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タグ:園子温 ( 3 ) タグの人気記事
2011年 11月 27日
恋の罪 【印象度:85】
2011年の日本映画。
昨日、テアトル新宿で見てきました。半年ぶりの劇場鑑賞です。
夜19:30からの回と言うこともあり、
男性客の方が圧倒的に多かったですが、
私の前方に、若い女性と、初老の女性が、それぞれ1人ずつ
座っているなど、女性も少なからずいるようでした。

前知識をほとんど入れずに見に行ったのですが、
東電OL殺人事件にインスパイアされていることは、
途中で気付きました。

前作「冷たい熱帯魚」では、でんでんの怪物っぷりが凄かったのですが、
本作では、作品を引っ張る怪物役は、大学助教授兼売春婦に置き換わり、
冨樫真が見事に怪演しています。

園子温の作品は「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」と見ていますが、
後になるほどエンターテインメント性が薄れ、
文学性の比重が高まっているようで、
本作となると、洒落っ気が随分少なくなっています。

そんなこんなで、序盤、中盤と鬱屈した流れが続くこともあり、
大学助教授の母親が登場し、しゃべり始めたところで、
観客が一気に緩んで笑い声が漏れました。
皆、無意識のうちに笑いどころを求めていたのかも知れませんね。
このタイミングでこれを持ってきたのは凄いと思いました。

女性主人公3人の女性の性の物語なので、
作品を女性が見て、どう感じるかが、最も興味深いところで、
かつ、そこに作品の価値があるのかなと思います。

私があえて言えることと言ったら、
「坂恵のおっぱいはもう飽きた」
くらいなことでしょうか。


恋の罪 [Blu-ray]
by camuson | 2011-11-27 17:54 | 映画 | Trackback(3) | Comments(0)
2011年 05月 15日
冷たい熱帯魚 【印象度:89】
本作の劇場公開は1月からだったのですが、
見に行く時間がなかなか取れませんでした。
2週間前の話になりますが、ゴールデンウィーク中、5月1日に、
わざわざ、パルコ調布キネマまで見に行きましたよ。
たまたま割引日で1,000円でした。
それもあったのか、思ったより人が入ってましたね。
スクリーンはそれほど大きくないので、
前から2列目に座り鑑賞しました。


さて、以下、感想です。
まず、でんでんが凄いです。
この年代のオッサンのあぶらぎったバイタリティ、
明快な価値観、そのごり押し、それゆえのブレのなさ、
迷いのない裏表の使い分け、
あたりを見事に演じています。
人物造形に妥協がないので、
非常にリアルに感じられ怖いです。

吹越満は、でんでんとは対照的に地味な役柄なので、
どうしても印象が薄くなりがちですね。
でも、そつなくこなしています。

上記2人の男の妻2人が、また対照的で、
でんでんの妻、黒沢あすかが、派手に武装した色気
(初登場シーンではハッとしました)なのに対して、
吹越満の妻、神楽坂恵は、平凡な生活にふてくされたような、
化粧っけのない、くすんだ顔つきです。
だがそれがイイ。そのギャップがイイんです。
たまに表情が輝くのもイイ。
ということで、いつのまにか、坂恵(さかえ)さんがお気に入りに。

終盤に向かうところで、でんでんと吹越の殴り合いがあるのですが、
吹越以上にヘタレな我々にはガツンと重く響く一撃でしたね。
結果的には効果てきめんで、更に泥沼に向かって展開していきます。

本作品は埼玉愛犬家連続殺人事件をモチーフに、
その他現実社会のいろいろと濃い部分を抽出して、
エンターテインメントとして再構築しているようですが、
作品内に落とし込んだそれぞれの要素が、しっくりと絡み始めて、
蠢き始め、新たなカオスを生み出しているんですよね。
作品としてのナマモノ感、生臭さを強く感じました。
by camuson | 2011-05-15 01:21 | 映画 | Trackback(3) | Comments(0)
2010年 11月 02日
愛のむきだし 【印象度:95】
2009年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

DVD2枚、ほぼ4時間の長尺ですが、
笑いとシリアスが絶妙にバランスしていて、
変なアイディアてんこ盛りで、キャラも立っていて、
中だるみもなく、無駄もなく、
感動のラストまで失速せずに、疾走しきっています。

タイトルからはワイルドな印象を受けましたが、
どちらかというとデリケートで洗練された感じ・・・
あっ、でも、神父のオッカケのおばちゃんは、そうでもないか。
彼女については顔がムキダシな印象を持ちました。

エロ描写については、主人公の高校生男子が盗撮の達人で、
側転をしながらスカートの下から近写したり、
ヨーヨーのようにカメラを操ってスカートの下から接写したり、
ラジコンカーを操って、スカートの下から連写したりと、
アクロバティックかつスポーティーかつテクニカルで、
パンチラ至上主義のソフトエロ路線です。

これだけの行為をエロ感情を持たずにこなすところが、
変態の変態たる所以でしょうか。

この変態高校生役を西島隆弘が見事にソツなく演じています。
この主人公を嫌っているヒロインの役を満島ひかりが熱演しています。
ウザくても、キモくても、けなげにも、仲良くしなければならない
というシチュエーションは最高にイイものです。

また、特筆すべきは、
チアリーダー(チアリーダーじゃないけど)のチーフの、
存在感の凄みです。
演じている安藤サクラは奥田瑛二と安藤和津の娘とのことで、
切れ長の目は、なるほど安藤和津に似ていますが、
顔の下半分のふてぶてしさは、両親を遙かに超えています。


お下劣な笑いと変態と、派手な血しぶきと、
なんとなく高尚な話を混ぜ合わせて、
エンターテインメントとして成立させる手腕は見事です。
ここらへんに関しては、世界の中でも、
日本映画はアドバンテージがあると思うんですよね。


あと、言い忘れましたが、本作は純愛物です。

愛のむきだし [DVD]
by camuson | 2010-11-02 23:38 | 映画 | Trackback | Comments(0)