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2015年 06月 27日
おくのほそ道 【印象度:85】
1702年刊行。

学校の教科書で習ったのは、
序文、雛の家、夢のあと、光堂、蝉の声、最上川くらいだったでしょうか。
今回全文を読むにあたって、旅路の長さからどれだけ長いかと怯んだのですが、
意外と短かったです。特に後半は飛ばしてます。

全文を読んで思ったのは、芭蕉が感動屋さんなこと。
ことあるごとに感涙してます。
俳句は直接的な表現はしないものですが、
地の文はかなり直接的で、涙していることを隠さない感じ。

やはり、教科書で習ったところが圧巻なのには異論がないです。
最上川までの前半は、五月雨と初夏の草いきれのイメージですね。
でも後半の日本海側も落ち着いた雰囲気で見逃せないです。
季節も秋に向かい、前半との趣の違いをより際立たせています。

象潟のくだりで「松島は笑うが如く、象潟は恨むが如し」と表現したのが象徴的で、
前半と後半のコントラスト、およびそのバランスを重視していることが伺えますね。

横溝正史の「獄門島」に出てきた二句も、後半に登場します。
教科書に載ってて知っていれば、
獄門島を二倍楽しめたのになぁと思ってみたり。

今年の初夏から、おくのほそ道を辿る旅(ラン・ウォーク・フォト)を始めたところです。
よろしければ、これまでの紀行記事をご参照ください。

おくのほそ道シリーズ
by camuson | 2015-06-27 20:49 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 26日
おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 【印象度:65】
2001発行。電子書籍版を読みました。

作品全体を区切りの良いところで50余りに分割し、
それぞれについて、
(1)訳文
(2)原文
(3)解説
を繰り返す構成。
途中、小道具類の図解やコラムが挿入され、
興味が広がる作りとなっていて、
入門書としては、悪くないと思いました。


(1)訳文が懇切丁寧なのはいいのですが、
言葉を補足し過ぎて詳細になり過ぎている感があるので、

(1)訳文を読む前に(2)原文を読んで、
わからないなりにリズムを感じて、
その後(1)訳文を読み、意味を理解して、
それを踏まえて、再度(2)原文を読み、
最期に(3)解説を読むという読み方に落ち着きました。

(1)訳文に解説的なことも盛り込まれていて、
(3)解説との役割分担が明確に整理されていないところが気になりました。
読み物としての読みやすさを重視した結果なのでしょうが、
ちょっと繰り返しになる部分が多いかなと。
読み流せば良いので、大きな問題ではないのですが。

原文の作品自体の評価は別記事でします。
別記事:「おくのほそ道


おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典<ビギナーズ・クラシックス 日本の古典> (角川ソフィア文庫)
by camuson | 2015-06-26 20:35 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 25日
ソウ2 【印象度:70】
2005年のカナダ/アメリカ映画。レンタルDVDで見ました。
前作が面白くて衝撃的だったので。

前作で最期に活躍したゲーム作者が、
本作では逮捕されるところからゲームが始まります。
相変わらず、ビデオゲームのサイレントヒルのような、
陰鬱な雰囲気があっていいですね。
彫りの深い人たちが暗いところにいると、
それだけで顔が怖いからイイです。

誰に対して仕掛けられたゲームなのか?
と言う点でのバランスもあるかと思いますが、
密室内部の出来事があまり緊迫感がなく、没入感に欠けるのですよね。

最期はなるほどと思いましたが、
アイデアとしては他作品の組み合わせという感じで、
あっと驚くとまでは行かなかった気がします。


ソウ2 【廉価版1,890円】 [DVD]
by camuson | 2015-06-25 22:25 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 24日
グッバイ、レーニン! 【印象度:70】
2003年のドイツ映画。
10年くらい前に映画配給会社のギャガの株主だったときの株主優待で、
もらったものを開封して見てみました。

(あらすじ)
東独に住む主人公の母親は、夫に西独に逃げられ、
その後、その寂しさを紛らわすかのように、
社会主義教育に傾倒していく。

反体制デモに息子(主人公)が参加しているのを目撃し、
ショックで倒れ、昏睡状態に陥る。

ベルリンの壁が崩壊する。

母親目を覚ますが、大きなショックを与えると命が危ない。

主人公、母親に精神的ショックを与えないように、
体制が変わっていないと嘘を付き通すことにする。

というような話です。

基本喜劇なのですが、
終盤、東西分断によって狂わされた人生の悲劇が露わになりグッときます。
ただ前半の喜劇部分が、善意とは言え、人を欺していることもあり、
スカッと笑えないのですよね。
であれば、
もう少し主人公の苦悩や葛藤を交えた方が自然だったような気がします。

だまされる母親役がよく演じられていて、印象的でした。


グッバイ、レーニン! [DVD]
by camuson | 2015-06-24 20:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 23日
消えた画 クメール・ルージュの真実 【印象度:88】
2013年のカンボジア/フランス映画。
レンタルされてないようなので、DVDを購入視聴。

70年代のカンボジア。
クメール・ルージュ(カンボジア共産党、ポル・ポト派)によってもたらされた悲劇を、
粘土をナイフで削りだした、素朴な風合いの土人形とジオラマで再現したものです。
過激な表現はあえて控えているようです。

主人公はまだ幼き日の作者。
平等の名の下に、私物をすべて取り上げられ、
自由を奪われ、食べ物を奪われ、
家族すべてを、餓死または衰弱死で失ってしまう様子が描かれます。

食べ物がないわけではないのですが、
ある女が飢餓感から、無断で食べ物を拾って食べてしまうと、
我が子に密告されて処刑されてしまいます。
(子供たちは競って密告したようですよ)

