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2016年 09月 28日
君の名は。【印象度:95】
2016年の劇場アニメ作品。
新海作品は7年くらい前に「秒速5センチメートル」を
Blu-ray DISCで購入していたのですが、
なんだかんだで、見ずじまいになっていました。
よって、本作が、初新海作品です。

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by camuson | 2016-09-28 19:55 | アニメ | Trackback(2) | Comments(0)
2016年 06月 27日
嫌われる勇気 【印象度:89】
2013年発表。電子書籍版を購読。

読み進めるのが楽しくて、久々に一気読みしてしまいました。

おそらく誰もが身近に抱えていて悩むことの多い対人関係の問題を、
これまで(私が)聞いたことのなかったアドラー心理学という理論体系でもって、
思いもよらぬ角度からスパスパと切り分けていく、
その切れ味があまりに痛快で、かつ、体系立っているので、
体系の全体像に対する好奇心がくすぐられ、
「もっとくれー」と思ってしまうのですよね。

自分や他人の心理を分析するツール(遊び道具?)が一つ増えたなというのも、
自分としてはうれしいことです。

内容的には、ものの見方を180°変えるものであり、
人生観や人生そのものを変える可能性が十分にありうるものですが、
そちらの方は少し時間が経たないとわからないところです。

単純に読み物として面白く、
アドラー心理学に関する他の作品も読みたくなりました。


嫌われる勇気
by camuson | 2016-06-27 20:05 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 23日
消えた画 クメール・ルージュの真実 【印象度:88】
2013年のカンボジア/フランス映画。
レンタルされてないようなので、DVDを購入視聴。

70年代のカンボジア。
クメール・ルージュ(カンボジア共産党、ポル・ポト派)によってもたらされた悲劇を、
粘土をナイフで削りだした、素朴な風合いの土人形とジオラマで再現したものです。
過激な表現はあえて控えているようです。

主人公はまだ幼き日の作者。
平等の名の下に、私物をすべて取り上げられ、
自由を奪われ、食べ物を奪われ、
家族すべてを、餓死または衰弱死で失ってしまう様子が描かれます。

食べ物がないわけではないのですが、
ある女が飢餓感から、無断で食べ物を拾って食べてしまうと、
我が子に密告されて処刑されてしまいます。
(子供たちは競って密告したようですよ)

クメール・ルージュが撮影した宣伝映像が流され、
表裏が対比されます。
いつも扇子を持って、笑顔を絶やさず拍手しながら登場する
小肥りなおっさん(ポル・ポト)の、屈託のなさが怖いです。

――――――――――――――――――――――――

背景に目を向けると、
ベトナム戦争で思い通りに事が運ばないアメリカが、
南ベトナムへの物資輸送ルート(ホーチミンルート)を絶つために、
カンボジアを空爆したのが裏目に出て、
原始共産主義のクメール・ルージュを増長させてしまったと考えられます。

アメリカのメチャクチャはいつものことですが、
現地の人からすれば、空爆で爆殺されるわ、
クメール・ルージュ(自国民)に餓死させられるわ、虐殺されるわ、
まさに踏んだり蹴ったりなんですよね。


(以下、事務事項)

動かない人形を撮影したもので、
いわゆるアニメーション的手法ではないのですが、
命のないものに命を吹き込むというアニメーションの語源からすれば、
まさにそのものなので、アニメカテゴリとしました。
人が演じるものとは大きな違いがありますので。
たぶん人形劇とかもアニメカテゴリになると思います。


消えた画 クメール・ルージュの真実 [DVD]
by camuson | 2015-06-23 20:21 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 11日
機動警察パトレイバー 【印象度:92】
1988年から89年にかけて発表されたOVA。レンタルDVDで見ました。

ロボット命(いのち)の乙女主人公あり、
仕事の鬼の渋いおっさんあり、
ギャグテイストあり、
その一方でリアルなディテールあり、
OVAならではの作画の安定感ありと、
同年にGINAXから発表された、同じくOVAの「トップをねらえ!」と、
肌合いが似ていると感じました。

あちらが宇宙戦争が題材で時空的スケールが大きく、より空想的なのに対して、
こちらは地球上の人間の犯罪が題材で、派手さはないですがより現実的です。


人間味溢れるキャラクターが魅力ですね。
ニューヨーク帰りの威圧感あるお姉さん、
第一小隊長の芯が強く落ち着いたお姉さんなど、
特に、大人の女性の魅力がいいですね。ポイント高いです。
おっさんたちも好きだけど。

メカデザイナーの出渕裕と女性歌手のトークが付録で付いているのですが、
出渕若くて笑った。
湾岸埋め立て地のふきっさらしの枯れ野原で、
番組紹介トークを盛り上げるという、
罰ゲームに近い仕置きともとれるが、結構ノリノリである。


機動警察パトレイバー アーリーデイズ VOLUME 1. [DVD]
by camuson | 2015-06-11 19:22 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2015年 01月 10日
キック・アス 【印象度:87】
2010年のイギリス/アメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

結構評判が良かったようなので、機会があったら見たかったのですが、
遅くなってしまいました。

というか、クロエ・グレース・モレッツという
童顔なのかオバちゃん顔なのかよくわからない女優がちょっと気になっていて、
本作に子役で出ているらしいので急遽見ることにしました。

結論としては、この女優は時を遡るほどに、
オバちゃん臭が強くなるということが確認できました。(たぶん)
ま、化粧によるんでしょうが。

で、作品です。
架空のヒーローに憧れる少年や男を主人公にしたヒーローものパロディーは、
あまり珍しくないと思いますが(少なくとも日本では)、
主人公が最後まで、スーパーな能力を獲得しないのは珍しいような気がします。
(途中、防御力が少しアップしますが、あくまで現実レベル)

