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2021年 05月 14日
ウインド・リバー 【印象度:65】
映画
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2017年公開のアメリカ映画。netflix視聴。

ネイティブアメリカンが住む、雪に閉ざされた村で起きた殺人事件の話。
「ウィンド・リバー」とはワイオミング州の地名(山脈名、インディアン居留地名)です。

いわゆるインディアンと聞くと、まずはステレオタイプとして、
乾いた大地を雄たけびを上げながら馬で駆るようなイメージを思い浮かべますが、
雪の深いアメリカ北部なら、そんなことができるわけもなく、
当然生活様式も全く異なってくるわけで、
それに気付かせてくれるという意味で、まずは有意義な映画です。

雪に閉ざされた世界で発生した殺人事件の捜査の進捗を、
ミステリータッチで追っていく作品ですが、
最終的には、ミステリーではなく、胸糞悪い現実であるというところに、
ちょっと複雑な感触が残りました。

エンターテインメントとしては食い足りなさが残るけど、
現実を訴えているのなら、まあ致し方ないか、でもなあというような。

これだけ人口密度が低くて、村全体が顔見知りという土地柄で、
結構な密度で悪いやつがいるのは地獄だなと率直に思う反面、
でもその環境自体はかなり特殊で一般性がなく、
その一方で事件そのものは、特殊性に関係なくどこででも起こる類いのもので、
社会的な問題提起という側面から見ると、
迫力に欠けるというか、そちらに結び付けることに違和感を感じると言うか。

娘を失った父親に対して、主人公がかけた言葉が、心に響きました。
個人的には、そこが本作品のクライマックスです。


蛇足:「ウォーキング・デッド」のシェーン役 久しぶりに見た。
なんだかとても懐かしい気持ちになった。


ウインド・リバー(字幕版)


by camuson | 2021-05-14 21:46 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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