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2018年 07月 09日
A 【印象度:65】
映画
A 【印象度:65】_e0020682_16134804.png

1998年の日本のドキュメンタリー映画。DVD購入。

先週木曜日朝、燃えるごみの日のごみを出すため部屋を片付けていたら、出てきました。
購入したことを忘れていたので、驚きました。
DISCASにて、品薄で借りられない状態が続き、昨年の3月にしびれを切らして購入して、
そのままになっていたようです。

たまたまですが、翌日の金曜日、オウム幹部7人の死刑が執行されました。
せっかくの機会なので、開封して視聴することとしました。


松本智津夫が逮捕された後、教団の広報責任者として活動する荒木浩に密着取材した
ドキュメンタリフィルムです。
タイトル「A」は荒木のAであり、オウム(Aum)のAであり、麻原のAでしょうか?

荒木浩。
そういえばいました。この20年間まったく忘れてました。
登場するオウム信者で顔を知っているのは、
この荒木浩ともう一人の眼鏡のおばちゃんくらいでした。

マスコミの対応に追われる荒木の様子や、
幹部の犯罪が明らかになる中でも、修行を続ける信者達の様子などを、
編者による説明を一切加えずに、散漫につなげた感じで、
世間を席巻した劇場型犯罪をテーマにした割りには、極めて地味目な作品。
緊張感はないものの、懐かしさから、さほど飽きることなく見続けることができました。

俄然面白かったのは、「転び公妨」の一連の映像です。
私服の警察官が、オウム信者に口論を仕掛けて、信者が無理矢理振り切ろうとすると、
体を当てつつ転んで、怪我したふりをして、公務執行妨害で逮捕するという手法です。
ネイマールかよと。
どれだけタイムリーに時代先取りしてるんだって話ですよ。
信者の方も転んで頭打ったふりをしていて、ムバッペかよと。

あとは、マスコミ同士が揉めたりするところが少し面白かったのと、
絵に描いたような地域住民ってのが、実在するもんなんだなぁというのと。
全体的には、期待の割には、かなり薄めな仕上がりという印象です。

あと、当時はあまり気にしませんでしたが、改めて思ったのは、
仏教の教えに従い修行している割には、仏教にある凜とした清潔感がまったくなくて、
貧相で不潔な印象が強いことです。
宗教空間が持つ崇高な雰囲気や威厳のようなものには、無頓着だったんだなと。
by camuson | 2018-07-09 22:58 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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