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タグ:印象度:88 ( 24 ) タグの人気記事
2016年 11月 10日
英文法をこわす 感覚による再構築 【印象度:88】
2003年発行。電子書籍を購読。

挑戦的なタイトルですが、中身を読めばなるほど納得です。
言語学習のあり方、語学に対する認識を改めさせられました。

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by camuson | 2016-11-10 23:29 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 16日
レヴェナント: 蘇えりし者 【印象度:88】
2015年のアメリカ/香港/台湾映画。レンタルDVD。

西部開拓時代の骨のあるサバイバル復讐劇。
西部劇と言えば、まずは乾いた荒野をイメージしますが、
そうではなく極寒の雪山を舞台にしているのが新鮮です。

インディアンのテリトリーに入り込んで、毛皮を狩る白人部隊の話。
序盤、インディアンに襲撃を受けて、殺し合いになるところで、
一気に引き込まれます。

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by camuson | 2016-10-16 23:31 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2016年 04月 11日
天地明察 【印象度:88】
2009年に『野性時代』に連載された時代小説。電子書籍(特別合本版)を購読しました。

江戸時代初期。4代将軍家綱の時代。
囲碁棋士でありながら、算術に傾倒し、天体測定と改暦の大事業に携わった渋川春海。
彼に着目したことが、まずは勝因です。
本作登場人物の関孝和の名は歴史の教科書で見かけたことがありますが、
渋川春海については知りませんでした。
これまで時代劇になったこともないようですし、目の付け所が良かったと思います。


そして、全体的に、とにかく、清々(すがすが)しい。

才能あるものが、それに奢ることなく精進し、
何度も挫折し、それでも前進して、初心を貫徹するところが清々しい。
大事業の遂行を共にめざす仲間たちが、
老若問わず目が輝いていて、清々しい。
算知や道策などの碁打ちが、
碁の発展のために自分の負けをむしろ喜ぶほどの勢いが清々しい。

とにかく、ちょっと、清々し過ぎるくらい清々しい。


<出題について>
絵馬に描かれていた1問目は、解けそうでいて、なかなか解けない良問だと思いました。
直角三角形に内接する2つの円を正しく作図するのも一苦労で、
それでいて正しく作図しないと思わぬ勘違いを招きそうなところも良いです。

それに比べて、春海が関孝和に向けて最初に出題した問題の酷さときたら・・・
補助線が有ったら有ったで、日円、月円の大半が必要ない情報になるし、
無ければ無いであれだし・・・
この悪問には何か裏が有るはずだと邪推し始め、
関孝和の魔法の補助線1本で良問に早変わりするとか、
そういった展開を期待してしまいました。
この出題は史実なのでしょうか?

再出題の星の問題は、幾何問題ではなく、
純粋に方程式の問題で、なんか面白みに欠けるので、取り掛かからず。
問題を解くよりも、話の続きが気になるところだったので。
そのうち考えてみようと思います。


天地明察(特別合本版)<天地明察> (角川文庫)
by camuson | 2016-04-11 20:14 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2016年 03月 14日
ルック・オブ・サイレンス 【印象度:88】
2014年のインドネシア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、
イスラエル、オランダ、ノルウェー、イギリス、アメリカ映画。レンタルDVD。

インドネシアで1960年代に起きた100万人規模の大量虐殺を扱った
「アクト・オブ・キリング」(過去記事参照)の対となる作品。
前作は虐殺加害者を主人公としたのに対して、
本作は、兄を虐殺された40代の男性(2児の父親)を主人公しています。

主人公は虐殺後に生まれたので、虐殺の現場を見ていません。
母親から、兄の虐殺の様子を聞かされて生きてきました。

その主人公が、本作の監督に出会い、その協力の下に、
生業である眼鏡屋として加害者先を訪れ、眼鏡のレンズあわせをしながら、
虐殺についてインタビューする様子を映像に収めたものです。


村の有力者がすべて虐殺加害者で、
家族を虐殺された遺族は、思いを殺してつつましく生きています。

遺族の子供達は、教師から、共産主義者達が如何に極悪であったか、
その子孫がその報いを受けることが当然であることを叩き込まれます。

被害者遺族が加害者の前で虐殺に触れることはタブーで、
命の危険を伴うこととなりますが、
加害者側もタブー視しているかと言えば、そうでもなく、
話を振ると、身振り手振りで虐殺の様子を嬉々として再現します。
前作のオヤジが紳士に思えるほどエグい内容です。

ペニスを切り刻んだだの、腸が飛び出ただの、
乳房を切断すると椰子の実のように孔だらけだっただの、
笑いながら得意げに話します。

武勇伝を語ることで、力を誇示するチンピラの理屈ですね。
前作と比べて、被害者の視点が加わることで、
その歪み具合、ねじれ具合はさらに強調されています。

殺害した被害者の血液を飲むと正気を保てるとまことしやかに広まり、
被害者の喉を掻いて、鮮血を飲むのが流行ったそうですよ。
それでむしろ狂気が保たれたのでしょうね。

