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 22日
夜歩く 【印象度:40】
1978年放映のテレビドラマ。
横溝正史シリーズIIの一作。全3回。
レンタルDVDで見ました。
原作は未読、映像化作品も未見です。

音楽のセンスは悪くないですが、
やはり映像が劇場映画と比べるとスケールが小さく、
世界観の奥行きや広がりに物足りなさを感じます。
これは仕方ないことですが。
というかむしろ頑張っている方だと思います。

犯人は、この人だったら、ちょっと意外性があって盛り上がるかな、
と思った人が犯人だったので、
意外性の面では悪くはないのですが、
殺人の必然性に乏しく納得感がないのが難ですね。
親父が夢遊病で夜徘徊し、首を見つけるくだりもわけがわからんし。


夜歩く (角川文庫)
by camuson | 2013-01-22 21:10 | テレビ | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 21日
U・ボート 【印象度:87】
1981年のドイツ映画。レンタルDVDで見ました。
ディレクターズカット、3時間半。

第二次世界大戦中のドイツ軍の潜水艦の中が舞台。
時間のほとんどが潜水艦の中の映像で占められていて、
息苦しさが伝わってきます。

空軍のような派手さはなく、陸軍のような泥臭さもなく、
深海に身を潜め、水圧におののきつつ耐える時間がジリジリと続き、
ひとたび爆雷を受けると、逃げ場がないだけに、
狭く細長い潜水艦の中を隊員とカメラが右往左往という迫真の臨場感です。


しかし、潜水艦で水が入ってきたらアウトかと思うのですが、
何度水が入ってきても、いずれは止まり、
何事もなかったかのように潜行を続ける様に、
ドイツのUボートは化け物か?
と思ってしまいました。


艦長のウスラ笑いがいいです。


U・ボート ディレクターズ・カット [DVD]
by camuson | 2013-01-21 22:46 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 19日
ヌーヒン バンコクへ行く 【印象度:30】
2006年のタイ映画。レンタルDVDで見ました。

ヌーヒンという名の田舎出身の女の子主人公が、
バンコクに上京して巻き起こす珍騒動ギャグ映画。
同DVD(珠玉のアジアン・ライブラリー vol.2)に収録されている
シチズン・ドッグ」の女の子版といったところでしょうか。

全面的にギャグテイストで、
お涙を絡めるとかの逃げや保険がなく、
潔いといえば潔いのですが、

効果音を有効に使い、笑うべきポイントもよくわかるのですが、
かえって内容のひねりのなさに拍車をかけてしまっていると思いました。

唯一クスッときてしまったのは、
女の子を拉致して強制労働させる組織の下っ端実行部隊が全員イケメンで、
なぜかソフトな語り口という設定のところですかね。

前知識なく観たのですが、タイの国民的ギャグマンガの実写化だったようです。
そう言われると、納得できるところがあります。
そもそもかなり無理があったのでしょうね。


珠玉のアジアン・ライブラリーVol.2 「シチズン・ドッグ」×「ヌーヒン バンコクへ行く」 [DVD]
by camuson | 2013-01-19 20:51 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 12日
ツナグ 【印象度:89】
2010年発表。
短編5編からなるオムニバス小説です。

死者と生者の密会を媒介する使者である「ツナグ」が、
都市伝説としてだけでなく、実存するという世界設定です。
ツナグの力により、生者は死者一人だけに一夜だけ逢うことができ、
そこに生まれるドラマが描かれていきます。

設定および全体の構成がしっかりと練り組み立てられていて、
伏線が上手く配置されていると思いました。
平易で読みやすくあまり飾らない選ばれた表現により、
超常的な設定と、ありふれた身近な世界が上手く融合しています。

各編粒ぞろいなのですが、
3編目の「親友の心得」は起承転結の「転」にあたり、
他の「ちょっといい話」と毛色が異なるようです。

登場人物が生き生きと描かれている分、
死の痛さが胸を突くのですが、
その反面、
この話だけ、真相もよくわからなければ、
死んだ娘の意図もよくわからないんですよね。
その日に限って事故が起きる可能性にかなり無理があるため、
自殺じゃねーのと勘ぐってしまったり。
気になります。


ツナグ (新潮文庫)
by camuson | 2013-01-12 22:18 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 08日
鉄鼠の檻 【印象度:91】
1996年発表。
講談社ノベルス版を読みました。

