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2015年 07月 24日
変調二人羽織 【印象度:40】
1978年発表(小説雑誌「幻影城」)
「変調二人羽織」(光文社文庫)収録
電子書籍で読みました。

二人羽織を演じる落語家が、高座中に、
胸をかんざしで突き刺されて死ぬ事件の話。

これまで読んできた連城作品(花葬シリーズ)と比べて、
まずは、読みづらいです。
過剰に修飾されていて、スッと入ってこない。
これまでの氏の作品と正反対だなと感じました。

二人羽織という面白い仕掛け、凝った小細工、
複雑な構成、もったいぶった書きっぷりなど
読者を煽る割には、
推理を無に帰す拍子抜けの真相です。
色々と細かく仕込んだ技巧が実を結べていません。

最後は落語のオチで上手くまとめた風になっていますが、
別に上手くないから!ってな感じです。

これまで、落語を聞いて笑えたことがほとんどない私でも、
話術による粋を感じることはありますが、
文字にしてしまうと、なかなか再現が難しいのでしょうね。


変調二人羽織
by camuson | 2015-07-24 21:49 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2015年 03月 16日
ベネズエラ・サバイバル 【印象度:75】
2005年のベネズエラ映画。レンタルDVDで見ました。

原題はSecuestro Express(特急誘拐)。
速攻でなるべく足の付かないうちに身代金をゲットする誘拐手法のことで、
ベネズエラで流行している社会問題を扱った作品となっています。


首都カラカスの空撮が壮観です。
超高層ビルが林立する都市部と、
スラム小屋が全面にへばりついている丘陵地のコントラスト。

超高層ビルは富裕層エリアかと思いきや、
近付いてみると、
コンクリートがむき出しのまま工事が中断された超高層ビルは、
なんと立体スラム化。
スケルトン・インフィルを地で行っているなと。

「廃墟萌え」の同類項として「スラム萌え」があるかと思いますが、
私のように根性がなく、現地には近付かず、
遠くから覗きたいタイプの「スラム萌え」にとっては、貴重な映像です。

珍しいベネズエラの映画ですが、
娯楽バイオレンス映画としてよくできていると思います。
ただ、「シティ・オブ・ゴッド」の影響がありありかなと。登場人物の紹介や早回ししたり。
それはそれで悪くないと思いますが、
元を超えるインパクトがないとどうしてもね。

超高層スラム「ダビデの塔」についての記事(外部サイト):
http://buzzap.jp/news/20140419-tower-of-david/

ベネズエラ・サバイバル [DVD]
by camuson | 2015-03-16 20:33 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 01月 19日
ペーパー・ムーン 【印象度:65】
1973年のアメリカ映画。モノクロ。レンタルDVDで見ました。

母親を亡くした9歳の少女と
聖書訪問販売の詐欺師とのロードムービー。

娘の母親と突き合いがあり葬式に参列した詐欺師は、
方角が同じということから、嫌々ながら、娘を遠くに住む親類の家まで送ることに。
その道中で、父と娘を演じつつ、うまく詐欺をこなしていくといった話。

詐欺の手口がなかなか参考になります。いや別に参考にはしませんが。

本作品の発表が40年前ですが、作中では、さらに40年前の禁酒法の時代という設定です。
時代物の雰囲気を出すために白黒映画にしていますが、
映像は鮮明で美しく、カンザスの大地の広大さが際だって感じられます。
特にラストシーンがイイですね。


ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
by camuson | 2015-01-19 21:10 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 28日
変身 【印象度:85】
1915年発表の中編小説。電子書籍で読みました。
たぶん高校生以来、四半世紀ぶりの再読です。

朝起きたら巨大な毒虫(たぶん芋虫みたいなものと思われます)
に変身していた青年の話。
どこかにぶつけたり、狭いところを無理矢理通ったりすると、
体表が傷つき、おツユが流れ出してしまうという、
ヤワな体の記憶は鮮明なのですが、
どんな終わり方だったかは忘れました。

で、読み出すと面白くて、グイグイ一気に読んでしまいました。

青年の名前はグレゴール・ザムザ。
いかにも芋虫っぽい名前ですよね。
ザムザはちょっと、ざざ虫っぽい響きがあり、そっち系の可能性もありそうです。

非日常的な超常現象に見舞われた主人公を通して、
慎ましい日常を愛おしく感じるとともに、
慎ましい日常が染みついてしまった芋虫そのものも、
悲しくも面白く、愛おしさを感じます。

