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2016年 10月 03日
チスル 【印象度:65】
映画
チスル 【印象度:65】_e0020682_14103116.png

2012年の韓国映画。レンタルDVD。モノクロ。

これまで韓国内ではタブーとされてきた
韓国政府による自国民の虐殺にスポットを当てた作品。

日本が敗戦により朝鮮半島から退くと、
米・ソ・中などの思惑が入り乱れ、政治的に混乱し、
朝鮮戦争になだれ込むわけですが、
その混乱期に、韓国政府による自国民の虐殺が行われました。

本作はその中でも済州島三・四事件を題材にしています。
同時期に起きた犠牲者20~120万人とも言われる保導連盟事件には及ばないものの、
島民の5人に1人にあたる6万人が虐殺されたとされています。


さて、作品です。

韓国軍による島民への無差別虐殺が進行する中で、
島民たちが穴に逃げ込むところから始まります。
すし詰めで入りきれないところに無理矢理入ろうとしたり、
それを追い払おうとしたり、
いかにも朴訥な島民をユーモラスに人間らしく描くところから始めるあたり、
悪くないと思いました。


エグい暴力表現は、韓国映画の特徴の一つだと思いますが、
本作は、直接的な表現は抑えられていて、
身内、知り合いが殺される心情を、丁寧に描いていると思います。

タイトルの「チスル」はジャガイモのことで、
洞窟に逃げ込んだ島民たちの貴重な食料なのですが、
小道具として上手く使われていて印象的です。

ごく普通の人間が殺す側、殺される側になり、
日常が、急転、殺戮の世界に陥った様子が、
良く描けているのではないかなと思いました。

と、そこそこ上出来な作品だと評価していたところ・・・

最後のテロップで、
米軍政下で焦土作戦は続けられたが、米軍政の顧問官は今なお沈黙している。
と示されます。

嗚呼。。。韓国らしいなと。
確かにアメリカが悪いのはそうなんだけど、最後にそれを言ってしまう。
自国民による自国民の虐殺を他国のせいにしてしまう。
ついさっきまで韓国自身が隠蔽してきたことについて、今なお沈黙とか言ってしまう。

まあ、日本のせいにしなかった分、百歩前進なわけで。

総合的には、タブーに踏み込み、かつ、丁寧につくられた価値ある作品だと思います。


チスル [DVD]
# by camuson | 2016-10-03 23:57 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 01日
ラン・ウォーク・フォト(~弥生美術館~不忍池~浜町公園~築地 計12km)
ラン(ラン・ジョグ・ウォーク)
ラン・ウォーク・フォト(~弥生美術館~不忍池~浜町公園~築地 計12km)_e0020682_1432419.jpg

1ヶ月半以上、空いてしまいました。
7~9月の3ヶ月で1回しか走っていないという体たらく。
10月はフルのレースがあるので、少し走り始めないとヤバい状況です。

あまりに久しぶりなので、遠出せずに近場をジョグすることに。
以下のようなコース。

(1)弥生博物館・竹久夢二博物館
(2)不忍池
(3)浜町公園・中央区総合スポーツセンター
(4)築地本願寺


(1)弥生博物館・竹久夢二博物館
とりあえず入館。
二つの美術館は2階の通路で繋がっていて、入場料900円で両方見ることができます。
弥生美術館の企画展示は大御所漫画家「山岸凉子」展。
いやぁ、絵が上手い!
少女漫画にありがちなデッサンの崩れがなくて、
きちんとした方法論でデフォルメしてるという印象です。

常設は高畠華宵と竹久夢二。双方とも自分のスタイルの女性画を確立した大家。
当時の本の装丁はメチャクチャ凝っていてオシャレ。


(2)不忍池
満足して美術館を出た後は、不忍池へ。
都会の中の巨大な蓮池はなかなかの壮観です。
鳥おじさんを発見。
雀が集まって、手やチェーンにとまっています。
一瞬でも都会の喧噪、人ゴミを忘れられるオアシスですね。心が洗われました。


(3)浜町公園・中央区総合スポーツセンター
不忍池を後にして、築地方面へ向かって南下。
途中、浜町公園の入口付近で写真を撮っていると、
視界の端の方で人影のようなものを感じ、
目を向けると、異様な人だかりになっているのにビックリ。
近付いてみると、警察官まで出動してます。
人ゴミの核となるイベント会場があるのかと思ったのですが、
スポーツセンターの出入口は混雑していないので、
施設内が会場というわけでもない模様。
待ち合わせをしているのか、スマホをいじっている人ばかり。

よくわからないまま、ソソクサと立ち去ろうとしたら、
さっきまで人がほとんどいなかった浜町公園の幅の狭い空間に、
スポーツセンタ側から人が流れ込んできて、
おしくらまんじゅうの渋滞にはまってしまいました。意味不明です。

一体何だったのでしょうかね?
不忍池での癒やし効果が吹っ飛んでしまいました(笑)


(4)築地本願寺
恥ずかしながら、いわゆる和風木造建築物だと思ってました。
インドの寺院を真似しているようで、風格があります。
中に入るとHIDEのコーナーがありました。
2年前に17回忌があったらしい。早いものです。

過去ミュージシャンの死で衝撃を受けたのは、
フレディ・マーキュリーと尾崎豊とHIDEですね。
まだギリギリ多感な時期だったので。
歳がばれますが。

ルート(Google MAP)

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# by camuson | 2016-10-01 11:35 | ラン | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 28日
君の名は。【印象度:95】
アニメ
君の名は。【印象度:95】_e0020682_18325556.png

2016年の劇場アニメ作品。
新海作品は7年くらい前に「秒速5センチメートル」を
Blu-ray DISCで購入していたのですが、
なんだかんだで、見ずじまいになっていました。
よって、本作が、初新海作品です。