主人公による虐殺加害者のインタビューは緊張感みなぎるものですが、
途中で主人公が、兄を虐殺されたと告白すると、
虐殺加害者は判で押したように顔色を変え、
自分は言われたからやっただけだと、責任を回避しようとします。

自分の意思でないのに、自分の武勇伝として語る矛盾に思い至ること無く、
反射的に責任を回避するのがパターン化されていてとても興味深いです。

その後は、自分が攻撃されているという不安感と不快感を本能的に感じるのか、
癇癪を起こしてみたり、スゴんでみたり、
人それぞれの鬼気迫る反応が面白いです。


前作と同様、記録映画をつくる過程をも記録するメタ構造となっていて、
観測行為自体が観測対象に変化を与えることを意図的に狙って、
その変化の現場を映像に納めるという枠組になっているのですが、

前作に比べて、加害者が見ても、
加害者の不格好さがわかるつくりとなっていて、
加害者達の心を逆なでする超問題作だと思います。

これは危険過ぎる。

顔を出して出演している主人公およびその家族が、
虐殺加害者達に殺される危険があるという意味でです。

この勇気のある主人公がいなかったら実現しないし、
彼が、眼鏡屋であったことも、奇跡的な偶然の悪戯と感じますね。


なぜ100万人規模の虐殺が起こったのか?
これはどこでも、現代日本でも起こりえるのか?という疑問が湧きます。
これに答えるには、
誰の意思によってどのように虐殺加害者が扇動されたのか、
治安・教育の状況や、文化的、歴史的背景、人権意識、殺人に対する意識的ハードル、
どのようなコミュニティが形成されていたのか、
逆に何が抑止力になり得るのか、などなど
検証すべきことが多くあると思いますが、
そういう込み入ったことは映画の得意分野では無いと割り切って、
断面的であっても動的で臨場感溢れる現場記録に徹したのが潔いと思いました。


ルック・オブ・サイレンス DVD
by camuson | 2016-03-14 23:19 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 19日
11'09''01/セプテンバー11<10.アメリカ> 【印象度:88】
「11'09''01/セプテンバー11」の10番目の作品。アメリカ篇。
レンタルDVDで見ました。

ニューヨークの日の当たらない薄暗いビルで、
妻に先立たれ、余生を持て余す、
よぼよぼぶよぶよのくたびれた爺さんの話。

この話が9・11とどう関係するのか?
この発想は凄い。
そして構成力も凄い。
都市の表と裏、光と影の対比が、
都市の懐の深さを感じさせる。素晴らしい。

セプテンバー11 [DVD]
by camuson | 2016-01-19 21:52 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 22日
ミツバチのささやき 【印象度:88】
1973年のスペイン映画。レンタルDVDで見ました。

スペインというと温かいイメージがありますが、
寒々とした乾いた枯れた内陸の村が舞台です。
そんな寒村にも、娯楽として映画がやってきます。
公民館風の石造りの建物に子供も大人も倚子を持ち寄り、映画が上映されます。
そこで映画「フランケンシュタイン」を見た少女の物語です。

特に日本の映画に顕著なのですが、
往々にして子役が「子供」を演じてしまうことが多いところ、
本作にはそれがまったく感じられません。

子供たちの格好も、大人のミニチュア版といった風で、
子供らしい服とか着てないんですよね。
キャラクターがプリントされたシャツとか、
ランドセルとか、黄色い帽子とかの子供を示す記号がない世界。

そのことが、逆に、寒く、枯れて、乾いたシックな世界の中で、
子供らしいちょこまかした体の動きを際立たせていて、
心が少し温まる感じで、不思議な対比になっています。

で、枯れ木、枯草ばかりで、花らしい花もない世界で、
なぜか親父が養蜂をやっているというのが、
また、何とも不思議な取り合わせで、
不思議な雰囲気を醸し出しているのですよね。

主人公は、最初は男の子かと思ったのですが、
おとなしいけど秘めてるものがある、
黒髪で黒目の大きいかわいい女の子です。
姉は金髪で大味な感じ。

アナかわいいよアナ。
アネ(姉)そうでもないよアネ。


ミツバチのささやき HDマスター [DVD]
by camuson | 2015-11-22 11:35 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 26日
夢は荒れ地を 【印象度:88】
2003年発表。電子書籍版を読みました。

現在のカンボジアが舞台。
(1)妻子を日本に残してカンボジアに消えた元同僚を探し出す目的でカンボジア入りした日本人自衛官。
(2)クメール・ルージュの生き残りで構成された村の青年村長。
(3)カンボジアの識字率を上げようと現地で精力的な活動を続ける日本人活動家。

以上の3人の人物の視点を切り替えながら話が進められ、
共通のある一人の男を介して、3つの物語がつながり、転がっていくという流れです。

少女売春・人身売買ビジネス(華人やベトナム人が牛耳る)、
地雷撤去への補助に関わる利権(政府が牛耳り、勝手に地雷を撤去すると罰せられる)、
などカンボジアのかかえる闇の世界が描かれていて、
生々しくも興味深いです。