終わり方は、随分とあっけなく、
オチらしいオチがなく印象に残らなかったので、
すぐに忘れると思います。というかもう忘れかけています。


当作品の国籍について
(参考記事:本ブログにおける作品の国籍について ~カフカの「変身」の国籍は?~)


変身
by camuson | 2014-09-28 19:40 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 16日
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 【印象度:85】
2008年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

老人として生まれ、歳を重ねるごとに若返えっていくという
アブノーマルな生を受けた男と
ノーマルな女との
恋愛と人生の物語です。

実際にはありえない設定ですが、
役者達の真摯でごく自然な演技と根気のいる映像処理とで、
設定世界が破綻することなく表現されています。

正攻法なのですが、正攻法がいかに難しいか。
予算が潤沢なアメリカ映画ならではの作品だと思います。

ありえない設定の中に、何気ない、いかにもごく自然に起りそうなシーンを
うまく織り込んでいるのですよね。
ブラッド・ピットが予告なくケイト・ブランシェットの
バレエ公演の楽屋を訪ねるくだりは、
2人のちょっとしたすれ違い、心の機微が繊細に表現されていて、
特に印象に残っています。



ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD]
by camuson | 2013-10-16 22:45 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 09月 26日
Henry VIII and his Six Wives: 700 Headwords (Oxford Bookworms Library) 【印象度:70】
Oxfordのgraded readers。電子書籍を購読しました。

妻を5回も代えた(うち2人は牢獄に送り首をはねた)
絶対王政期のイングランド王、ヘンリー8世の話です。

6人目の妻を語り部にして、
それぞれの妻の最期の声を綴った手紙を
若くて好奇心のあるメイドに読み聞かせるという
フィクション設定を持ち込むことで、
歴史に詳しくないものでも興味を持って”さわり”に
触れられるというすぐれものです。

知識を深めるために、
絶対王政期の映像化作品を探して見てみたくなりました。


Henry VIII and his Six Wives: 700 Headwords (Oxford Bookworms Library)
by camuson | 2013-09-26 21:04 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 04月 03日
Help! Level 1 (Cambridge English Readers) 【印象度:55】
英語学習者用の教材としての読み物「Cambridge English Readers」の
最も簡単なレベルであるLevel 1。Kindle版を購読しました。

身長180cmの綺麗で気の強いビジネスウーマンを奥さんにもつ、
自称作家の自宅警備員(30)が主人公。
近未来的テクノロジーの暴走を扱ったコメディです。

短いので、会社の休み時間を使って読めてしまいます。
起承転結がはっきりしていて、終わり方も綺麗で読後感もまずまずです。


Help! Level 1 (Cambridge English Readers)
by camuson | 2013-04-03 20:13 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 02月 15日
変態村 【印象度:86】
2004年のベルギー/フランス/ルクセンブルク映画。
レンタルDVDで見ました。

前知識を入れずに見たのですが、なかなかの良質なホラー映画でした。
原題はCalvaire。ラテン語で“ゴルゴタの丘”の意味だそうです。
「変態村」とは思い切った邦題を付けたものです。(原作レイプ的な意味で)


愛情、独占欲が一線を越えて、狂気に豹変して、監禁という流れ、
現実に起こりえる怖いシチュエーションは、映画「ミザリー」のようですし、

周囲から隔絶された山村の村人全員が狂人という
異常なシチュエーションは、ビデオゲーム「SIREN」(※)のような、
「どうあがいても、絶望」ですし、

それらがうまく組み合わさっています。


序盤の主人公の売女な人からのモテモテぶりも、
何とも奇妙な味わいなのですが、
その後主人公に起こる売女な人としてのモテモテぶりを
暗示していて面白いです。

終わり方は「ターミネーター2」を彷彿とさせます。


※「SIREN」は難易度が高過ぎて、1面クリアしたかしないかで放置したままです。
なんとなくイメージで知ったようなことを語っていますが、特に反省はしていません。


変態村 [DVD]
by camuson | 2013-02-15 20:03 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 24日
北京原人 Who are you? 【印象度:85】
1997年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

「みんなのシネマレビュー」という映画レビューサイトで、
ワーストランキングの上位となっていたことから、見てみることにしました。

バカ設定エンターテインメントとしてはよくできていると思います。
序盤はドキュメンタリー風で、真面目を装いながらも
丹波や蛾次郎の適切な配置や、
科学的考証とは無縁の雰囲気重視のインチキSF感など
随所に不真面目映画としての布石を打っておきつつ、
いざ北京原人の復活に成功してからは、やりたい放題です。
監督やりたい放題です!



