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2014年 08月 15日
汚れなき悪戯 【印象度:70】
1955年のスペイン映画。モノクロ。レンタルDVDで見ました。

修道院に置き去りにされた赤ん坊を
12人の修道士が父親となって育てるというようなお話。

修道士たちは、赤ん坊の本当の親がいないかどうか村中を探し、
結局見つからず、両親は亡くなっているとの結論に達しますが、
すでに親心が芽生え始めており、
赤ん坊を育てられることを内心では喜び、

子供が成長すると、母親や同年代の遊び友達が必要だと
里親を探すのですが、適切な人が見つからず、
もうすでに家族同然となっているので、内心では喜び、
12人の父親となって子供を愛し育てるところに心が温まります。

邦題の「汚れなき悪戯」は、
子供が、同年代の遊び相手がいないこともあり、
周囲の気を引くために他愛のない悪戯をすることからとったもの。
原題は「Marcelino Pan Y Vino」(パンとワインのマルセリーノ)


終わり方が、宗教臭くて唐突感がありますが、
全体的には楽しめました。


監督ラディスラオ・バハダはハンガリー人で、
ハンガリー名はヴァイダ・ラースロー
ハンガリーは姓名の順が日本と同じなんですね。


汚れなき悪戯 [DVD]
by camuson | 2014-08-15 09:21 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2014年 03月 20日
検察側の証人(The Witness for the Prosecution) 【印象度:65】
1925年発表の推理小説。戯曲じゃない方。英語原書を電子書籍で読みました。
映像化作品は未見、今回が初読です。

文章は読みやすいし、展開は早いし、ダレる暇もなく読み終われるので、
英語学習用にはうってつけです。

さて、内容についてですが、
登場人物が少ないこともあり、展開がだいたい読めてしまいました。

思いもよらなかった場合のサプライズは大きいのでしょうが、
制度の欠陥を利用したトラップで、
その場しのぎ感が強く、あまりスッキリしないですね。
いろいろ想像する余地を残したのはよかったと思いますが。

戯曲版も読みたいのですが、電子書籍化されていないようです。
ビリー・ワイルダーの映画も見てみたいですね。


Witness for the Prosecution: An Agatha Christie Short Story
by camuson | 2014-03-20 22:18 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 12月 07日
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 【印象度:80】
2013年の劇場アニメ。
出張から家に20時頃に帰ることができたので、
新宿バルト9のスクリーン9、レイトショー21:50~の回を観てきました。
この回を選んだ時点で、終電にはぎりぎり間に合わなそうなので、
帰りはジョギングで帰ることを見越して、
ジーンズの下にランニングタイツを仕込んでおきました。

劇場では中段より若干前目の左端の方の席にしたのですが、
ふだんより観客が左右方向の中央部に集中していて少し驚きました。
おかげで周囲には人がいなくてリラックスして見ることができました。
音は爆音過ぎて、つぶれてしまっていたので、
もう少し押さえても良いかなと思いました。


さて、作品についてですが、
テレビシリーズはBlu-rayを購入して視聴していますが、
テレビシリーズの総まとめの劇場版は観ていません。

テレビシリーズは近年まれにみる
衝撃的かつ綺麗な終わり方をした作品と評価していますので、
魔法少女まどか☆マギカ 過去記事
続編のハードルは高いなぁと思いつつ、
反面そのハードルを乗り越えることを期待していたのですが・・・

はたして結果的には、やはりテレビシリーズの衝撃は超えられず、
どちらかというと蛇足になってしまったかなという印象です。
本作の真実をひっくり返して昇華するような続編も可能だと思いますが、
回を重ねるごとにインパクトが薄れぐだぐだになりそうな気もします。

映像アートとしては力作で、堪能できました。
by camuson | 2013-12-07 17:37 | アニメ | Trackback(1) | Comments(0)
2012年 05月 11日
月光ゲーム Yの悲劇'88 【印象度:70】
1989年発行。文庫版を読みました。