治安が悪いとかのレベルじゃないんですよね。警察が腐敗していて。
犯罪を犯しても殺人しても、きちんとした捜査がなされないので、
やったもの勝ちの世界で、
やられたらやり返すし、やられないうちにやらないとやられますし、
一般人が皆ヤクザの世界に生きてるような感じですかね。

とにかく人の命が軽くて、ちょっとカッとすると、
殺して解決してしまうんですよね。
おそらく、カンボジアに限らず、
発展途上国に共通なんだろうなと思うわけですが。

一方で、警察は、外国人に対して、高額な保釈金を目当てに、
やってもいない罪をでっち上げて、拘留するのが日常的になっているようです。
警察に限らず、とにかく、権力が与えられれば、
自己利益のためにしゃぶり尽くすことがデフォルトになっているんですよね。

長編作品なので、途中、少しだれますが、
終盤はスピード感のある展開で、没入できました。
ただ、緻密な計画を立てる人間が、何故ああいった死に方をしたのか、
腑に落ちない感じです。


夢は荒れ地を (集英社文庫)
by camuson | 2015-07-26 18:01 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 23日
消えた画 クメール・ルージュの真実 【印象度:88】
2013年のカンボジア/フランス映画。
レンタルされてないようなので、DVDを購入視聴。

70年代のカンボジア。
クメール・ルージュ(カンボジア共産党、ポル・ポト派)によってもたらされた悲劇を、
粘土をナイフで削りだした、素朴な風合いの土人形とジオラマで再現したものです。
過激な表現はあえて控えているようです。

主人公はまだ幼き日の作者。
平等の名の下に、私物をすべて取り上げられ、
自由を奪われ、食べ物を奪われ、
家族すべてを、餓死または衰弱死で失ってしまう様子が描かれます。

食べ物がないわけではないのですが、
ある女が飢餓感から、無断で食べ物を拾って食べてしまうと、
我が子に密告されて処刑されてしまいます。
(子供たちは競って密告したようですよ)

クメール・ルージュが撮影した宣伝映像が流され、
表裏が対比されます。
いつも扇子を持って、笑顔を絶やさず拍手しながら登場する
小肥りなおっさん(ポル・ポト)の、屈託のなさが怖いです。

――――――――――――――――――――――――

背景に目を向けると、
ベトナム戦争で思い通りに事が運ばないアメリカが、
南ベトナムへの物資輸送ルート(ホーチミンルート)を絶つために、
カンボジアを空爆したのが裏目に出て、
原始共産主義のクメール・ルージュを増長させてしまったと考えられます。

アメリカのメチャクチャはいつものことですが、
現地の人からすれば、空爆で爆殺されるわ、
クメール・ルージュ(自国民)に餓死させられるわ、虐殺されるわ、
まさに踏んだり蹴ったりなんですよね。


(以下、事務事項)

動かない人形を撮影したもので、
いわゆるアニメーション的手法ではないのですが、
命のないものに命を吹き込むというアニメーションの語源からすれば、
まさにそのものなので、アニメカテゴリとしました。
人が演じるものとは大きな違いがありますので。
たぶん人形劇とかもアニメカテゴリになると思います。


消えた画 クメール・ルージュの真実 [DVD]
by camuson | 2015-06-23 20:21 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2015年 02月 08日
太平洋の地獄 【印象度:88】

1968年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

太平洋の無人島に漂着した日本兵とアメリカ兵の物語。
他の人間は一切登場せず。
アメリカ映画らしくないです。

最初は敵対していたけど、孤島に二人きりということもあってか、
相手を殺すまでには至らず。
そのうち、なんとなく、いがみ合うのも面倒臭くなり、
一緒に船をつくり島を脱出することに・・・

と文字で書いてしまうと、
いかにもねらったクサい感じがしてしまいますが、
それを感じさせないのは、役者の魅力と、ロケーションの魅力、
見せ方の魅力なのでしょうね。

三船は、基本男前なのだけど、
どこか滑稽さを感じさせるところが絶妙ですね。
コンスタントに笑えます。

エンディングが2バージョンあるのですが、
どちらかというと本編じゃない方が唐突感がなく余韻が残って好きです。


太平洋の地獄 [DVD]


by camuson | 2015-02-08 03:23 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 10日
バタフライ・エフェクト 【印象度:88】
2004年公開のアメリカ映画。レンタルDVDで劇場公開版を見ました。

予備知識無しで見ることができて、とても満足です。

半ば過ぎまでは、タイトルと記憶喪失の主人公から考えるに、
時系列がシャッフルされた断片的な記憶が徐々に繋がり、
最終的にに因果関係が1本に集約しナルホドと納得する
メメント」のような作品かなと思ってみていました。
ですが、どうも違う要素が入ってきて、「???!」

事態が飲み込めたのは、結構後になってからですが、
ほどよい混乱の後の納得感が心地よかったです。
あまり説明的にならないバランス感覚が素晴らしいです。

切ないエンディングに「魔法少女まどか」のほむらを思い出しました。
とはいえ、思いのほかサラリとしててこれはこれでいいです。
障害者ケースが一番残酷なんですけどね。あれで踏ん切りが付いたのかも。


バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
by camuson | 2014-12-10 20:59 | 映画 | Trackback | Comments(0)