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タグ:エリック・マッティ ( 2 ) タグの人気記事
2016年 05月 20日
牢獄処刑人 【印象度:89】
2013年のフィリピン映画。レンタルDVD。

原題は「On the Job」とシンプル。邦題はちょっとゴテゴテですね。

実話に基づくクライムサスペンス。
裏組織が囚人をヒットマンとして雇うといった話。
当たり前のように警察は腐敗していて、管理は杜撰なので、
裏から手を回せば囚人を一時的にシャバに出すことなど造作もなく、
暗殺をさせてから再び刑務所に戻すと、
捜査対象にならずに疑われないという寸法です。

組織からすれば、バレづらいとことよりも、
囚人という不自由な立場であるがゆえ、従順に仕事を執行し、
かつ、いざとなったら処分も簡単というのがメリットと思われ、
十分リアリティが感じられます。

これまでヒットマンとして仕事をこなしてきた初老の男は、釈放が近付き、
後継となる若い囚人とタッグを組んで、それこそOn the JOB トレーニングで、
仕事を伝授していきます。

一方、暗殺の捜査を行う警察側は、
長年昇進できない冴えないベテラン警官と若手イケメンエリート刑事のコンビ。
最初は敵対していたものの、協力して捜査を進めることになります。


暗殺者の老若コンビと警察の老若コンビが、それぞれに仕事を進め、
終盤に交錯して、山場を迎えるという展開です。


まず、脚本がすばらしい。無駄がなくスピード感に溢れているけれど、
各々の仕事だけでなく、私生活(特に家族との関係)もきちんと描いていて、
キャラクターに深み、複雑性が与えられています。

映像もなかなかのもので、
刑務所の中であったり、貧民街であったり、綺麗な素材ではないですが、
けっしてチープになることはなく、リアルな世界として迫ってきます。

同監督の過去作品「スパイダー・ボーイ ゴキブリンの逆襲(原題Gagamboy)」
においても、ギャグヒーローものの割には、
意外と絵作りにこだわりがあるなと思ってみていたのですが、
本作では才が遺憾なく発揮されていますね。


蛇足
エリート若手刑事役は、ガエル・ガルシア・ベルナル風のイケメン。
主要登場人物のほとんどが白人との混血なのはバランス的には少し残念か。
絵的に映えるので致し方ない面もありますが。

囚人が働いている様子がないと思い、ちょっと調べてみたのですが、
フィリピンには、外界から隔離するだけで、懲役のない刑務所が存在するそうです。
刑務所の中に店があったりするので、
看守に賄賂を送るのが常態化しているようですね。
(参考サイト:懲役のない刑務所 ~フィリピンの日本人死刑囚~


牢獄処刑人 [DVD]
by camuson | 2016-05-20 21:25 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 02月 22日
スパイダー・ボーイ ゴキブリンの逆襲 【印象度:55】
2004年のフィリピン映画。レンタルDVDで見ました。

原題はGagamboy(ガガンボーイ)です。こちらの方がいいですね。

蜘蛛を誤って飲み込んでしまった主人公が、
正義の味方の蜘蛛男(ガガンボーイ)に変身し、
ゴキブリをパンと一緒に誤って食ってしまった主人公のライバルが、
悪の味方のゴキブリ男に変身し、
主人公とライバルが対決するという話です。

まず、ヒロインがフィリピン人らしくないです。
ほとんど高岡早紀と言っても過言ではないのですが、
高岡早紀のほんわか部分を取り除き、
川原亜矢子とかの年配系モデルの目の細い笑いを貼り付けたような感じで、
相当あざとい感じです。高岡よりエロいです。

で、主人公は、名倉はタイ人なので名倉にはあまり似てないですが、
名倉の親戚ぐらいには見えなくもないです。

だが、しかし、とても驚いたのは、
主人公がガガンボーイに変身すると、
ほぼ100%庵野秀明だと言っても過言ではないことです。
マスクを取ったら、中身も庵野秀明なのではと思いながら見ていたら、
そういうシーンもありました。
マスクを取ったら中もマスクだったというギャグでした。
まあ、誰に似ているとか、内容にあまり関係ない低俗な話は
ここら辺でやめておきます。

終盤は着ぐるみの蜘蛛とゴキブリの対決なのですが、
そこに至るまでは、どうしてそこまでやるかと思うぐらい
セットのつくりや、絵づくりが丁寧でこだわりが見られます。

ロッカー式お墓をモチーフにしたような屋外の立体墓地であったり
(フィリピンで実在するものだったらごめんなさい)、
赤い檻状の木箱が大量に積まれているアジトの倉庫であったり、
人々の生活を俯瞰できるような貧民街のセットのつくりであったり、
そうかと思えば、CGを駆使したり、
そこいらの日本映画よりもお金を掛けてそうで、
お金の出所、本国での興行状況がどだったのか興味が湧いてきます。
そういう情報はネットなどには、
少なくとも日本語では転がってないので、結局よくわかりませんが。

監督の今できることをとにかく何でも詰め込みたいという感じで、
よく言えばカオスなのだけれど、
悪く言えば、ターゲットが絞れていなくて、
洗練されていないのですよね。

これまで見たタイ映画も似たような感じなので、
東南アジアに一般的に見られる傾向なのでしょうかね。


スパイダー・ボーイ ゴキブリンの逆襲 [DVD]
by camuson | 2013-02-22 22:15 | 映画 | Trackback | Comments(0)