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タグ:印象度:85 ( 55 ) タグの人気記事
2012年 09月 07日
人間臨終図巻 【印象度:85】
1986~1987年発行。

古今東西の著名人900人余りの臨終の様子をデータベース化した読み物。
亡くなった歳で昇順にソートしてあります。

文庫版は3分冊で、この第1巻では、
10代で死んだ人から、55歳で死んだ人までを収録。

臨終には人の人生が集約されますから、
読み物として非常に濃密な味わいがあるのですが、
まあよくも、これだけの厖大な資料を収集整理する気になり、
実際に完成させたなと、感心しきりです。
まあ、辞書を作る作業ほど根気は要らないかも知れませんが。

記述は必ずしも客観的ではなく、
著者の私情による寸評が入ったりするのですが、
労力に免じて、よしとしたいです。

鞄の中に忍ばせて、雨天通勤時などの電車の中で、
2、3人ずつ読み進めていきました。
1年以上前に購入したのですが、本日読み終わった次第です。

当初は第1巻だけで充分お腹いっぱいになると思っていましたが、
今は続きを読んでもいいかなと思っています。

※今後読み進めたとして、大きく評価が変わるものではないので、
 第1巻読了時点で評価させていただきました。


人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)
by camuson | 2012-09-07 20:26 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 24日
北京原人 Who are you? 【印象度:85】
1997年の日本映画。レンタルDVDで見ました。

「みんなのシネマレビュー」という映画レビューサイトで、
ワーストランキングの上位となっていたことから、見てみることにしました。

バカ設定エンターテインメントとしてはよくできていると思います。
序盤はドキュメンタリー風で、真面目を装いながらも
丹波や蛾次郎の適切な配置や、
科学的考証とは無縁の雰囲気重視のインチキSF感など
随所に不真面目映画としての布石を打っておきつつ、
いざ北京原人の復活に成功してからは、やりたい放題です。
監督やりたい放題です!



本来それが入り込む余地が無さそうなTPOにおけるエロ事象が、
マンネリ化で鈍磨してしまった我々の感覚に対して、
ご褒美的刺激を与える現象は、よく知られているところですが、
本作品はあざといまでにそれを利用することで、成功した事例だと思います。

例えば、山に逃げ込んだ北京原人を捕獲しようとするシーン。
緒方直人演じる主人公科学者が、同じ生き物、仲間だと意思表示するために、
荷物と服を捨てパンツ一丁になり、近付こうとするのですが、
何故か一緒にいたヒロインが、こともあろうか、真似して裸になっています。
あたかも、ごく自然な流れのように装っていますが、
状況としてはかなり不自然で、不意を突かれます。
だがそれがいい。
ヒロインの科学者としての純粋さ、健気さを
エロに昇華させたところに新鮮味を感じます。

そして極めつけは、北京原人の♀です。
現代科学によって甦った北京原人は夫婦とその子供の3人で、
それぞれ直立歩行で移動し、全身に毛が生えているのですが、
毛はあまり濃くなく地肌の9割くらいは透けて見えます。
当然服は着ていません。

♂の風貌は、ヒトの男性の体型とは大きく異なり、ゴリラのように筋骨隆々です。
よって、必然的に役者は筋肉の着ぐるみを装着しています。
顔の骨格も北京原人に似せるために相当盛っていて、
地の顔がまったく判別できません。

一方、♀の風貌は、体型がほぼヒトの女性と同じという勝手設定があるようで、
必然的に着ぐるみではなく、小松みゆき(当時26歳)の生の体がベースとなっています。
全身薄い毛で覆うメークがされていますが、乳房には毛はなく露出しています。
日光や風雨に晒された感じはまったくなく、なまめかしいです。
個体が移動するたびに、そこだけが他とは違う振動周期で上下左右に揺れ動くため、
いやでも目に飛び込んできます。

顔は、眉のところを出っ張らせる特殊メークをしており、
北京原人に似せようとしたアリバイは見て取れますが、
体同様になるべく素材を活かすという選択がなされています。
地の顔がわからない程にメークを施したならば、
露出度的には「けっこう仮面」の類型となりますが、
素材をなるべく活かした北京原人メークは、
羞恥プレイ面で、より苛酷なものになっていると妄想します。

ストーリー上は、お色気の類は一切ありません。
ですから、ナマおっぱいや毛で覆われた裸体がなくても話は成り立ちます。
だが一見不要だからこそいい。強引な設定が味わい深いのです。
それがなかったら、凡作に終わっていたでしょう。


「北京原人 Who are you?」に興味を持たれた紳士・淑女の皆様へのオススメ映画

ムカデ人間

ムカデ人間2


北京原人 Who are you? [DVD]
by camuson | 2012-08-24 21:09 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2012年 06月 18日
モーレツ!イタリア家族 【印象度:85】
2006年発行。

