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2017年 04月 03日
夜と霧 【印象度:80】
1956年のフランスのドキュメンタリー映画。レンタルDVD。

アウシュビッツ強制収容所の当時のモノクロ映像と、
10年後、緑に覆われ廃墟となった強制収容所のカラー映像を交互に切り替え、
静かな導入から始まり、徐々に惨劇が詳らかになる。

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by camuson | 2017-04-03 22:32 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 03月 13日
夜と霧 【印象度:98】
1946年発表。池田香代子による新訳版を読みました。
筆者自身のナチス強制収容所での苛酷な経験を、
一精神科医、一心理学者として、科学的に考察したもの。

生きている人間がまず経験することのない
極限状態における人間の描写に衝撃を受けました。
事実の考察が文学的な感動を喚起するという不思議。
どこまで極限なのかという話。

この感覚を言葉にするのは難しいので、
少し間をおいてから、旧訳版も読んでみたいと思いました。

夜と霧 新版
by camuson | 2015-03-13 21:13 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2014年 10月 22日
四畳半襖の裏張り 【印象度:50】
1973年の日本映画。レンタルDVDで見ました。
原作は未読です。

海外では「The World of Geisha」のタイトルでそれなりに有名なようです。
(本作の日本語版wikipediaはありませんが、英語版wikipediaはあります。)

「初会の客に気をやるな」という掟があるにもかかわらず、
客にイカされてしまう芸者が、あな恥ずかしとよがるシーンを中心に、
熟年の芸者、まだ若く客を取る前で鍛錬中の芸者、
恋人が兵役でなかなか逢えずに肉感的な芸者
などなどが織りなす情景を描いていきます。

全体的に、そこそこリアルな感じなので、
芸者の世界というのはこういうものなのかと興味はそそられますが、
琴線に触れるもの、心踊るものがありませんでした。

主役の宮下順子は可憐なものの、
寝床のシーンが一本調子なので、もういいよと思ってしまいます。
そこを他の芸者のエピソードで上手く補っているというか、
何とか持たせてるというか。持たせ切れていないというか。

相手の男にこれと言った魅力が見いだせないのも何だかなという感じで、
逆にそれだけすごいテクなのかと勘ぐれなくもないわけですが何だかな。


四畳半襖の裏張り [DVD]
by camuson | 2014-10-22 21:39 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 22日
頼子のために 【印象度:85】
1990年の日本の推理小説。電子書籍で読みました。

冒頭の手記のあまりの悲痛さに、
読み進めるのがためらわれたのですが・・・
(気力があるときでないと読み通せないと思い)

手記が終わり、探偵が登場すると、随分と雰囲気が軽くなります。
雑誌記者やら、学校理事長やら、議員やら、
胡散臭い連中と絡みつつ、探偵が真実に迫っていくというもので、
サスペンス色が強く、読者が推理できる範囲は限られています。

そして、終盤、驚きの真実が明かされます。
真犯人の追求にとどまらず、
ラスボスステージまで到達したことを評価したいと思います。
悲痛は全く毛色の違う悲痛で上塗りされました。

中盤の胡散臭さをなくすと、より純度が高まるような気がします。


頼子のために (講談社文庫)
by camuson | 2014-07-22 22:57 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2014年 05月 09日
夜は短し歩けよ乙女 【印象度:65】
2006年の小説。kindleで読みました。

京都の学生「乙女」と「先輩」。
男女2人によるモノローグが、交互に繰り返され、
ちょっと、わざとらしい箱庭的な幻想的日常世界が
立体的に描かれていきます。

春夏秋冬の四章構成なのですが、
第一章は、独特の語り口調に慣れることができず、
荒唐無稽な設定が目立つ割に内容が薄く、
小ネタが上滑りする感じがあり、読むのが苦痛でしたが、
第二章の古本市の話は、本の知識がちりばめられ、
本の神様のキャラが魅力的で楽しく読めました。
続く第三章の学園祭の話も疾走感があり、一気に読めました。
多少躓いても我慢して先に進む価値はある作品だと思います。


夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
by camuson | 2014-05-09 20:54 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2013年 01月 22日
夜歩く 【印象度:40】
1978年放映のテレビドラマ。
横溝正史シリーズIIの一作。全3回。
レンタルDVDで見ました。
原作は未読、映像化作品も未見です。