出張の帰りTOHOシネマ新宿に寄って見てきました。
21:10~の回に間に合うかと思って、
道の途中のやよい軒で飯を食いながらネット予約をしていたら、
開演20分前くらいに、予約操作の途中でシャットアウトされました。

仕方なく、次の21:50~の回にして、飯をゆっくり食うことととしたのですが、
おかげで超巨大画面(スクリーン9)で見ることになったので、まあ、良かったかなと。

実際に劇場に入ってみて、ここまで画面が大きいとは思わず、
前から3列目で失敗したかなと思ったのですが、
作品が始まってしまえば、疲れも感じませんでした。



さて、作品の感想です。

今まで見てきた劇場アニメ作品の中でも、完成度は高いと思います。
作画が素晴らしいのはわかっていましたが、
ストーリー展開に無駄がなく、後半になるほど、没入できます。

類似のアイディアを持つ作品が相当数思い浮かぶのですが、
どれか一つにべったり似てるということはなく、
満遍なく、いろいろな作品のいいところが混じっているようです。
だからといってツギハギ感はなく、シンプルに整理されています。
ごく自然に話が流れていきますが、要所に緻密に伏線が仕込まれています。
これらに、作者の元来の"売り"である光がこぼれてくるような神作画が加わると、
まったく新しい、個性的な作品ができるのだなぁと思いました。

類似作品を挙げるとネタバレになってしまうので避けますが、
核心となる設定は、乙一氏の短編小説が近いかなと思いました。

追記

音楽は、悪くないと思いますが、1アーティストのポップソングに偏りすぎていて、
リピートしてみる際のネックになりそうです。もういいやと。
音楽を入れ替えたバージョンもつくってもらえれば、
もう1回見直すこともやぶさかではないです。
# by camuson | 2016-09-28 19:55 | アニメ | Trackback(2) | Comments(0)
2016年 09月 24日
カポーティ 【印象度:60】
映画
カポーティ 【印象度:60】_e0020682_11420758.png

2005年のアメリカ/カナダ映画。レンタルDVD。

「ティファニーで朝食を」の原作小説家として著名な、
トゥルーマン・カポーティが主人公。

カポーティが、1959年にカンザス州で実際に起こった
農場一家惨殺事件の犯人を密着取材して、
小説作品「冷血」に結実させるまでの過程を描いています。


自身が「ノンフィクション・ノベル」と呼ぶこの手法は、
当時は斬新なもので、一大野心作なわけですが、
それを成功させるためには、野心を隠して、
犯人の心の友になり情報を引き出す必要があります。

その狡猾な立ち回りに、主人公自身が毒され、苦悶、葛藤しはじめ、
病んでいくというような話だと思います。


主人公は(才能ある人にはありがちで)いささか変人であり、
演じ手のフィリップ・シーモア・ホフマンが、
細かい役作りしているのがわかるのですが、
ちょっとうるさく感じてしまいました。

主人公以外の役者達が、逆に自然でよかったです。

特に、犯人役の人。
心の闇がありながらも、
終盤までそれが表層に出てこない感じがよかったです。


カポーティ [DVD]
# by camuson | 2016-09-24 16:37 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 22日
ビデオゲーム近況
雑記
ビデオゲーム近況_e0020682_20530278.png

PS4のハードを購入してから2年間ほど、ほぼ放置状態になっていたのですが、
この度、アトラスの「ペルソナ5」が発売になったので、予約購入しました。
ついでと言っては何ですが、世界的大ヒット作「ウィッチャー3」も購入しました。

振り返るとPS4ハード購入とほぼ同時期に、「PSYCHOBREAK」、「龍が如く 維新!」、
「トゥームレイダー」を購入していたのですが、どれもいまいち乗り切れず。
トゥームに至っては、開封まで至っていないと思います。


(1) ペルソナ5
とりあえず、1時間程プレーしたのですが、
尖ってスタイリッシュな作風に磨きがかかっていて、ワクワク感があります。
アニメーションパートやキャラクター造形は、「キャサリン」に似ています。
人物のポリゴンも、アニメ調で、リアルさは追求せずに、お洒落に仕上がっていると思います。

なんとか、エンディングまでやり抜きたいところですが、まあ無理ですかね。
(ペルソナシリーズは、2罰から入って、2罪、3とやって、4はスルー。
結局どれもエンディングまでは到達しないやりかけ状態なので)

ペルソナ5 20thアニバーサリー・エディション 【豪華版同梱物】豪華トレジャーBOX/ペルソナ5 ART BOOK(仮称)/ペルソナ20thアニバーサリー・オールタイムベストアルバム/スペシャルコラボDLC5種セット [PS4]


(2) The Witcher 3: Wild Hunt
世界的な大ヒットシリーズで、前々から興味を持っていた、
ポーランド製アクションRPGゲーム「ウィッチャー3」の完全版が出たため、
こちらも購入して、1時間ほどプレーしました。

うーん。序盤はムービーの割合が多いのかな。
アクションの操作を覚えるだけでも、時間がかかりそうで、
その労力をかけるほどの、ワクワク感がないので、
ちょっと続けるのはキツいかもですね。

洋ゲーのサードパーソンであれば、
PS3でやりかけ放置状態の「アンチャーテッド」、「ラスト・オブ・アス」、
「BEYOND: Two Souls」の方が、
まだワクワク感があったような気がします。

グラフィックはリアルさを追求しているのですが、
人の肌などはまだまだだし、PS4でもこの程度かと言ったところです。

ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション 【CEROレーティング「Z」】



リアルさは海外に任せて、日本勢には、
ワクワク感と外連味で勝負してもらえればいいかなと。
# by camuson | 2016-09-22 22:36 | 雑記 | Trackback | Comments(0)