本来それが入り込む余地が無さそうなTPOにおけるエロ事象が、
マンネリ化で鈍磨してしまった我々の感覚に対して、
ご褒美的刺激を与える現象は、よく知られているところですが、
本作品はあざといまでにそれを利用することで、成功した事例だと思います。

例えば、山に逃げ込んだ北京原人を捕獲しようとするシーン。
緒方直人演じる主人公科学者が、同じ生き物、仲間だと意思表示するために、
荷物と服を捨てパンツ一丁になり、近付こうとするのですが、
何故か一緒にいたヒロインが、こともあろうか、真似して裸になっています。
あたかも、ごく自然な流れのように装っていますが、
状況としてはかなり不自然で、不意を突かれます。
だがそれがいい。
ヒロインの科学者としての純粋さ、健気さを
エロに昇華させたところに新鮮味を感じます。

そして極めつけは、北京原人の♀です。
現代科学によって甦った北京原人は夫婦とその子供の3人で、
それぞれ直立歩行で移動し、全身に毛が生えているのですが、
毛はあまり濃くなく地肌の9割くらいは透けて見えます。
当然服は着ていません。

♂の風貌は、ヒトの男性の体型とは大きく異なり、ゴリラのように筋骨隆々です。
よって、必然的に役者は筋肉の着ぐるみを装着しています。
顔の骨格も北京原人に似せるために相当盛っていて、
地の顔がまったく判別できません。

一方、♀の風貌は、体型がほぼヒトの女性と同じという勝手設定があるようで、
必然的に着ぐるみではなく、小松みゆき(当時26歳)の生の体がベースとなっています。
全身薄い毛で覆うメークがされていますが、乳房には毛はなく露出しています。
日光や風雨に晒された感じはまったくなく、なまめかしいです。
個体が移動するたびに、そこだけが他とは違う振動周期で上下左右に揺れ動くため、
いやでも目に飛び込んできます。

顔は、眉のところを出っ張らせる特殊メークをしており、
北京原人に似せようとしたアリバイは見て取れますが、
体同様になるべく素材を活かすという選択がなされています。
地の顔がわからない程にメークを施したならば、
露出度的には「けっこう仮面」の類型となりますが、
素材をなるべく活かした北京原人メークは、
羞恥プレイ面で、より苛酷なものになっていると妄想します。

ストーリー上は、お色気の類は一切ありません。
ですから、ナマおっぱいや毛で覆われた裸体がなくても話は成り立ちます。
だが一見不要だからこそいい。強引な設定が味わい深いのです。
それがなかったら、凡作に終わっていたでしょう。


「北京原人 Who are you?」に興味を持たれた紳士・淑女の皆様へのオススメ映画

ムカデ人間

ムカデ人間2


北京原人 Who are you? [DVD]
by camuson | 2012-08-24 21:09 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2012年 04月 30日
ベン・ハー 【印象度:92】
1959年のアメリカ映画。
50周年記念のBlu-ray版が発売されたので購入しました。
原作は未読です。他の映像化作品も未視聴です。

冒頭、実に6分以上にもわたって、
宗教壁画の一部、人物の手だけをアップにした止まった画像のまま
音楽が流れ続けます。
とりあえず、円盤の不良か、機械が故障したのかと思いましたよ。
200分を越える大作ですが、この部分だけは
時間の無駄だと思いました。

本編は、とにかく映像の迫力と、緻密さ、精細さに、
食い入るように見入ってしまいました。
最大の山場はチャリオットレースのシーンで、
臨場感にあふれ、かつ、演出過剰に陥らずに
地に足の着いたリアリティが感じられるという奇跡的な仕事です。

それ以外のシーンも、それぞれ、非常に丁寧に綿密に
深みのある美しい映像に造り上げられています。

ストーリーがわかりやすいのもいいですね。
シンプルな復讐劇が物語の軸となっていて、
それに、キリストの生誕、磔刑のエピソードをうまく絡めて、
物語に奥行きを与えています。

終わり方はちょっとどうかなと思いましたが、
キリストなら仕方ないと思い直しました。
「南アなら仕方ない」(過去記事参照)と類似の
免罪符的な何かを感じます。


ベン・ハー 製作50周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(3枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]
by camuson | 2012-04-30 09:55 | 映画 | Trackback | Comments(0)