書籍
2013年発表。電子書籍版を購読。
読み進めるのが楽しくて、久々に一気読みしてしまいました。
おそらく誰もが身近に抱えていて悩むことの多い対人関係の問題を、
これまで(私が)聞いたことのなかったアドラー心理学という理論体系でもって、
思いもよらぬ角度からスパスパと切り分けていく、
その切れ味があまりに痛快で、かつ、体系立っているので、
体系の全体像に対する好奇心がくすぐられ、
「もっとくれー」と思ってしまうのですよね。
自分や他人の心理を分析するツール(遊び道具?)が一つ増えたなというのも、
自分としてはうれしいことです。
内容的には、ものの見方を180°変えるものであり、
人生観や人生そのものを変える可能性が十分にありうるものですが、
そちらの方は少し時間が経たないとわからないところです。
単純に読み物として面白く、
アドラー心理学に関する他の作品も読みたくなりました。
嫌われる勇気