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2016年 09月 11日
やがて哀しき外国語 【印象度:70】
村上春樹が90年代に経験した4年間のアメリカ生活を描いたエッセイ。
一般人とは明らかに異なる希有な立場、視点から、
(世界的な売れっ子作家でかつ大学の先生として招聘されている)
普段垣間見ることのないアメリカが感じられて面白いです。

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by camuson | 2016-09-11 19:24 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 17日
屋敷女 【印象度:80】
2007年のフランス映画。レンタルDVD。

スラッシャーサスペンス。

黒いドレスを着た女性が殺人鬼。
ターゲットは、交通事故で夫を亡くした若い妊婦。

殺人鬼が女性というのも珍しいですが、
いかにも殺人鬼ですといった飾り立てをしていないのがいいです。

表面的な狂気を演じず、抑制が効いていていいです。
やってることが異常なので、それで十分です。
武器が裁縫ばさみ?というのもいいです。

この手の作品には珍しい、なるほどと思わせる終わり方です。


屋敷女(〇〇までにこれは観ろ! ) [DVD]
by camuson | 2016-07-17 23:38 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 09日
闇の列車、光の旅 【印象度:65】
2009年のメキシコ/アメリカ映画。レンタルDVD。

前半はスラムのギャングを題材にしたメキシコ版「シティ・オブ・ゴッド」(過去記事参照)。
後半は列車ロード・ムービー。

チンピラ主人公が少年をギャングに引き入れるところからシーンが始まります。
13秒間、リンチに耐えて、生き延びれば合格。
その後、敵グループを1人殺すことで正式に仲間入り。

その後、主人公はギャングの掟を破ったため、メンバーに焼きを入れられた上で、
忠誠心を示すために、ギャングのリーダーと前述の少年と3人で強盗をすることに。
その強盗先というのが、なけなしの全財産をかき集めて隣国へ抜け出すため、
列車の屋根の上に無銭乗車する移民たちというのが結構エグいです(どうしてそこ狙う)

一方、ホンジュラスでは、
娘(ヒロイン)、その父親、その叔父の3人が、アメリカへの移民を決意。
そのためには列車の屋根に乗りメキシコを通過しなければならない。

列車の屋根の上で、双方がエンカウント。
ギャングのリーダーが娘(ヒロイン)を押し倒し跨がって暴行しようとしたのを見て、主人公は・・・
その後、主人公はギャング団に追われる身となり・・・
(続きは映画で)


シンプルな話ではありますが、話が滞ることなく進み、そこそこリアリティがあるため、
最後まで飽きることがありませんでした。
主人公がモテモテなのは解せませんが。

チンピラ主人公でさえ美人のねーちゃんやホンジュラス娘にモテモテなのに、
おまえらときたら(TT)

――――――――――――――――――――――――――――

で、ここからはとりとめもない連想や素朴な疑問の備忘録です。


スラムの状況などを見るに、中南米はどこも似たような感じで、
治安の維持に失敗しているような気がします。

何でなんだろうと考えたときに、
つまるところ、断絶なのかなと思うのです。

コミュニティの中で知(倫理、道徳、文化等)が蓄積されて、共有されて、
改善されて、創造を生み、受け継がれてというサイクルが断絶してるように思うのです。
中南米の場合は、まず植民地化で、過去の文化・伝統と断絶され、
入植白人、原住民、黒人奴隷、混血等、階層間の断絶、貧富の格差が持ち込まれ、
今に至っているように思います。
(日本の場合、変容していても、断絶はしてない希有なケースなんだと思います)


スラムにおけるギャング以外のコミュニティであったり、
スラム以外のコミュティがどうなっていて、どういう関係にあるのかが、
情報が少なくてよくわからないのですよね。
映画を見たくらいでわかるわけはないのですが。

スラムに住む皆が皆、ギャングになるわけではもちろんなく、
単純労働者として日銭を稼いでいる人が多いようですし、
スラム出身のサッカー選手も多いですし、
多種多様な中の一部分であることを忘れてはいけないなと。


