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タグ:高木彬光 ( 1 ) タグの人気記事
2011年 05月 09日
人形はなぜ殺される 【印象度:90】
1955年発表。
読者に対して挑戦状が叩き付けられるタイプの本格推理小説。
ゴールデンウィーク中のお楽しみとして読みました。

読む前に、目次が細かく付けられているのを見て、まず感激。
問題編の読み直しをする読者に対する超親切設計です。

序文で、読者に対して挑戦する旨、宣言されていることから、
心して、人名リスト(登場人物が結構多い)を作成しながら、
推理の鍵になりそうな部分のメモを残しながら読み進めていきました。

古臭い文章で読みづらいかなと懸念していたのですが、
そんなことはまったくなく、読みやすい文章で驚きました。

ある人物を犯人と睨んで読み進めていたのですが、
挑戦状のところまでくると、
必要以上にあやしいので、真犯人からは外さざるを得ず、
ここで、少し途方に暮れてしまいました。

気を取り直して、挑戦状で示されたヒントを噛み締めていると、
ふとメイントリックに気付き、
問題編を再度読み直してみたら、
いやはや、一度目では軽く読み流していた言動が、
怪物による怪物的言動として胸に突き刺さってきて、
脈拍が急に上がり、背筋がゾッとすると同時に、犯人を確信しました。

第一幕の方は、道具立てから真相のような可能性も当然考えたのですが、
物証が壁になって、辿り着けませんでしたね。
第二幕と同じパターンの方が綺麗かなと思ってしまったので。

人形は人間であり、人間は人形であるというような、
倒錯した陶酔、恍惚に浸ってしまったのはいい思い出。

人形はなぜ殺される 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)
by camuson | 2011-05-09 22:53 | 書籍 | Trackback | Comments(0)