書籍
漫画
映画
アニメ
テレビ
ゲーム
音楽
タイトル
印象度
ラン
書籍索引
漫画索引
映画索引
アニメ索引
テレビ索引
ゲーム索引
音楽索引
時間
空間
人間
ランまとめ
タグ:山下敦弘 ( 2 ) タグの人気記事
2010年 09月 07日
松ヶ根乱射事件 【印象度:89】
2006年の日本映画。レンタルDVDで見ました。
こないだ見た山下淳弘監督の「リンダ リンダ リンダ」(過去記事参照)が良かったので。

冒頭にて、脚色はしているものの、
事実に基づいた作品である旨、字幕で示されます。

木村祐一、川越美和周りの設定は、
面白くするための捏造と思われますが、
話は嘘臭くても、
流れている空気にリアリティがあるんですよね。
普遍的、本質的に、最近の田舎ってこんな感じなんだろなっていう。

人口密度が低いと言うだけで、
住んでいる人は現代人にもかかわらず、
こうも都会と異なる社会になるものかなぁと、
感じ入ってしまいました。
(それは私の勝手な見方であって、都会の方が異常なわけですが)
田舎だと社会における男女の役割があまり分化してなくて、
男女が同じ地平にいることが、とても新鮮に感じました。
(分化しないからこそ女性的価値観の鏡であるマッチョが育つという意味で。
分化が進むと、女性はいたとしても、
女性的価値観は排除される傾向があるので)

こないだ見た、都会の孤独を映し出した是永監督の「空気人形」(過去記事参照
の人形と違い、春子は、なんか生々しく、
田舎の母性的社会、ズブズブな感じを象徴してる気がします。

以上も含めたモロモロを、特にとりたてて強調するでもなく、
間の取り方で魅せていく手法はあいかわらず健在です。

松ヶ根乱射事件 [DVD]
by camuson | 2010-09-07 22:23 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 08月 22日
リンダ リンダ リンダ 【印象度:92】
2005年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

前知識ほぼなしで見ましたが、
お話としては、
女子高校生4人の急造バンドが、
高校文化祭で、
ブルーハーツの「リンダ リンダ」を披露しようと、
猛練習したりするという、
知っていたらスルーしてしまいがちな内容で、

更に、ボーカルは韓国からの留学生という、
駄作街道まっしぐらというか、駄作無双というか、
そんな感じです。


横道にそれますが、
ブルーハーツが流行ったとき、
私はリアルタイムで高校生でしたが、
朴訥な感じがあまり好きにはなれませんでした。
しかし今となっては、唱歌として再評価しているところで、
日本語がはっきりしていて、思わず口ずさんでしまいます。
聴きたくないけど歌いたくなるカテゴリー
における、ひとつの完成形と言えます。


話を元に戻しますが、
冒頭に述べたとおり、駄作臭のきついプロットにもかかわらず、
こんなに面白い映画を創れてしまうというのは、
ちょっとした魔法を見たような感覚です。

各シーンにおいて、人と人との関係により生じる
「空気」であったり、「間」であったりが、
ごくごく自然に再現できてるんですよね。
各役者が下手な芝居をせず、役になりきり、
キャラクターの魅力を最大限に引き出しています。

また、そのシーンが持っている味が出尽くすまで、
ギリギリまで引っ張ってから次に繋いでいくので、
空回りとか、上滑りとかが全くなく、
着実にヒットが重なっていく感じです。

出演者とスタッフ間において、
そういった作品に対する姿勢や意識が、
高いレベルで共有できているのが感じられ、
監督の並々ならぬ才能を感じました。
同監督の別の作品もぜひ見てみようと思います。

リンダリンダリンダ [DVD]
by camuson | 2010-08-22 12:35 | 映画 | Trackback | Comments(0)