しかも、すでにヒーローが実在していて、陰でマフィアと戦っていて、
主人公がその人たちと交流するところなど、
ひねりが効いていて面白いと思いました。

キック・アス役の彼は、ダサい全身タイツ的コスチュームを着てしまうと、
逆にイケメンが隠せないですね。


キック・アス<スペシャル・プライス版> DVD
by camuson | 2015-01-10 22:00 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 01月 04日
ギョ 【印象度:60】
2011年発表のOVA。
昨年の2月にBlu-ray Discを購入していたので、見ることにしました。
伊藤潤二による原作漫画は既読です。(参考記事:ギョ

原作を改編していて、男女の関係が逆転しています。
物語としては破綻なくまとまっていると言えますが、
原作にはないキャラであるマッドサイエンティストは、
とてもありがちな感じで不必要だと思いました。
マッドサイエンティストが再現できる技術じゃないほうが、
ミステリアスで良かったと思うのです。

作画に関しては、伊藤潤二が描いた異形のおぞましさを、
かなり忠実に動画化していると言えるでしょう。
物量がものを言う部分はCGも駆使していて、
質を落とすことなく表現できていると思います。

異形の描写画質が高いのに反して、
人物のデッサンがまったく安定せず稚拙な感じがするのが、
足をひっぱている感じがしました。
人物への感情移入の妨げになった気がします。
原作者はデッサンが上手いだけにね。


アニメ文庫 ギョ [Blu-ray]
by camuson | 2015-01-04 19:30 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2014年 11月 10日
城の崎にて 【印象度:50】
1917年発表の短編小説。電子書籍版を読みました。

読む前は、城崎温泉の鄙びた情景を綴った紀行文かなんかだろう
と思っていたのですが、随分と違っていました。

山手線にぶつかって重傷を負ったので、城崎温泉に湯治に来たという、
オイオイ付くならもっとましな嘘付けよというマヌケな導入ですが、
大まじめで、実際に実話だそうです。

そんな生死の境を彷徨った筆者が、
湯治先でたまたま、蜂やネズミやイモリの生死の際を見て、
感慨にふけるという、
今となってはチラシの裏もしくは自分のブログにでも書いてろ、
というような内容です。

しかもイモリに至っては、その気は無かったにしろ、
間違えて石を当てて殺しちゃってますから、
ブログに書いたら炎上です。
チラシの裏に書いてホチキスで止めて、
引き出しの奥にしまっておけというような内容です。

まあ正直でよろしいという見方もできます。


城の崎にて・小僧の神様 角川文庫
by camuson | 2014-11-10 21:38 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2014年 10月 09日
菊次郎の夏 【印象度:55】
1999年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

おばあちゃんに預けられたまま育った少年(小三くらい?)が、
近所の無職のおじさん(北野武)とともに、
母親に会いに行くロードムービー。

いい景色を集めてます。
特に田舎の寂れたバス停がいいですね。

母親の生活する家に到着したところまでは良かったのですが、
その後は好みが分かれそうです。
グレート義太夫と井手らっきょが出てきて、
少年を喜ばせるためにアホなことをやるのが延々と続くのですが、
たけしが命令して下っ端にやらせるという、
たけし軍団の構図がそのまま持ち込まれていて、
身内ノリに汚されたような気分になってしまいました。

久石譲の音楽はすばらしいのですが、
テーマ曲はあまりに聞き慣れすぎていて、
本作のための書き下ろされた音楽という気がしませんでした。

岸本加世子は、姉御タイプの役もできるのかと感心。

菊次郎の夏 [DVD]
by camuson | 2014-10-09 22:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2014年 06月 25日
キリクと魔女 【印象度:50】
1998年のフランス・ベルギー・ルクセンブルクのアニメ映画。
レンタルDVDで見ました。

この作品を見た日本人の多くが一寸法師を連想すると思います。
黒人裸族版の一寸法師と言える作品で、
生まれたばかりの小さな赤ん坊が魔女を退治に出かけるという童話です。


黒人裸族の村を舞台にしたことにより、
画面が切り絵のように引き締まり、
絵としての芸術性が高まっているのは事実ですが、
原始的な生活をする部族としてあえて他の人種(監督は白人)を選択するのは、
人種差別などの面でリスキーな選択だったのではないかと思います。
(特に問題にする向きはないようなので成功で何よりでした。)

話の内容が子供向けであることを考えると、
絵としての芸術性よりも、
もっとデフォルメしてオーバーアクションでキビキビ動かした方が、
子供も大人も楽しめるような気がします。
そうじゃないところを狙ったのでしょうが・・・


キリクと魔女 [DVD]
by camuson | 2014-06-25 21:57 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2014年 05月 12日
桐島、部活やめるってよ 【印象度:93】
2012年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

高校を舞台にした青春群像劇なのですが、
わざとらしさがないのがいいです。

先に出来事があるのではなくて、
ありがちなディテールが積み重なった結果として出来事が動き出すような、
地に足の着いたリアル感があると思います。
登場人物は高校生なので、基本、地に足着いてないのが多いのですが・・・

だからこそ学校という特殊な集団で起こりがちな出来事ってのは、
本質的に面白いし、懐かしさを感じるものなのですよね。

山本美月と橋本愛は雰囲気があって巧かったと思います。


桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)
by camuson | 2014-05-12 22:59 | 映画 | Trackback | Comments(0)