クメール・ルージュが撮影した宣伝映像が流され、
表裏が対比されます。
いつも扇子を持って、笑顔を絶やさず拍手しながら登場する
小肥りなおっさん(ポル・ポト)の、屈託のなさが怖いです。

――――――――――――――――――――――――

背景に目を向けると、
ベトナム戦争で思い通りに事が運ばないアメリカが、
南ベトナムへの物資輸送ルート(ホーチミンルート)を絶つために、
カンボジアを空爆したのが裏目に出て、
原始共産主義のクメール・ルージュを増長させてしまったと考えられます。

アメリカのメチャクチャはいつものことですが、
現地の人からすれば、空爆で爆殺されるわ、
クメール・ルージュ(自国民)に餓死させられるわ、虐殺されるわ、
まさに踏んだり蹴ったりなんですよね。


(以下、事務事項)

動かない人形を撮影したもので、
いわゆるアニメーション的手法ではないのですが、
命のないものに命を吹き込むというアニメーションの語源からすれば、
まさにそのものなので、アニメカテゴリとしました。
人が演じるものとは大きな違いがありますので。
たぶん人形劇とかもアニメカテゴリになると思います。


消えた画 クメール・ルージュの真実 [DVD]
by camuson | 2015-06-23 20:21 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 18日
薔薇の名前 【印象度:85】
1986年のフランス/イタリア/ドイツ映画。Blu-ray DISCを購入して見ました。

原作を読んでから見ようと思って、
原作を5年以上前に購入していたのですが、
ちょっと読んでる暇が無いので、映画から見ることにしました。

世間から断絶した修道院の禁欲世界。
抑え込むからこそ、その裏側に渦巻き、蠢く欲望。
およそ人間離れした異形の形相の修道士ら。
その中にあっては、ショーン・コネリーが、
思わず頬摺りしたくなる愛玩動物のように可愛く感じられるから不思議。


ディテールが醸し出す雰囲気は最高です。
ただ、フィルムグレインがかなり強いので、
明るい空や、全体的に白い靄がかかるシーンに切り替わったときの
瞬間的広がり感・奥行き感が減じられるのが少し残念な気はします。
修道院内のシーンでは、むしろ画面が落ち着いて良いのでしょうけど。


お話しとしては、大して驚くところもなく、
西洋版の犬神家(犬神家ほどの外連味はなし)という感じでした。

薔薇の名前 The Name of the Rose [Blu-ray]
by camuson | 2015-06-18 23:04 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 13日
アモーレス・ペロス 【印象度:70】
2000年のメキシコ映画。レンタルDVDで見ました。

3つの物語が交差してそれぞれの結末を迎えるという構成。

深みがありそうなのですが、
さて、面白いかというと、さして面白くもないです。


浮浪者風の汚いおっさんが、
枯れて、浮き世から解脱したような風貌で格好良かったです。
実際は未練たらたらですが。

兄嫁が田舎のオバちゃん臭のあるギャル風なのもまあ悪くないです。


アモーレス・ペロス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
by camuson | 2015-06-13 20:59 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 12日
グロテスク 【印象度:75】
2009年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

初めてのどきどきデートの男女が、
ある男に襲撃を受け監禁され、
拷問・人体破壊に苛まれるという話。

まだ恋が始まる前段階の男女のくすぐったい関係と、
容赦ない人体破壊行動との落差、
あまり狂人然としていない加害者像など、
なかなかうまいなと思います。


ただ、良くも悪くも、ここまで来ると、
ギャグとして認識されてくるんですよね。


特に、エンディングは笑ってしまいました。
「魍魎の匣」(映画は未見)かよと。


グロテスク 【北米版】
by camuson | 2015-06-12 20:16 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 11日
機動警察パトレイバー 【印象度:92】
1988年から89年にかけて発表されたOVA。レンタルDVDで見ました。

ロボット命(いのち)の乙女主人公あり、
仕事の鬼の渋いおっさんあり、
ギャグテイストあり、
その一方でリアルなディテールあり、
OVAならではの作画の安定感ありと、
同年にGINAXから発表された、同じくOVAの「トップをねらえ!」と、
肌合いが似ていると感じました。

あちらが宇宙戦争が題材で時空的スケールが大きく、より空想的なのに対して、
こちらは地球上の人間の犯罪が題材で、派手さはないですがより現実的です。


人間味溢れるキャラクターが魅力ですね。
ニューヨーク帰りの威圧感あるお姉さん、
第一小隊長の芯が強く落ち着いたお姉さんなど、
特に、大人の女性の魅力がいいですね。ポイント高いです。
おっさんたちも好きだけど。

メカデザイナーの出渕裕と女性歌手のトークが付録で付いているのですが、
出渕若くて笑った。
湾岸埋め立て地のふきっさらしの枯れ野原で、
番組紹介トークを盛り上げるという、
罰ゲームに近い仕置きともとれるが、結構ノリノリである。


機動警察パトレイバー アーリーデイズ VOLUME 1. [DVD]
by camuson | 2015-06-11 19:22 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 08日
オペレーション・ワルキューレ 【印象度:60】
2004年公開のドイツのテレビ映画。レンタルDVDで見ました。

1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件を、
実行犯であるクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐の視点から描いたもの。

結構真面目につくっていて、渋くていい作品だと思うのですが、
主人公の実行犯に焦点を当てすぎていて、
主人公ばっかりが頑張っている感じがして、
反逆計画としてのダイナミズムがあまり感じられませんでした。

なので、実行犯よりも偉い人達が、
目立ったことをやっていない割に、
終盤わさわさと集まって死んでいくシーンで、
気持ちがついて行けない感じがするのですよね。


オペレーション・ワルキューレ [DVD]
by camuson | 2015-06-08 21:24 | テレビ | Trackback | Comments(0)