ゴールデンウィーク中、時間も多少取れたので、
久々に本格ミステリを読んでみました。
作者から読者への挑戦状があるタイプのです。

山でキャンプをしていた大学生の男女17人が、
山の噴火によって山中に閉じこめられてしまい、
クローズドサークル内で殺人事件が起きるという内容です。

挑戦状に至ったところで、まったく犯人の目星が付かないまま、
ゴールデンウィークは終了。
その後の犯人捜しは、ゴールデンウィー明けにチビチビと進めました。

最初に、いなくなった彼女は実は殺されたという可能性を疑いました。
いなくなった彼があやしいかなと思いつつ、
もう1回最初から読み直したのですが、
もし彼が犯人だとすると生還後にバレバレになってしまい、
まったく面白くないので、ないだろうと思い直しました。

次に、頭が良くて、後半に自分の推理を展開した彼女が、
犯人しか知らない情報をポロッとこぼしてないか、
という目で、会話を追ったのですが、どうもこれも無さそうです。

不可解な謎がいくつもあるのですが、その中でも特に不可解なのが、マッチの件。
犯人は、何故にそんな面倒なことを・・・と思いつつ、
集中的に何度か読んでいるうちに、やっと糸口らしきものを見つけたのですが、
それだけで犯人と断定してしまうには、まだまだ不可解なことがあり過ぎる状態。
そこまで頭が回る犯人が何故証拠を残すのかも、とっても不自然。


そして、もうこれ以上時間をかけてもわかりそうにないので、
解答編に進みました。

糸口らしきものの部分は、どうやら正解だったようで、
結果として犯人を当てたことになるわけですが、
それ以外の解答にはまったく至ることができませんでした。
難易度が高いと言えばそうなのですが、
こじつけ感が強く、かなり苦しい解答だと思いました。
ちなみに私の「Y」の推理は、犯人の姓を英語に訳した頭文字
(いまわの際になんでそんな面倒な謎かけを(笑))
というもので、案の定ハズレでした。

文章は調子が良くて読みやすく、展開はご都合主義で非現実的な気もしますが、
漫画的で、それはそれで楽しめます。
この時代(今の50代が大学生の時代)の学生達のわいわいとした雰囲気に
懐かしい気持ちになりました。
若い人達のホレたハレたの話って、ミステリやSF、
はたまたゲームによるマルチエンディングなどと絡めないと、
エンターテインメントとして成立し得ないところがありますが、
逆に言えば、エンターテインメント部分がしっかりしていれば、
味付け部分で好き勝手やっても、許されるんですよね。
本作は、雰囲気を楽しめた分、ミステリ部分での不自然さが少し惜しまれますね。

勉が何故スケッチブックを展望台に取りに戻らなかったのか?
の謎については結構考えたのですが、不明のままでした。


月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
by camuson | 2012-05-11 21:07 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2012年 03月 26日
月世界旅行 【印象度:65】
1902年のフランス映画。モノクロサイレンス短編作品。
原題(仏語)Le Voyage dans la Lune (英語)A Trip to the Moon

amazonのレビューにもあったのですが、
後から取って付けた英語の音声解説と日本語字幕解説が、
デフォルトで載っかっているため、
音声と字幕を消して見た方がいいですね。

映画黎明期の作品ですが、
作者の、人を驚かしたいという茶目っ気、
遊び心がふんだんに盛り込まれていて楽しめます。

カメラを固定した状態での舞台演劇になっているのですが、
書き割りは絵画的で、幻想的でありながらリアルに描かれていて、
コメディでありながら格調高い雰囲気があります。

特に月に到着してから、地平線から地球が空を昇っていくシーンは、
なかなか感動的です。

月人とのバトルに発展しますが、次から次へと出てくる月人のやられアクションは
ショッカーの原型と言っても過言ではなく、
当時としてはかなり画期的なものだったのではないでしょうか。
評価したいところです。


ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD]
by camuson | 2012-03-26 21:42 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 11日
劇画漂流 【印象度:90】
まんだらけのカタログ季刊誌に1995年から2006年まで連載され、
2008年に上下二巻で単行本化された作品。

