書籍
2010年発行。
先日たまたま高知出張があったのですが、
たまたま買ったまま積んであった本の中にこれがあったので、
携行して飛行機の中や宿などで読んでみました。
ついでに安芸市の岩崎弥太郎生家も見てきました。
三菱初代社長の岩崎弥太郎は有名ですが、
弟で二代目の弥之助、弥太郎の息子で三代目の久弥、弥之助の息子で四代目の小弥太
らについて書かれているものは多くはないと思います。
コンパクトに初代から四代目までの激動の時代の流れと、
各々の時代に生きた各々のキャラの違いがわかりやすく描かれていて、
一気に読めてしまいます。
所々に挟み込まれる著者の意見がうるさく感じる部分もありますが、
全体的に読みやすく、上手く整理されていると思いました。
臨終部分も人間臨終図巻ばりにしっかりと書いてあるので、
人ひとりの人生の重みがずっしりとのしかかってきます。
岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書)