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2023年 09月 11日
この素晴らしい世界に祝福を! 【印象度:65】
アニメ
この素晴らしい世界に祝福を! 【印象度:65】_e0020682_18325556.png

2016年公開のアニメ作品。原作小説は未読です。

ライトノベル全般に言えることではあるのですが、
これってアニメだから作品として成立しているけど、
これを文章で読むこと自体を想像できないというか、
想像したくないというか。

特に本作品については、その感が、突出して強く、
怖いもの見たさ的な意味で、逆に原作に興味が出てきました。


作品自体は異世界もののパロディ的な位置づけで、
主人公が死んでも生き返れるので、緊張感はゼロ。
異世界版日常コメディですね。


おそらく、この手の作品の需要は確実にあって、
その需要を満たすべき、非常によくできていると思います。
でも、自分にとっては、ニーズが薄く、優先度が低いかな。
安定的に楽しいけど、爆笑できるほどではないですし、
ほんわかしているけど、特別な癒しがあるわけではないですし。


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# by camuson | 2023-09-11 21:14 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2023年 08月 21日
イエスタデイ 【印象度:55】
書籍
イエスタデイ 【印象度:55】_e0020682_19275662.png

初出:『文藝春秋』2014年1月号
短編集「女のいない男たち」収録。kindle購読。

芦屋出身だけど標準語しかしゃべらず早稲田大学に通う"僕"と、
バイト仲間で田園調布出身だけど関西弁しかしゃべらない浪人中の友人。
この友人が結構な変人で、幼なじみ過ぎて一度も性欲対象にならない"彼女"を
信頼できる"僕"とつき合せようとするという話。

ドライブ・マイ・カー」が村上春樹らしくないと感じたので、
この短編集は、この調子で行くのかなと思ったら、
思いっきり村上春樹に戻してきたなという感じです。

で、読んでいるときは、そこまでつまらないわけではなく、
読みやすいし、スルスル読み進められるのだけれども、
最終的に、結局、わかりやすいオチのようなものがないので、
心に引っかかるものが無くて、
読み終わったそばから忘却してしまうのですよね。

友人に関しては、
まあ、こんな男もいるかも知れないと思うことはできるのですが、
友人の彼女に関しては、
こんなに都合よく、なんとなく魅力的なことを言う女がいるはずねえー、
嘘くせえー という感じですし、

十数年後にばったり出会った"僕"と"彼女"のやり取りに至っては、
なんかオシャレな雰囲気を出してるけど、
大した関係でもないのに、そもそも、そんなこと聞くなよってのと、
聞かれた方も答えなくていいよってのとで、
後でよくよく考えると、気持ち悪りー という感じです。
(文章術が長けているので、読んでいるときはそこまで気持ち悪くはないです。
 現実だとしたら、ちょっと気持ち悪いことを、あまりそうと気付かせずに読ませる。
 これはとても感心する技術で、評価しています。)

作中女性のリアリティのなさについては、
それこそが、この作家のクリエイティビティなのだと受け入れて、
楽しむ方法もあるかとは思うのですが、
本作に関して言えば、それを楽しむ程には、
描写が足りていないと言ったところでしょうか。


P.S.本作で扱っているビートルズの楽曲「イエスタデイ」について、
メロディーラインは聞き慣れていてよく知っているものの、
歌詞については、冒頭のイエスタデイ意外鼻歌になってしまうという
(明石家さんまのネタにあったような)
状態でしたが、ちょうど夏期休暇で少し時間もあったため、
これを機に、英語の勉強がてら、「イエスタデイ」の歌詞を
完全に覚えることができました。
英詩なので当然のごとく韻が踏まれていて美しい歌詞です。
ポール・マッカートニーが母の亡くなったことを悼んでつくったとのことです。

イエスタデ~♪ ホラハラヒラハラヘ~♪


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# by camuson | 2023-08-21 21:26 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2023年 08月 07日
シン・仮面ライダー 【印象度:65】
映画
シン・仮面ライダー 【印象度:65】_e0020682_19181160.png

2023年公開の日本映画。amazonプライムで視聴しました。

幼少の頃、仮面ライダーストロンガーのグッズ(ビーチサンダルだったか)
を身に着けて育った世代です。友達がV3の変身ベルトを買ってもらっていて、
うらやましく思ったこともあります。
ウルトラマンシリーズも仮面ライダーシリーズもテレビ放映自体はがっつりと
見た覚えはないのですがね。同世代では、知らない人はいない作品ですね。
とはいえ、円谷プロのウルトラマンシリーズがメジャー中のメジャーだとすると、
仮面ライダーはどこかマイナー感があったと思います。

さて、作品です。
ショッカーたちとの殴り合いの戦闘で、派手な血しぶきが飛び散る演出は、
面白いなと思いました。
作品中で、主人公の暴力・殺人に対する葛藤を端的に表す記号として機能していると同時に、
幼いながらにも感じていた、ウルトラマンにはない、
ゴレンジャー以降の明るい和気あいあいの戦隊ものにもない、
初期の仮面ライダーのそこはかとない何とも言えないグロテスクさが、
翻案され、形を変え、より鮮明に再現されているように感じました。

映像的かっこよさを極めようという姿勢はわかるし、そこそこカッコよいのですが、
等身大ヒーローの場合、先行する「シン・○○」に比べて、
巨大スケールによるスペクタクルな映像で驚きを与えられない分、
庵野秀明ならではの映像表現の幅が限られてしまった気がします。