これまた、読み始めたら止まらず一気に読んでしまいました。


著者の10才から25才までの漫画・劇画人生の奮闘を記した自叙伝であり、
それがそのまま劇画の誕生・発展史にもなっているのですが、
それだけにとどまらず、
1945年終戦から1960年安保闘争までの昭和の激動の時代のうねりのさまが、
これに連動して見事に表現されています。


戦後の貧しい時期にあっても、
というか、だからこそ、庶民が身の丈にあった娯楽を求め、
その需要に応えるように、
クリエーターがそこらへんからボコボコと出てくる、
そういった土壌がこの国にはあるということに、
思わず、何か胸が熱くなってしまいました。


主人公のキャラは、著者自身の投影ということもあり、あまり濃くないのですが、
主人公の親父、次兄の桜井昌一、さいとうたかを、出版社経営社の山田兄弟などは、
なかなかキャラが立っていて魅力的です。

桜井昌一は、水木しげる作品に登場する「メガネをかけた出っ歯のサラリーマン」
のモデルとのことです。言われてみればその通りです。

さいとうたかをは、これまでまったく興味がなかったのですが、
本作品内で、なかなか、いいキャラを演じていたので、
まあ、機会があったら作品を読んでみてもいいかもと思いました。


劇画漂流 上巻
劇画漂流 下巻
by camuson | 2011-06-11 22:14 | 漫画 | Trackback | Comments(0)
2011年 04月 25日
劇場版 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~ 【印象度:75】
マクロスフロンティア劇場版2部作の後編。
新宿バルト9で見てきました。
公開から2ヶ月ほど経っていますが、
そこそこの大スクリーン(横幅11m)で見ることができました。

作品を見終えての感想ですが、どこかはじけきれずにモヤモヤ感が残りました。

テレビ版でそこそこ綺麗に終わっていたので、どうするのかと思っていたのですが、
大きな設定はそのままに、役者の役どころを変えて再構築しています。

その結果、テレビ版にはあった大きな驚きや悲しみが一部無くなっています。
ですが、それを超える驚きや感動を創り得ていないなと感じました。
歌と戦闘の派手な演出などは期待に十分応えていて楽しめますが。

テレビ版では、SMSオーナーが謎めいていて良かったので、
劇場版で新たな展開があるのかなと勝手に期待していましたが、
もはや、パラレルワールドの違うお話しになっていることもあって、
テレビ版との連続性は放棄してしまっているようです。

終わり方は、多少唐突感がありますが、その後を想像させるという意味では、
狙いは悪くないのかなと思いました。

4年越しの物語が、ついに終幕を迎えましたが、
シリーズ後継作品など、意外なところ、意外なタイミングで、
本作品の後日譚が紐解かれることを楽しみにして。

関連記事:
劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~ 【印象度:85】
マクロスF 【印象度:93】
by camuson | 2011-04-25 22:19 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2010年 11月 15日
ゲルマニウムの夜 【印象度:75】
1998年の作品。文庫版で読みました。
花村萬月というペンネームと、
坊主頭の人相が気になっていたので、
代表作の一つ芥川賞受賞作の本作を読んでみました。

名前やその風貌から、スケベな大人の作品かなと思ったのですが、
非常に青臭い内容で、なるほど芥川賞もうなずけます。
作者自身を青臭いと言うつもりは毛頭なく、
青臭いテーマを、それなりの手練れで扱っていると思います。

世間から隔絶された修道院を舞台に、
生や死の臭い、排泄物や腐敗の臭いなどに混じって、
サディスティックな主人公による
周囲の人間に対する肉体破壊活動などが
五感鋭く鮮烈に描写され、なかなかに不快です。

どうもこの作品は、宗教とは何かを小一時間どころか
作家生涯をかけて問い詰める
壮大な構想のプロローグ的なもののようで、
本作品に限るとテーマらしきものが先送りになっていて、
何とも評価しづらいです。
今後に大いに期待する反面、
あまりに壮大な構想で、
かつ、読んでいて楽しい気分になる作品ではないので、
付き合いきれないような気もしています。


