2006年のアニメ作品。
2年前の2月にPS3を、3月にプラズマパネルを購入したのですが、
HD画質がどんなものかを確かめたいと思って、
最初に購入したBlu-ray Discの2枚の内の1枚がこれでした。
(もう1枚は「イノセンス」)
原作小説は未読です。
さて、この作品に関してですが、結構、手間を掛けてる割には、
ワクワク感がないというか、面白くないんですよね。
もう2年以上前なので話の展開も忘れてしまっていますが、
たぶん、あまり驚きのない流れだったと思います。
何かやたら、しょぼくれたオッサン臭のする作品だったなという印象ですね。
夢の中の表現は手間を掛けて頑張ったのはわかるのですが、
目新しさをほとんど感じないというか、
オモチャやガラクタの行列が、「イノセンス」の祭りのシーンと重なって
既視感バリバリでした。
夢の映像化を、表現者として一度はやっておきたかったのですかね。
キャラクターも今ひとつ馴染めませんでしたね。
パプリカというキャラが、おっさんが考えたところの若い女性像の臭いがして、
自然な魅力を感じないんですよね。(パケ写は結構イイ!のですが)
CVを林原めぐみにしたのも、どうだったのでしょうか。
これまで、癖のあるキャラを演じてきているので、
それらのイメージがちらついて、
キャラに完全に馴染んでないように感じました。
医者のおばさんの方は、それなりに魅力があったと思いますよ。
これまでのアニメと違う、アニメ、アニメしていない作風を狙っていると思うのですが、
結果として、新しさが感じられないのは残念ですね。
PAPRIKA