音楽のセンスは悪くないですが、
やはり映像が劇場映画と比べるとスケールが小さく、
世界観の奥行きや広がりに物足りなさを感じます。
これは仕方ないことですが。
というかむしろ頑張っている方だと思います。

犯人は、この人だったら、ちょっと意外性があって盛り上がるかな、
と思った人が犯人だったので、
意外性の面では悪くはないのですが、
殺人の必然性に乏しく納得感がないのが難ですね。
親父が夢遊病で夜徘徊し、首を見つけるくだりもわけがわからんし。


夜歩く (角川文庫)
by camuson | 2013-01-22 21:10 | テレビ | Trackback | Comments(0)
2012年 12月 29日
夜のピクニック 【印象度:88】
2004年発表。文庫版を読みました。
映像化作品は未見。恩田陸は初めて読みます。

今更ながらなのですが、
こんなジャンルがあったのかぁと驚いてしまいました。
ぐんぐん、ずんずん読めて、ぽかぽかする感じです。

とある高校で年1回行われる歩行祭という行事の話。
全校生徒が80kmの行程を24時間ひたすら歩きとおすという
適度に地味で、適度に異常なシチュエーションが面白いです。

思春期の登場人物達の心の動きや揺れを、微細に描写していくのですが、
いやらしくなる手前で、むしろホンワカとかわいらしくまとめてるところ、
伏線を張りながら複数の視点の話を滑らかにリズムよく絡めていくところ、
巧いなあと思いました。


夜のピクニック (新潮文庫)
by camuson | 2012-12-29 05:09 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2010年 08月 31日
4ヶ月、3週と2日 【印象度:85】
2007年のルーマニア映画。レンタルDVDで見ました。
カンヌ、パルム・ドール受賞作品。

予備知識ゼロで見ました。

1987年、チャウシェスク政権下という設定。

学生寮らしきところに住む20代前半?の女子学生二人(ルームメイト同士)が、
なにやら泊まりがけで出掛ける支度をしているところから始まります。

部屋の中は、ぬいぐるみやらのkawaii系グッズなどは皆無で、
無機質で男前です。

さて、泊まり先としてホテルを予約していたのですが、
実際に行ってみると、予約係のミスで予約が入っておらず、
フロントには冷たくあしらわれます。
逆に、前日に予約確認をしていなかったことを責められる始末。
計画経済における供給者側の傲慢さに加えて、利権すら見え隠れします。
余分に請求されたお金はフロントの懐に入ってしまうのでしょう。

そして、映画が始まり30分ほどしたところで、ようやく、
闇医者に闇中絶をしてもらうために、
ホテルを予約したことがわかってきます。
そう言えばネットか何かでみた作品概要に、
妊娠中絶の話って書いてあったなと思い出しました。
勘の悪い私は、ここでようやく、
タイトルと内容を結びつけることができました。

さて、ルーマニアでは、妊娠中絶は違法行為なので、闇市場化しています。
健全な市場であっても医者と患者が対等な関係となるのは難しいと思いますが、
いわんや闇市場をや、です。
ホテル代を支払ってからの価格交渉では、後に引くにもコストがかかり、
供給者側の圧倒的有利な立場により、言い値が通ってしまいました。
仮に金を多く持っていたとしても、やられていたことでしょう。

人間のエゴをコントロールして、推進力として活用しようとする市場経済システム。
人間にエゴはないものとし、資源は計画的、効率的に配分されるものとする計画経済システム。
コントロールされないエゴの醜悪さを、まざまざと見せつけられた気がします。

妊娠をするに至った経緯や相手の男について一切触れないことにより、
想像の余地が非常に大きくなっています。
見た人によって感じ方が著しく異なるであろうところが面白いですね。
他の人の感想を知りたくなる作品です。

私の感想は、
社会システムが悪いのは、重々承知の上で、まあ自業自得かなと。
主人公は、巻き込まれた被害者でもあり、気の毒ではありますが、
妊娠した本人は、胎児を殺すわ、親友を巻き込むわ、
まったく自覚がないので、腹が空いたら飯を喰らうが如く繰り返しそうです。