ここのところ、宗教と変態を素材にした作品のレビューが、
多くなっていますが、全くの偶然です。
(関連記事:ルナシー愛のむきだし


ゲルマニウムの夜―王国記〈1〉
by camuson | 2010-11-15 21:39 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 12日
幻魔大戦 【印象度:75】
1983年3月に公開された角川のアニメーション映画第一弾。
「幻魔大戦」のBlu-ray版が出たので、早速、購入して見ました。昨年の11月くらいに。

公開当時、私は小学生でしたが、テレビCMで、
自由の女神に亀裂が入る映像、
大友克洋による面長で狐目のキャラクター造形、
ローズマリー・バトラーの熱唱、「ハルマゲドン接近」のキャッチコピー、
超能力戦士達が放つオーラのほとばしりと、その光が宙で絡み合う映像を見て、
新しいアニメの夜明けを見ているようで、何か胸が熱くなったのを覚えています。

当時は小学生だったため、映画館に見に行くことはなく、
結局見ないままになっていました。

さて、四半世紀を過ぎて初めて本編を見たわけですが、
想像していたのと随分違っていて驚きました。
原作は未読です。

映像にはかなり力が入っていて、人体が放つ光の表現などは今見ても色褪せていません。
ただし、力の入れ方には、かなりのムラがあります。
コーヒーの湯気や液面の模様が移り変わる様子を
微に入り描写しているシーンがあるかと思えば、
ニューヨークや東京が崩壊するシーンなどでは、1枚絵を揺らしてるだけだったりします。
ハリウッド映画なら最も力を入れる部分でしょうが、この割り切りはすごいと思いました。

ストーリに関しては、全宇宙の終末という壮大なテーマなのですが、
主人公の丈周りの描写が妙にしみったれているというか、
丈の姉ちゃんが、巨人の星の星飛雄馬の姉ちゃんそのもので、
丈の声を飛雄馬と同じ古谷徹があてていることもあり、昭和40年代臭が強いです。
当時見たとしても相当違和感があったのじゃないかと思うくらいです。

また、全宇宙を支配しようという巨悪を、
非常にわかりやすい卑近な悪のイメージで描いていて、
どうしても薄っぺらいB級感が拭えません。

当時のテレビ広告では、そういうイメージはまったくなかったので、
本当に広告がうまかったのだと感心してしまいました。

あと、当時は気づきませんでしたが、音楽監督に、
ELPのキース・エマーソンを配していたのですね。
「光の天使」は、やさしく、強く、悲しく心に響きます。

幻魔大戦 [Blu-ray]
by camuson | 2010-04-12 21:55 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 12日
劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~ 【印象度:80】
時間がとれずになかなか見れなかったのですが、
金曜日にレイトショーで見てきました。
以下、感想です。

公開劇場数が非常に少ないことを考えても、TV版を観ていない層は、
主ターゲットから外れていそうです。

TV版の続きなのかなあと思っていたのですが、
そうではなく、序盤部分のつくりなおしです。

そうなると、限られた尺の中で
何を選び何を捨てるかが問題となりますが、
マクロスの3大要素、バトルシーンと歌と△を選び、
他の多くを捨てた作品になっています。

たとえば学園ものとしての要素は切り捨てられ、
法子のカナリアじゃない方が削除されてたりします。

個人的にはその潔さというか、ごり押しに好感が持てますし、
事実、大迫力の映像と音を十分楽しめたのですが、
ハイライトの連続で、緩急や深みがなくなってしまっているのも
否めません。

物語のコンパクト化にあたって、
キャラクターの役どころが多少いじられていて、
その中には、終盤の大きな変化を感じさせるものがあるものの、
あまり話が前に進んでなくて、
エヴァの序+破を観たときと同じような感覚ですかね。
同様に映画作品単体としての評価が難しいというかできない作品です。
後編に期待するところが大きいです。

過去の投稿:マクロスF(TV版)のレビューはこちら
by camuson | 2009-12-12 21:27 | アニメ | Trackback | Comments(0)