闇の列車、光の旅 [DVD]
by camuson | 2016-06-09 22:34 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 06月 20日
ヤンヤン夏の思い出 【印象度:55】
2000年の台湾、日本映画。レンタルDVDで見ました。
約3時間の長い映画。
特定の主人公を設定せず、明確なストーリーは組まずに、
現代台湾の都市における一家族(ヤンヤンという名の少年の家族)
の家庭生活、社会生活を、
主人公を切り替えつつ流し見せていくという手法です。


登場人物を役柄の比重の大きい順に並べると以下のような感じでしょうか。
タイトルにあるヤンヤンの比重は決して大きくありません。

(1)ヤンヤンの父親のNJ
(2)ヤンヤンの姉のティンティン
(3)ヤンヤンの祖母
(4)ヤンヤンの叔父
(5)ヤンヤン

ヤンヤンの父親と元恋人との関係、
ヤンヤンの叔父(できちゃった婚で新婚)と
本来結婚するはずだった?仕事のパートナー兼元恋人との関係、
ヤンヤンの姉とその友人の恋人との関係
といった微妙な立ち位置での男女関係を多層的に扱っているのが面白いです。

祖母が体調を崩し、昏睡状態に陥るのですが、
その回復のために、
家族が毎日順番で祖母に対して話しかけるという設定を持ち込み、
家族各々の心情を吐露させるという仕掛けをつくったのも面白いですし、
生死の問題まで絡めたことで作品に深みが出ていると思います。

日本人がプロデュースしていることもあって、
作風が日本的ホームドラマ的感性が混じっている気がします。
エンターテインメントとしては間延びした感じがあるので、
肩の力を抜いて、「ながら見」するといいかもしれません。
そういう意味では映画よりテレビ向きかも。

ヤンヤンの父親役はなかなか渋くていいです。


ヤンヤン 夏の想い出 [DVD]
by camuson | 2013-06-20 20:53 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 06月 19日
八つ墓村 【印象度:75】
1977年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

公開時は小学校低学年でしたので、劇場では見ていませんが、
「たーたりじゃー」は、小学生の間でもやたら流行りました。
テレビ放映を部分的かもしれませんが2回は見ています。
また、5年ほど前に1回通して鑑賞してます。
何回も見ているのですが、印象に残っているのは
例の懐中電灯2つを頭に括り付けた大量殺人鬼と、
化け物化した犯人に主人公が追っかけられるところくらいで、
話の内容はあまり覚えていませんでした。

さて、久しぶりに鑑賞して感じたのは、
ロケーションへのこだわりです。
入念にロケ地を選んで、日本の原風景と言える山村の景色を
ゆったりと映像に落とし込んでいるのが見て取れます。
市川崑監督のシリーズと比べて外連味が少ないですが、
スケールを感じさせるなかなかの力作です。

ストーリーの方は、盛りだくさん過ぎて、
一度見ただけでは整理がつきにくい感じです。
村に伝わる祟りを利用した殺人事件と思わせて、
その裏をかいてオカルトに仕立て上げたところは、
考えてみるとかなり面白いのですが、
なかなか伝わりづらい気がします。

山崎勉がやらかす殺人シーンは鮮烈なのですが、
進行する殺人との関連が薄く、浮いてしまっているというか、
最後オカルトとして繋がってくるのですが、
それだけではどこかおさまりが悪く感じます。

鍾乳洞から蝙蝠が大量に飛び出して、
屋敷が炎に包まれる流れはイイと思ったのですが、
落ち武者達がちょっと安っぽい感じがしなくもないです。

本作は原作からかなり改変されているようなので、
原作ではどうなっているか興味が出てきました。


八つ墓村 [DVD]
by camuson | 2013-06-19 21:24 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 03月 01日
藪の中 【印象度:75】
1922年発表の短編作品。Kindle Paperwhiteで青空文庫版を読みました。

平安時代という設定なので、
アイテムとして古語がたくさん出てきますが、
地の文章は平易かつ簡潔で読みやすいです。

昔読んだときにはあまり気にしませんでしたが、
()の使い方が、現代的だなと思いました。

――。(皮肉なる微笑)
――。(寂しき微笑)
――。(快活なる微笑)
などです。


私なんかは(笑)や(苦笑)くらいしか使いませんが、
表現に幅があるので素直に感心しました。(素直に感心なる微笑)


