映画
1995年のアメリカ映画。
Blu-Ray Discを去年6月に購入していたので見ることとしました。
テレビ放映を一度見たことがあります。
当時受けた衝撃は相当なものだったのですが、
結末を知ったうえで再度見たところ、
思いのほか薄味に感じました。
最後の衝撃度に重きを置き、
すべてそれに収斂する構成になっていて
それ以外のところでにじみ出てくる深みのようなものが
あまり感じられないんですよね。
殺されていく人たちが、物語の外の人たちなので、
差し迫る恐怖感もありません。
結末に持っていくためには、
そうせざるを得ないわけですが。
役者は頑張っています。
特に犯人の役づくりがすばらしい。
それだけにアクションシーンは、
エンターテインメントとしてのバランスや一般受けのため
必要であることはよくわかるのですが、
作品の完成度を下げている気がします。
生きるか死ぬかのリスクの高いアクションは
完璧主義の犯人に似つかわしくないと思います。
とはいえ、このダークな雰囲気はかなり好きです。
あと、あんな奥さん俺もほしい(嫉妬)
セブン [Blu-ray]