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2018年 11月 13日
読書の価値 【印象度:70】
2018年発表。電子書籍。

最近の森博嗣のエッセイは、半日程度で読めて、
本人が人里を離れて悠々自適な生活をしてることもあり、
肩の力が抜けてて、あまり疲れずに読めるわりに、
同意部分と違う部分が適度に混じっていて、
考えさせるところもあるので、ついつい手に取ってしまいます。



本書のポイントをまとめると以下のとおり。
本=人、 読書(本を読むこと)=人と逢うこと
読む本を選ぶという行為こそが読書の醍醐味(オススメとかウゼー)
読書感想文を書かせる教育は意味なくない?
遅読のすすめ。(著者は、文章を書くのと同じ時間かかる。書くのは超早い)

で、上記の内容は概ね同意です。


著者は、人に本を薦めるのも薦められるのも嫌いと言うことで、
あとがきでは「本を紹介されると95パーセント以上読まない」と、
嫌悪感むき出しな割に、
出版社からの贈呈本も次々と消化しているというような記述もあり、
どこで線引きしてるのかはちょっと疑問に思いました。

私事ですが、読書系SNSなどで、素人レビュアーが
「誰もが読むべき1冊!」とか書いてるのを見ると、
おまえはなにさまだと一瞬で萎えてしまったりするので、
作者の気持ちは結構わかります。


著者は読書に関しては一切メモをとらないといいながら、
一方で、若いときは本に思いついたことを書き込んでいたと言っていたりします。
前者は読み方として形式的に強制されるもの、後者は自発的自由発想として、
著者の中では区別されているように推測されますが、そこまで親切な説明はありません。
この例だけに限らず、かなり著者の個人感覚的な言葉で書かれているので、
一部の文字列だけを取り出して、文字通り捉えない方がいい文章だなと思いました。

森博嗣という特殊性の上で成立する考え方も多く、
我々凡人が、あまり過剰に反応する必要は無いかなと。
著名な作家の生の素直な感覚がわかるという意味では、なかなか貴重かなと思います。


蛇足
当面の興味対象外まで範囲を広げて、本探し、本選びに十分な時間をかけて、
読みたい本は不自由なく購入し、
1日の読書時間が2時間程度で、
本を読むスピードがそれほど早くもない。
にもかかわらず、いわゆる積ん読がない。
ということが現実的に可能なのか大いに疑問に感じました。
電子書籍は積ん読にはカウントしないというのなら納得できます。
著者は、文章をイメージに展開することで、
一度読んだ本の内容は忘れないとのことなので、
類似する他の特殊能力を使っている可能性は大いに考えられます。
(例:積ん読本を一瞬にして消し去る「テレポーテーション」または「窓の外に手が届く」、
時間を止める能力「ザ・ワールド」etc.)
ちなみに時間停止モノAVの実に9割はヤラセとのこと orz


読書の価値 (NHK出版新書)
by camuson | 2018-11-13 21:36 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
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