()を使った表現の起源は、たぶん演劇の台本とかだと想像するのですが、
調べてみると面白いかも知れませんね。



藪の中
by camuson | 2013-03-01 21:05 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2012年 06月 04日
野獣死すべし 【印象度:70】
1980年の日本映画。レンタルDVDで見ました。
原作は未読です。

ハードボイルドとかピカレスクとかにカテゴライズされるようです。
主人公が銀行強盗をする話です。


冒頭、暗闇の雨の中での格闘シーンで、
パンチがまったく当たっていないのに、
当たったことにしてしまう安っぽい芝居を見て、
先行きが相当に危ぶまれたのですが、
それ以降は、粗い部分はあるものの、
随分と持ち直して、楽しめました。


小林麻美が、若くて、まだ肉が詰まってる感じで、
色っぽくてカワイイですね。
ちょっとしたことで崩れそうな、バランスがあやうい美人と言えます。
(麻生久美子とかもバランスあやうい系ですね。)

そして、小林麻美のお色気シーンがないのは致し方ないとして、
何を間違えたのか、その代わりにとばかりに、
昔のクロレッツのCMのおばちゃんが一肌脱いでいたりします。
いやホント、冗談じゃなく、いい加減にしとけよと思いました(笑)


そして何より、松田勇作の役づくりが出色です。
狂気を発散させずに、飲み込んで、滲み出させる演技がいいです。
鹿賀丈史が演じるアフロのチンピラウェイターが、
対照的にキャンキャン吠えて威嚇するタイプで、
松田勇作の演技を引き立てています。

松田勇作演じる主人公は、
過去に戦場カメラマンをやっていて、
戦地での悲惨な状況、犠牲者達の写真を撮っているうちに、
狂気が芽生えたというような設定のようなのですが、
そういう説明的なものが邪魔くさく感じてしまいました。
そのまま感覚だけで突っ走った方が良かったのではないでしょうか。

終盤、劇場で声を張るシーンや、
劇場を出た後のラストシーンなどが、
考えるな、感じろ的なものなだけに、なおさらそう思いました。


野獣死すべし デジタル・リマスター版 [DVD]
by camuson | 2012-06-04 23:21 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 07月 07日
柳と風 【印象度:80】
1999年のイラン映画。レンタルDVDで鑑賞しました。
イラン映画界の第一人者アッバス・キアロスタミによる脚本。
監督はモハマド・アリ・タレビ。


子供の頃は、些細なことが、当人にとっては一大事。
狭い視野での思いこみや、甘い判断も、
大人になってふり返ってみれば、いい笑い話になったりするものです。

本作品は、そんなテイストで話が進みながらも、
実は、些細なことが、ほんとに一大事じゃないですか~!という、
なんとも非合理で、不条理な世界を描き切っています。

ある日のこと、
数日前に教室のガラスを割ってしまった少年が、
担任の先生から、今日中に直さないと学校を辞めてもらう、
と言われてしまいます。

途中は省きますが、
少年はお金を工面した後に、ガラス屋に行き、
サイズも曖昧なままにガラスをカッティングしてもらい、
長手寸法が少年の身長ほどはある板ガラスを、
下端を両手に載せ、上端をあごで支えながら、
暴風雨が吹きすさぶ中、数キロ離れた学校まで、運ぶことになります。

何の罰だよ、と思ってしまいがちですが、罰とかじゃなくて、
ガラスを修理するインフラが発達していないだけ、というか、
サービスを商品として扱う概念がない世界なんですね。たぶん。
なので、買ったガラスは自分で運んで、建物にパテで固定しなければなりません。

そんなこんなで、笑い話どころか、あまりの不条理に、
後半は、歯痒いを通り越して、思わず歯ぎしりしてしまいそうになります。

1999年のイラン映画ですが、
さすがにリアルタイムではないと思われ、
作者の子供時代を、脚色して描いたものなんでしょうかね。

まあ、ここまで極端ではないにしろ、
不便ゆえに、無駄なことをやってたよなぁ~、
と昔の生活を懐かしんでみたり、
便利な世の中になったよなぁ~、
と今の生活に、しみじみと有り難みを感じてみたりするのも、
たまには、いいかも知れませんね。

WILLOW AND WIND
by camuson | 2010-07-07 21:01 | 映画 | Trackback | Comments(0)