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2016年 11月 26日
冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場 【印象度:80】
2016年発行。電子書籍購読。

人気作家冲方丁が障害の疑いで逮捕されたのは記憶に新しいですが、
本作は、氏が留置場拘留時に警察から受けた、
理不尽かつ狡猾かつ前近代的で滑稽ですらある仕打ちについておおやけにし、
現状の警察制度、司法制度に一石を投じるものです。

ちなみにタイトルの読みは、こち亀のモジリなので、「こちとめ」だと思います。

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by camuson | 2016-11-26 21:53 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 22日
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 【印象度:55】
1984年の劇場公開アニメ。レンタルDVD。

原作漫画は未読。テレビシリーズは未視聴。

原作者の高橋留美子の作品は、
「めぞん一刻」の大ファンで、
「らんま1/2」は連載当初は結構好きで読んでました。

「うる星」は、たぶん1巻のみ人に借りて読んだことがあるのですが、
ギャグがこなれてなくて、ちょっとクドく感じたことが記憶に残っています(※1)。


ということで、原作に特に思い入れはないのですが、それでも、

押井守が好き勝手やってるなぁ~
これ“うる星”でやる必要あるのかなぁ~(※2)

と終始感じました。


そうはいっても、オリジナル作品として成立するほど、
新規性や深みがある設定とも思えず、
致し方ないと言えなくもないのですが。



※1
「めぞん」の最初期も同じで、その後、急速に洗練されていきます。
当時、女性(しかも20代)が青年誌、少年誌に連載を持つことは相当に珍しく、
試行錯誤でかなり力んでいたのかなぁと推測します。


※2
ちょっと気になったので調べてみたところ、
原作者には不評のようだったみたいですね。
「これは、押井さんの「うる星やつら」です。」とのことです。


うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [デジタルリマスター版] [Blu-ray]
by camuson | 2016-07-22 23:46 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 29日
姑獲鳥の夏 【印象度:65】
2013~2015年発表の漫画作品。全4巻。電子書籍版を購読。
原作小説は既読です。

原作を忠実に漫画化していると思います。
キャラクターも、大きな違和感はないと思いました。

原作小説は、荒唐無稽な話を強引に蘊蓄で丸め込んで押し切っているところがあり、
メディアをかえて、そのバランスを保つのは至難と思われます。
その中では、見せ方も工夫しているし、よく描いていると思いました。
絵の技術は確かなのですが、
強烈な個性というか、もう少し力づくな感じがあってもいいのかなとも思いました。

原作が分厚いだけあって、作品の持つ密度は高く、読むのに相当エネルギーを要します。


姑獲鳥の夏(1)<姑獲鳥の夏> (カドカワデジタルコミックス)
by camuson | 2016-06-29 23:48 | 漫画 | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 09日
WINDS OF GOD 【印象度:94】
1995年の日本映画。レンタルDVDで見ました。
今井雅之が特攻隊ものを舞台劇でやっていて、
海外でも評判が良かったというような話は聞いていました。

舞台を見に行くのはハードルが高いので、映画版を見ておこうかなと。

やはり舞台で場数を重ねているだけあります。
脚本がシンプルで、無駄なく、無理なく、よく練れてます。
笑いと涙のバランスが絶妙です。
出戻りしてきた隊員の戦闘機を奪うところなんか絶妙です。
漫才師の漫才はクソつまらないのですが、
それも演出の内でしょう。

キャストも、よくハマっているんですよね。
童顔でなかなか使いづらいかなと思う小川範子もはまり役でした。


ウィンズ・オブ・ゴッド [DVD]
by camuson | 2015-05-09 16:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 17日
うさうさにゃんにゃん 【印象度:80】
1996年ヤングキング初出。単行本は1巻完結(未完という名の完結)。
かれこれ10年くらい前に読んだと思いますが、
最近血眼になって実印を探していた時に目に入り、思わず再読しました。

