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2017年 09月 09日
生きる 【印象度:55】
1952年の日本映画。モノクロ。レンタルDVD。

とある役所の寡黙な市民課長が主人公。
癌で余命幾ばくもないことを悟り、
これまで何も為し得ていない自分の人生を振り返り狼狽したり、
無断欠勤して遊び歩いたり、
心を入れ替えて市民のために仕事をしたりという話。



お役所仕事(仕事のたらい回し)の風刺になっていて、
時代劇が多い黒澤明の作品の中では異色の部類だと思います。

しかしながら、時代を経て労働の質が大きく変化している中、
さすがに今の時代では通用しないテーマだなと思ってしまいました。
(縦割りと責任回避はいまだにどこにでもありますが)


本来的には、喜劇的な要素をちりばめつつ、
余命の限り市民のために奔走して仕事を為した男の生き様を示し、
そういった仕事ができない現状(当時)に一石を投じているのだと思います。

ですが、今になっては、単純化、戯画化が過ぎていて、
わかりやすいのだけど、深みやリアリティがなく、
なんか、すべてが喜劇に見えてしまいました。

主人公以外の登場人物に苦悩がまったくなく、
深く考えない大衆役を演じさせているのも、
通り一辺倒でダイナミズムを感じさせません。
結果、ちょっと説教臭い感じが目立ってしまいます。

なぜ、主人公が人が変わったように仕事に打ち込むようになったかを、
葬式の参列者が議論するくだりも、すべてが説明台詞になっていて、
「癌であることを知らないはずなのに、なぜだろう?」
などと延々とやってるのも、そらぞらしくて、何だかなと。

映像作品としては丁寧につくられているので、
昔の繁華街はこんな感じだったのねとか、
飽きることなく楽しく見られました。


後でキャストを見て気付いたのですが、息子役が金子信雄でした。
金子信雄から眼鏡と坊主頭を取ったら何の特徴も残らないことが分かりました。

生きる[東宝DVD名作セレクション]
by camuson | 2017-09-09 23:47 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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