胎児の父親については、特定できない可能性もあり何とも言えませんね。
仮に特定できるとすれば悪人に間違いありませんが、
この妊娠女に至っては、100人に1人の悪人を100発100中で選ぶような
勢いすら感じられ、同情の余地がありません。
憎めない感じではありますが。
ドジっ娘属性ありますが。
結構好きですがなにか。


映画中で説明はないのですが、ネットなどで調べるに、
当時、チャウシェスク大統領夫人の考案で、労働人口を増やすために、
避妊と堕胎を禁じる政策を布いていました。うん、わかりやすいよ、うん。
結果として、ストリートチルドレンがあふれました。

4ヶ月、3週と2日 デラックス版 [DVD]
by camuson | 2010-08-31 23:41 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2009年 10月 12日
428 〜封鎖された渋谷で〜 【印象度:92】
チュンソフトのサウンドノベルゲーム。
元々wii用のソフトでしたが、最近PS3に移植されたので遊んでみました。

複数の登場人物が複雑に絡み合う物語を、
登場人物の視点を任意に切り替えながら読み進めていくことで、
ミステリーの真相に迫っていくという、デジタル読み物です。

登場人物にはすべて役者が当てられており、
文章を繰るのに合わせて、実写の静止画が切り替わっていきます。
実存する街”渋谷”を背景に物語が進んでいきますので、
臨場感、現実味が感じられます。

物語を小気味よく刻んでいくアイキャッチやサウンドエフェクト等、
ショーアップのための演出も優れていて、いやでも続きが見たくなります。
30分の連続ものを見出すと止まらないのと同じ原理ですかね。

特に終盤は、少なからずサプライズが用意されているので、
休憩する間を惜しんで一気に読み進めてしまいますね。

休日2日もあればクリアできるので、
ゲームに時間を割けない人には非常に有り難い仕様です。

あえて難を言うとすれば、主要人物の一人、遠藤阿智のセリフ回し、
ト書きの心情吐露が、何ともオッサン(が考えた)臭いところですかね。
結構ゾワゾワ来ます。ことわざ関連のギャグ?が特に来ます。
役者は渋谷の元チーマー役としては悪くないので、
彼の等身大に合わせて大きく変更すれば、
突出した違和感は避けられたのになあと思います。

あと、シナリオ間のジャンプが、筋書きから離れたところで行われることが多く、
メタレベルでのテキスト迷路の抜け道探しになってしまっているところ。
それはそれで、面白くはありますが。

とはいえ、本筋部分のシナリオは非常に練り込まれており、
久々にゲームにのめり込んでしまいました。

暇ができたら渋谷の街をぶらついてみたいと思いました。

428 ~封鎖された渋谷で~
by camuson | 2009-10-12 11:56 | ゲーム | Trackback | Comments(0)
2006年 04月 17日
容疑者Xの献身 【印象度:98】
2005年の日本の小説。

読み終えました。おもしろかった。それになんか泣けましたね。
以下感想文です。

石神には大きな誤算が2つあったと思う。
第一の誤算はパーティーに湯川がゲストとして加わったこと。
そして、湯川の参画により、ラスボスは最終形態への変異を余儀なくされ、前衛キャラに対して「かばう」を発動するも、それは前衛キャラを「混乱」状態から救ったり、「回復」させるものではなかったこと。これが第二の誤算。
うむ。何のことやらさっぱりだ。

まあ、要は、罪悪感を増幅させてしまうであろうことを計算できていたのかどうか?

うーむ。

目的達成のためなら、どんな犠牲をも厭わず、合理的でさえあれば、感情を排し、鉄の意志をもって実行に移す男。石神。
石神は宿命的に孤独であり、孤独を癒す小さな光を守るために、更に過酷な孤独を自らに課す。
石神の唯一の理解者、湯川は石神の望みを、孤独を打ち破るのか?


私の変な文章はさておき、
肩がこらずに読めて、それでいて深みのある良作です。

東野圭吾さんの作品は初めて読んだのですが、他の作品も是非読みたいですね。

去る4/2に物語の現場を徘徊してきました。そのときのご報告もあわせてどうぞ!
隅田川 新大橋、清洲橋界隈(06/04/02ブログ)

容疑者Xの献身 (文春文庫)
by camuson | 2006-04-17 21:30 | 書籍 | Trackback | Comments(2)