内容的には青年誌向けの「ストップ!! ひばりくん!」みたいな。
北川はほぼ耕作ですし。

かなりの美人なのに、がさつで、
レズとまでは行かないものの、
男目線、エロ目線で女を見てしまう癖のあるサクラさん。
作者の自己投影キャラなのでしょうか。
好き勝手やってくれてます。好きです。


うさうさにゃんにゃん (ダイトコミックス)
by camuson | 2014-07-17 21:12 | 漫画 | Trackback | Comments(0)
2013年 07月 30日
ウィスキー 【印象度:80】
2004年のウルグアイ/アルゼンチン/ドイツ/スペイン映画。
レンタルDVDで見ました。

ウルグアイのしがない中小靴下工場のオーナー工場長(兄)のもとに、
ブラジルに打って出て、靴下工場で一山あてた弟が、
久しぶりに故国に戻ってきて再開することに。
独身の兄は、幸福な結婚を偽装するために、
長年勤めた女従業員に妻役を演じることを依頼するが・・・
といった話。

兄、弟、妻役の何とも言えないぎこちなさの機微をうまく捉えています。

巨匠を思わせる渋く落ち着いた作品だなぁと思って見ていたのですが、
監督は30歳の若者と聞いて驚きました。
本作品公開の2年後には自殺したとのこと。
惜しい才能を亡くしたものです。


ウィスキー [DVD]
by camuson | 2013-07-30 22:12 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 02月 09日
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 【印象度65】
1994年劇場公開の日本映画。レンタルDVDでみました。

再生し始めた際に、50分弱という短さに驚き、
どういう興行形態だったのかとても興味を持ちました。

そしてタイトルキャプションがが出たとき、
文字が小さいこともあったのですが、
文字がつぶれるほどの画質の悪さに驚き、
DVD化にあたって、なんて雑な仕事をしたものかと感じました。

上記2点が気になったので、見終えた後に調べたところ、
元々テレビドラマとして放映したものを、
編集し直して劇場で公開したものと言うことで、
それですべてに納得がいき、謎が一挙に萎んでしまいました。

テレビドラマとしてはフィルムライクにつくられていて、
画質は汚いけど、映像は綺麗なので、
言われるまでテレビカメラとは気付かなかったです。

内容ですが、小学校高学年の男の子達が、
花火を横から見たら丸いか平べったいかを言い争い、
実際に確かめるために、灯台へ向かうという話です。

とここまで書いたところで、
スタンド・バイ・ミー」に似ていることに気付きますが、
同時代の日本人の私としては断然こちらに共感しました。
うまく郷愁を誘うものが詰め込まれています。

ヒロインが奥菜恵なのですが、
この人は思春期の子役として輝いていた人だったのですね。
これまでこの人の立ち位置が理解できていなかったのですが、
晴れて納得しました。
(思春期に驚くほど艶っぽかった人の例として、
他には松たか子などが挙げられます)

主人公は山崎裕太(あっぱれさんま大先生)で、
大人の脇役が、麻木久仁子や石井苗子(TVタックル)や蛭子能収など、
ちょっと不思議な配役で楽しめます。


打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]
by camuson | 2013-02-09 15:48 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 02月 02日
うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~ 【印象度:95】
2011年発表のPS3用ノベルゲーム。
ほぼ1年前に記事にした
うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~
が出題編(EP1~4)なのに対して、
本作はその展開編という位置づけで、EP5~8が収録されています。

しかし長い、長過ぎる。丸1年かかってしまいました。
プレー時間が140時間以上カウントされています。
寝オチしてしまうケースが多々あったからで、
実際のプレー時間は70~80時間くらいだと思います。


ほぼ一本道(八本道?EP8の最後の最後に分岐がある)でこの長さですから、
作品を面白いと感じない読者は投げ出してしまうと思います。
ですがその一方で、作者はミステリ作品として読者に挑戦状を叩き付け、
その謎解きを引っ張って興味をつないでいる側面もあるので、
謎解きをくどくどと示さずに終わる終わり方に、
大きな不満を感じてしまった読者もいるようです。
(ヒントはくどいほどに示されているとも思いますが)
ネットの評価などを見回しても、
毀誉褒貶どちらかに振り切れていて、その中間がないようです。


