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タグ:森鴎外 ( 2 ) タグの人気記事
2014年 05月 04日
舞姫 【印象度:45】
1890年の日本の短編小説。青空文庫版をkindleで読みました。

荒俣宏の帝都物語を読み始めたのですが、
登場人物に森林太郎がいたので、ついつい。


文語で書かれていますが、細部さえ気にしなければ、
内容は頭に入ってきます。

官僚としてドイツベルリンに留学した主人公と、
現地の貧しい踊り子との恋話です。

タイトルからか勝手に格調高いイメージを持っていたのですが、
随分と貧乏臭い話だなあという印象です。

日本人と外国人の恋愛という点を除けば、何の変哲もない恋愛話で、
言い回しはゴテゴテしてるのですが、内容は表層をなぞる感じで、
後味が悪い終わり方も、特別な余韻が残るわけでもなく、
面白さを見出すことができませんでした。
作者の生真面目さは伝わってきますが。


舞姫
by camuson | 2014-05-04 03:42 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 05日
ヰタ・セクスアリス 【印象度:55】
1909年発刊の森鴎外による自伝的なエッセイ。
私は、森鴎外に堅苦しいイメージを持っていて、
これまで読んだことがありませんでしたが、
本作は、タイトルが「ゐ」から始まるという理由だけで読みました。
これで、コンプリートまで、「を」と「ん」の残り2つです。

哲学者という設定の主人公は、性欲の薄い人のようですが、
その主人公が、自分の人生を振り返って、性欲に関係しそうなエピソードを
ほぼ時系列で、サラサラ、ダラダラと書き綴ったものです。

ダラダラと退屈な話が続くのですが、
一点だけ、サラッと驚かせてくれました。
主人公の少年、青年期の周囲の友人、知人達は、
「軟派」と「硬派」にほぼ二分していて、
拮抗勢力となっているのですが、
言葉の定義が現代とは少し異なるようなのです。

「軟派」は、性欲の対象が女性である男性、
「硬派」は、性欲の対象が男性(少年)である男性という意味のようです。
なるほど、
「こまけぇこたぁいいんだよ!!」というような男前な定義ですね。

主人公は、不細工という設定にも関わらず、
なぜか硬派に好かれる傾向があって、
身を守るために常に懐刀を忍ばせていたそうです。

他には、見合いの話とか、大した話はないのですが、
明治初期の町の様子、生活の様子が細かく見て取れて、
資料的に面白いというのはありますね。

随所にラテン語、ドイツ語、英語等がちりばめられ、
意図的に衒学的な装飾が施されていて、
それもまた明治という時代を感じさせます。

ヰタ・セクスアリス (新潮文庫)
by camuson | 2012-01-05 23:25 | 書籍 | Trackback | Comments(0)