アニメ
1969年発表のソ連のストップモーション人形アニメ。
レンタルDVDで見ました。
原作の絵本は未読です。
本作は年月を隔てて作られたシリーズ作の第1作目。
第1~3作までは20分程度、第4作は10分程度で、一気に見ましたが、
本作第1作のクオリティが一番高いと思いました。
キャラクターの愛らしさが半端じゃないです。
特に細かいまばたきによる表情の表現がすばらしいです。
造形のディテールの作りこみと、大胆な単純化のバランス感覚も絶妙です。
職人芸術の域に入っているので、
お話の内容的には子供向けなのでしょうが、
大人でも十分に楽しめます。
ピクサーなどによる3DCGアニメの商業的台頭で、
手間のかかるストップモーションアニメは、
技術的には3DCGに置き換わってしまうのかなと思ったのですが、
独特の空気感、実物感、手作り感が、
3DCGでは出せない味として見直されているようですね。
2010年に日本人によって「チェブラーシカ」の新作がつくらています。
更に調べてみたところ、
2013年のアメリカ製アニメ映画「パラノーマン ブライス・ホローの謎」では、
3Dプリンターを駆使して、
3DCGモデルを、あえてストップモーションアニメ化する
という面白いことをやっているようです。
この作品も機会があれば見てみたいです。
チェブラーシカ [DVD]