私は絶賛の方です。
原作部分の構成は新境地に達しており、
要所要所に新しいアイディアが盛り込まれ飽きることがありません。
これに、贅を尽くしたグラフィック、ヴォイス、音楽が絡み合い、
総合芸術としてのゴージャス感に溢れています。

新キャラで印象深いのはなんと言っても古戸ヱリカ。
大いに笑わせてもらいました。

碑文の謎解きは驚くほどきれいに決まっていました。

終盤の山羊の皆さんの腹に響く厳かな声と、
拭いきれないザコ臭のバランスが絶妙で、
これも大いに笑わせてもらいました。

最期の数十年後のエピソードも抑制がきいていて、
静かに感動的でした。

ちなみに最期の分岐で私は「魔法」を選びました。
もう一方のルートも試してみようと思ったのですが、
クイズ大会以降のログが消えてしまう仕様のようで、
そこからやり直すのは大変そうなので、
また時間があるときにやれればやります。

追記:結局すぐにやりました。


うみねこのなく頃に散 〜真実と幻想の夜想曲〜(通常版)
by camuson | 2013-02-02 21:40 | ゲーム | Trackback | Comments(0)
2012年 02月 05日
うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~ 【印象度:93】
2010年発売のPS3用ノベルゲーム。

原作は、竜騎士07率いる07th ExpansionによるPCノベルゲームで、
孤島を舞台にしたクローズドサークルミステリ風味で、
全8部作で構成されています。原作は未プレイです。

本作はその内の第1部から第4部までを
PS3用にカスタマイズしたもので、
原作テキストはほぼそのままに、
アニメ化の際の声優達によるフルボイスが追加され、
グラフィックが全面的に書き換えられています。

前のシリーズ「ひぐらしのなく頃に」では、
私はアニメから入ったのですが、
日本の山村における土着系ホラーミステリの雰囲気が良く出ていて、
高く評価しています。(過去記事参照:ひぐらしのなく頃に(アニメ)
続いて原作PCゲームの第1部「鬼隠し編」もプレーしましたが、
時間が掛かり過ぎるところが、厳しいなと感じ、
続きをやりたい気持ちがありながらも、
結局やらず仕舞いになっていました。
アニメの2期も原作をやってからと思っていたので、
結局見ず仕舞いになっています。


さて、前置きが長くなりましたが、本作についての感想です。
昨年の12月暮れ、冬休みが始まってからプレイし始めたのですが、
総合的なエンターテインメントとして驚くほど質が高くて、かつ新しく、
あまりの面白さに、やめどきを失ってしまうような状況です。
70時間かかると言われていますが、なんとか1ヶ月程で終わらせました。
中毒気味でやめられず、矢継ぎ早に続編を購入してプレイしているところです。

1986年10月4日、5日に伊豆に浮かぶ孤島で起きた連続見立て殺人事件が、
第1部から第4部まで、それぞれパラレルに、
現実世界と魔女が跋扈するファンタジー世界が混ざり合って展開され、
その上位空間では、主人公の青年が、ファンタジー(魔女)を否定するために、
すべてをミステリ(推理)として説明すべく、
魔女と思考ゲームを戦っていくという、
一見矛盾した作品構造をとっていて、
読者も主人公の立場で推理を進めていく事になります。

竜騎士07は、地の文章の表現が若干くどいところもあり、
あまり文章は上手くないと思うのですが、
キャラクターづくりと、キャラを特徴付ける台詞表現のセンスがずば抜けているのと、
常に読者の予想の斜め上を行く怒濤の超展開の発想のぶっ飛び方が凄まじく、
これまでのミステリの常識の枠を、軽々と飛び越え、
ファンタジーとの融合を果たし、読者を煙に巻きつつ、
なお、ミステリとして読者に挑戦を仕掛け続ける新しいスタイルを発見し、
作品として昇華しているところに、思わず感心してしまいます。