シリーズ前作「狂骨の夢」を読んだのが2006年3月なので、
実に6年と9ヶ月ぶりに京極作品を読むことになります。
前作読了後に既に購入していましたが、
本がやたら分厚く、持ち運びができないので、手が付けられませんでした(苦笑)
その間、震災があって水損し、頁がガビガビに。
(東京に住んでいながら、蛇口レバーにワインの瓶が落ちて水浸しになりました)
完全に水に浸かったわけではないので読めないことはないです。
鼠に食われていなかっただけ良しとしましょう。

というわけで、正月休みでもないと読めないと思い至り、
実家に持ち込み何とか読了しました。


箱根の山奥にあるお寺で坊主が連続で殺されるというお話しです。
これまでの作品と比べて、華がありませんが、
これは意識的に抑えているのでしょう。
冬の雪山が舞台なので、視覚的にもモノトーンです。

蘊蓄の深さでは、これまでのシリーズ四作の中でも随一です。
禅にフォーカスした分、妖怪である鉄鼠についてはかなりあっさりめです。

人物描写も深く、今川の生い立ちの話はかなりの頁が割かれています。
特に伝統工芸が職人技か芸術かで葛藤するところが興味深かったですね。
ちょうどNHKでやっていた「樂家十五代・樂吉左衛門」を見たところで、
なんとなくその内容と重なりました。
樂は芸術に踏み込んで評価されたわけですが。

本作は素材が地味な分、職人芸的な味わいを楽しめる作品だと思います。
エンターテインメントに仕立て上げる手腕は相変わらずで、酔いしれました。


鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)
by camuson | 2013-01-08 22:02 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 07日
共謀者たち 政治家と新聞記者を繋ぐ暗黒回廊 【印象度:75】
2012年発表。
実家に帰省したらあったので読みました。


記者クラブ制度に代表される新聞と公権力との癒着構造の実態を、
その内側にいる2人の著者(政治家、ジャーナリスト)の
生の経験に基づき詳らかにするというもの。

以下、本書で指摘される日本の新聞の問題点のピックアップです。
・公権力から与えられた情報を無批判で報道してしまう。
・それだけにとどまらず、関係者リークという形で、
 公権力が匿名で世論を誘導することに手を貸してしまう。
・大口広告主の大企業(電力会社含む)の意向に従ってしまう。
・大衆がデモを起こしてもほとんど取り上げない。


以下、本書を読んでの勝手な感想、連想です。
日本人の気質についてちょっと考えさせられましたね。
日本人は基本的には真面目で、場の空気を読む、
人に迷惑を掛けないという道徳意識が強いのだと思います。
それが広く開かれた市場においては、いい方に働き、
とことんまで顧客至上主義に走るのですが、
ひとたび寡占市場となると、悪い方に働き、
競争相手に迷惑を掛けないことが目標になって、
顧客を無視し始めるんですよね。
その寡占市場の最たるものが新聞でありテレビ局なんだと思います。

記者クラブ制度は情報ソースの囲い込みにつながりますから、
自由競争という観点から廃止すべきだと思います。
その一方で、地道な取材、調査、分析に基づく素晴らしい報道がなされた場合は、
それをを讃えられるようなジャーナリズム文化を、
この国に根付かせる必要がありますよね。

個人的には新聞よりもテレビ局の方がひどいと思っていて、
テレビ局はJリーグみたいな2部制3部制を導入して、
2部は放送枠半分、3部は1/4などにして広く門戸を開放し、
視聴者によるデジタル投票などにより、
顧客の支持率で放送枠を争うようにすれば、
随分良くなるのではないかと思っています。


共謀者たち 政治家と新聞記者を繋ぐ暗黒回廊
by camuson | 2013-01-07 18:58 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 02日
ラン(~柏あけぼの山公園 計7km)
正月休みに実家に寄生虫に、2ヶ月ぶりに走ることにしました。
中1のときに遠足に行ったことのある「あけぼの山公園(布施弁天)」まで。
7kmちょっとで50分弱。思っていたよりずっと近く感じました。
正月ということもあり、布施弁天は参賀の人で賑わっていました。

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by camuson | 2013-01-02 14:13 | ランニング | Trackback | Comments(0)