また、敵の怪人たちを、仮面ライダーの"バッタ"に対応するように、
様々な"虫(むしへんの動物含む)"の改造人間に限定しているのですが、
"蝙蝠"や"蠍"は異彩を放っていたものの、
他は現代的な洗練されたデザインで、昔ながらのチープさが見られないことなども含めて、
テラファーマーズ」とかぶってしまっていて、新鮮味に欠けると思いました。

話はわかりやすい個人の葛藤や1号2号同士の友情?などがテーマなので、
かなり薄っぺらいです。意識してそうしているフシもあると思われます。
娯楽作品なので薄っぺらいこと自体は全然かまわないと思うのですが、
「シン・○○」シリーズ既作品に比べて、映像的な意外性が少なめなことも含めて、
全体的に作品から受け取る情報密度に、かなりの物足りなさがあり、
大人が十分に楽しめる娯楽の域に達していないと感じてしまいました。
だからと言って、もちろん子供向けではありませんので、ちょっと厳しいのかなと。


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P.S.サソリオーグは、あれだけでは長澤まさみの無駄遣い。
殺られるところこそ映像で見たかったです。
音声を聴いただけでは、何が起こっているかさっぱりでした。


追記(2023.09.05):虫ではなく、虫偏(むしへん)でもないカメレオンが
含まれていたことを思い出しました。
彼は爬虫類ですので、虫偏ではなく、”虫”そのものでした。

ちなみに中国および東アジアで発達した医薬に関する"本草学"においては、
主に人間、鳥、魚、獣、それ以外を虫として区別する。
例えば、マムシに何故「ムシ」がつくかというと、蛇は虫に区別されるからである。
とのことです。(wikipedia調べ)



# by camuson | 2023-08-07 21:13 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2023年 07月 26日
盾の勇者の成り上がり SEASON 2 【印象度:70】
アニメ
盾の勇者の成り上がり SEASON 2 【印象度:70】_e0020682_19514619.png

2022年公開のアニメ作品。原作未読、netflix視聴。

前シーズンは、タイトル通りに、盾の勇者がどん底から這い上がる物語。
見事に大逆転を果たし、
終盤、他の異世界も絡み、さらに複雑で広がりのある世界観を期待させました。

今シーズンは、盾の勇者が一定の地位を築いた後の話。
他の異世界の謎はひとまず置いて、巨大亀討伐のクエストに手を付ける出だしです。

序盤は、複数の国が共闘することで、あまりうまくはいかないものの、
淡々とやるべきことが遂行されていきます。
中世ヨーロッパ的な国だけではなく、様々な国があることがわかるなど、
作品世界の紹介という意味では、それなりに機能していると思いますが、
浮き沈みが少ない淡々とした進行に、少し退屈してしまいました。

後半は、他の異世界が絡んでくるなど、飽きることはないのですが、
話の本筋が、マッドサイエンティストをやっつけて、
悪だくみを阻止するという、とてもありがちものなので、
やはり、あまり新鮮味が感じられず、
前シーズンのようなカタルシスは得られませんでした。

アニメーションは、美麗で、よくできていると思います。
長く続く作品だと思いますので、次シーズン以降に期待ですかね。


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# by camuson | 2023-07-26 21:21 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2023年 07月 20日
終末のワルキューレII 【印象度:92】
アニメ
終末のワルキューレII 【印象度:92】_e0020682_19241773.png

2023年公開のNETFLIXアニメ。
原作はシヴァvs雷電戦まで既読。

公開から半年たってようやく視聴する時間が取れました。
おかげで後期の釈迦編をほぼ時間差なし(1週間待つ程度)で、
一気に見ることができました。

さて、作品です。
神vs人類の対戦を実況するというフォーマットが固まっているが故に、
2シーズン目にして、早くもマンネリの打開が最大の課題になっており、
とてもハードルが高くなっていると思います。

そんな中、1戦につき、5話と前シーズンよりも1話ずつ増量。
”これは魂の戦い”に相応のタメをつくるという意味で、適切な判断だと思います。

マンネリ打開については、4戦目、6戦目は意外性を打ち出せていましたが、
その間に挟まる5戦目が、熱血vs熱血、少年漫画格闘の王道中の王道を選択。
ある意味で、逆張りで意外とも言えるのですが、
やはり、同じことを繰り返している既視感が強く出てしまいました。
双方とも、ナイスガイで、魅力的で、肩入れできるキャラなだけに、
もう一工夫があってもよかったかなと。
姉さんの乙女愛が感動ポイントだとすると、姉さんの生い立ちについても、
もう1話使って振り返っておいた方がよかったッスかね(笑


シーズン1の子供たちを守るのに理由なんてないというアダムの名言を超える
セリフは出なかったかなと思いつつ、
ヘラクレスの言葉はそれに匹敵するくらい潔くてかっこよかったし・・・

原作の適切な解釈によるアニメーション化という点では、シーズン1にも勝り、
非常によく作られていると思います。
シーズン1は人類側の初勝利の大歓喜で終わったところが、
印象的にアドバンテージになっていて、
シーズン2は前述したハードルの高さが、
ディスアドバンテージとして働いている気がします。

新オープニングは最初は可愛い感じでインパクト弱めかなと思ったのですが、
聞き込むうちに、味が出てきて、最後の方では癖になってしまうヤミツキ感あります。


https://www.netflix.com/watch/81405170?trackId=255824129


# by camuson | 2023-07-20 21:18 | アニメ | Trackback | Comments(0)