そして、CV(Character Voice)ですが、
声優達の仕事が見事というほかありません。
絵に動きがない分、声優達の演技にも熱が入っています。
アニメ作品ではこれほど声優の熱演を堪能できる作品は見つからないと思います。
この手の作品としては大人の登場人物がやたら多く、
渋みのある声の演技を堪能できるのも本作の特徴です。

そしてグラフィックですが、
2009年に放送されたアニメ化作品が、
女性によるキャラクターデザインということもあり、
少女漫画的な細かく細い線描なのに対して、
逆に本作のグラフィックはアニメ的な、
スッキリと洗練された美麗なデザインとなっていて、
アニメのように原画の間を埋めるための安価な外注などは不要ですから、
作画崩壊とはまったく無縁でもあります。

そしてまた音楽が品格があって、作品の雰囲気を高めています。

脚本と声とグラフィックと音楽のすべてが、高い質で融合しており、
小説とアニメの間に位置する今までにない新たな総合エンターテインメントとして、
その立ち位置を確立しているなと感じました。

原作の竜騎士07によるヘタウマなキャラ絵も悪くないのでしょうが、
正直、原作をリアルタイムでやらずに、
最初から、総合的完成度の高い本作をプレイできたことは
ラッキーだったと思いますね。


原作では終わり方に不満の声も上がっているやに聞いていますが、
とにかく続きが気になります。


うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~

「うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~」のレビューはコチラ
by camuson | 2012-02-05 20:56 | ゲーム | Trackback | Comments(0)
2011年 10月 27日
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 【印象度:94】
2002年発表の日本のノンフィクション作品。文庫版を読了。

著者は1960~1964年(9~14歳)の5年間、
プラハにあるソ連スクールに通っていました。
当時のチェコはソ連の衛星国になっており、
多くのソ連人が乗り込んでいたことから、
その子女向けにソ連外務省が設営する学校がありました。
各国からのチェコ赴任共産党員の子弟も通っていて、
その数は50カ国に及んだそうです。

ソ連スクール時代に著者と仲良しだった3人の同級生、
ギリシャ人のリッツァ、
ルーマニア人のアーニャ、
ユーゴスラビア人のヤスミンカ、
に、ソ連崩壊を隔てて、実に30年ぶりに会いに行くというお話で、
それぞれ一人ずつ焦点をあてた
「リッツァの夢見た青空」
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」
「白い都のヤスミンカ」
の3編から成っています。

3編すべて、ソ連スクール時代のエピソードから始まりますが、
著者が、否応なく放り込まれた環境で築いた生の経験談ですから、
描かれる情景が瑞々しく、リアリティがあります。
軽妙なタッチなのですが、ただの思い出話に終わらず、
すべてが本流に束ねられていくようなムダのない構成力で、
ぐいぐい読まされてしまいます。

そして30年後に再会を思い立ちますが、
まずは居所を探すこところから始めねばなりません。
社会情勢の激変と、それぞれの国状に翻弄されて、
それぞれが予想もしなかった土地に移り住んでおり、
その生き様を探る良質なサスペンスとしても堪能できます。

社会主義という大社会実験は、
色々な方面から様々な角度から検証されるべきだと考えますが、
本作は、その面でも価値があると思います。


3つのタイトルに含まれる青、赤、白から、
ロシア国旗がすぐに頭に浮かびますが、
この3色は汎スラブ色と言われ、
多くのスラブ民族国家、
例えばチェコや旧ユーゴの国旗にも使用されていました。
むしろそちらの意味合いなんでしょうね。

青い空、白い都に対して、赤い真実という表現は抽象的ですが、
社会主義(赤)が強いた一人の人間の生き様としての真実
というように私は取りました。


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
by camuson | 2011-10-27 21:57 | 書籍 | Trackback | Comments(0)