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タグ:中島哲也 ( 2 ) タグの人気記事
2010年 10月 04日
嫌われ松子の一生 【印象度:70】
2006年の日本映画。レンタルDVDで見ました。
原作小説は未読です。

50代で公園で野垂れ死んだ女性の波乱万丈人生を、
遊び心に富んだ脚色と映像で綴っていく悲喜劇です。

光GENJIの内海さんなど、ツボに嵌るところと、
遊びが過ぎて悪ノリの域に入り、見ていて引いてしまうところと、
色々と、ごちゃ混ぜですが、テンポが良くて飽きることはありません。

例えば、幼少時の松子が、変な顔をして父親を笑わせようとするのは、
まあ、微笑ましいエピソードで済ませることができますが、
大人になった松子が、窮地に立たされると癖で変顔してしまうという
バカ設定は、痛くて笑えないので、
できれば無い方が、こちらとしては助かります。

キャラクターがマンガティックにデフォルメされていて、
ちょっとあざとさが見えてしまうつくりなので、受け手側も構えてしまい、
どうしても繰り出される笑いに、アタリ、ハズレが出てしまいますね。
ベタベタの直球は、やはり笑うのがなかなか難しく、
変化球で、なんとかカウントを稼ぐという感じですかね。

例えば、谷原章介の演じる男性教師キャラの歯が光るのは笑えないけど、
ジャージのズボンを引き上げてゴムをパンパンさせるのは結構笑えるとか、
細かいことなんですけどね。

映像は、やりたい放題に、原色鮮やかに不自然な絵づくりをしていますが、
毒々しいところがありつつも、色彩のバランス感覚は優れていて、
一風変わった独特な作品世界を築いています。

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]
by camuson | 2010-10-04 22:44 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 06月 09日
告白 【印象度:89】
会社を早めに切り上げて、池袋テアトルダイヤの
レイトショー(21:15~)で鑑賞してきました。原作は未読です。
この劇場は初めてでしたが、スクリーンが小さめです。
公開して間がないため、遅い時間ですが、結構入っていました。

中学校を舞台にしたミステリィ作品です。

女性教師の告白(というか、むしろ告発ですが)からはじまり、
序盤で、教師の娘を殺害した生徒が確定します。
残り時間どうしたものかと要らぬ心配がよぎりますが、
別の登場人物の告白が続き、事件の全く違った見方が示されていきます。
新たな真実が見えたときの、なるほど感がなかなかに心地よい作品です。

学校という社会から隔絶された世界を舞台にしているので、
閉塞感で息が詰まりますが、
最後には、どっかーんとそれをぶち壊して、風穴を開けてくれるような、
ある種の爽快感があります。


久しぶりに自分の中学時代(四半世紀前)を思い出しましたが、
その頃と比べて最も変化したのは、
ケータイ(通信端末)とインターネットの普及ですかね。
本作品ではこれらのツールを使用した新手のいじめなど、
生徒の生活に与える負の側面が描かれています。
ツール自体が悪いのではなく、使う人間のモラルの問題ですが、
能動的な情報収集ツール故に結果的に偏ってしまうこと、
依存症になりやすいことなどもあり、
未熟なうちは使用を制限した方がよさそうですね。


ここからは、わたくしごとでたいへん恐縮です。
私が通っていた中学校では、いじめなどしようものなら、
教師による体罰でぼっこぼこにされてしまうようなところでした。
特に私のクラスの担任は、ちょっとした悪ふざけ程度でも、
急に怒りだして、胸ぐら掴んで振り回したりして、
場の空気を凍りつかせるような教師でした。
(誰か暗殺してくれないかなーと、ため息を漏らした日々を思い出します)

こういう、わかりやすい「狂人」や「敵」が目の前にいると、
生徒同士は、意外と団結するもので、
そのお陰で目立ったいじめはありませんでしたね。

教師としては、単純に、生徒に舐められないために、
威嚇および実力行使をしているだけと思われますが、
結果的には、少年法に守られることのない大人が暴力を管理することになり、
生徒の暴力はある程度抑止されていたと考えられます。
(殺意のある殺人レベルになると、さすがに別でしょうが)

私がその中学校を卒業した数年後、体罰のエスカレートぶりが報道されて、
小西克也が中学校の校門の前でレポートしていたのを思い出します。
(サンデープロジェクトだったかな?)


色々と考えさせられる映画ですね。
by camuson | 2010-06-09 21:51 | 映画 | Trackback(23) | Comments(0)