テルマエ・ロマエをamazonで1話だけ閲覧したのですが、
予想どおりの面白さで、予想の枠を超えそうではなかったので、
同じ作者の別作品である本書を購入することにしました。

作者の夫はイタリア人なのですが、夫のイタリアの実家で、
舅、姑、小姑と一緒に暮らしていたときの体験を作品化したものです。

日本の大家族は、子ども中心にドタバタしているイメージが強いですが、
たまたまこの家族に小さい子どもが少ないということもあるのでしょうが、
大人中心にドタバタしているところが面白いんですよね。

大人が家に集まって飲んで食って遊ぶというのが、
生活の中心になっているところが日本との違いなんでしょうね。

読み始めると、止まらずに一気に読んでしまいました。

特に、作者の義母を筆頭としたイタリアのおばちゃん集団による
日本観光旅行のエピソードが面白かったです。


モーレツ!イタリア家族 (ワイドKC)
by camuson | 2012-06-18 22:59 | 漫画 | Trackback | Comments(0)
2012年 04月 08日
マグマ 【印象度:85】
2006年発表。文庫版を読みました。

日本国内に豊富なポテンシャルがあるにもかかわらず、
何故か普及してこなかった地熱発電をテーマにした作品です。

冒頭、先進国によるエネルギー問題会議の席で、
欧米諸国から日本だけが原子力発電の停止を求められます。
その理由は、中国、インドをはじめとしたアジア諸国への、
核技術の分散を防ぐためという、あまりに身勝手なもので、
いきなり興味は惹くものの、ちょっとリアリティがないなぁという印象です。

外圧の話は公表されないまま、裏で情報を掴んだ外資ハゲタカファンドが、
つぶれかかった地熱発電開発会社を買収し、再生をめざす展開になります。

ここらへんはリアリティがあるのかどうか、知らない世界なのでピンと来ませんが、
地熱発電を巡る技術動向、制度動向等は、ほぼ事実どおりの設定です。

読者は、地熱発電に関しては全くの素人の主人公の目を通して、
その普及を阻んできた様々な障害を知り、
実際にぶつかり、乗り越えていく過程を体験し、
次の展開をワクワクしながら、
地熱発電の入門的知識を身につけることができるという優れものです。


買収・転売ファンド(ハゲタカファンドとも呼ばれる)から乗り込んできた、
若くて美人な地熱発電開発会社社長の主人公をはじめとした
ケレン味のあるキャラ設定は、現実離れしているものの
話を盛り上げるのには必要不可欠で、
なかなか、愛すべきキャラが多くて、良かったと思います。

終盤、トントン拍子に進みすぎて、
綺麗にまとまり過ぎた感じはありますが。


マグマ (角川文庫)
by camuson | 2012-04-08 16:13 | 書籍 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 27日
恋の罪 【印象度:85】
2011年の日本映画。
昨日、テアトル新宿で見てきました。半年ぶりの劇場鑑賞です。
夜19:30からの回と言うこともあり、
男性客の方が圧倒的に多かったですが、
私の前方に、若い女性と、初老の女性が、それぞれ1人ずつ
座っているなど、女性も少なからずいるようでした。

前知識をほとんど入れずに見に行ったのですが、
東電OL殺人事件にインスパイアされていることは、
途中で気付きました。

前作「冷たい熱帯魚」では、でんでんの怪物っぷりが凄かったのですが、
本作では、作品を引っ張る怪物役は、大学助教授兼売春婦に置き換わり、
冨樫真が見事に怪演しています。

園子温の作品は「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」と見ていますが、
後になるほどエンターテインメント性が薄れ、
文学性の比重が高まっているようで、
本作となると、洒落っ気が随分少なくなっています。

そんなこんなで、序盤、中盤と鬱屈した流れが続くこともあり、
大学助教授の母親が登場し、しゃべり始めたところで、
観客が一気に緩んで笑い声が漏れました。
皆、無意識のうちに笑いどころを求めていたのかも知れませんね。
このタイミングでこれを持ってきたのは凄いと思いました。

女性主人公3人の女性の性の物語なので、
作品を女性が見て、どう感じるかが、最も興味深いところで、
かつ、そこに作品の価値があるのかなと思います。

私があえて言えることと言ったら、
「坂恵のおっぱいはもう飽きた」
くらいなことでしょうか。


恋の罪 [Blu-ray]
by camuson | 2011-11-27 17:54 | 映画 | Trackback(3) | Comments(0)
2011年 11月 06日
サンセット大通り 【印象度:85】
1950年のアメリカ映画。モノクロ。レンタルDVDで見ました。

自分が今でもスターで、
ファンや映画界が復帰を待望していると思い込んでいる
サイレント映画時代の元大物女優と、
ひょんなことから、女優の大邸宅に住み込むことになる
B-pictures(低予算映画)ライターのお話。

気の利いた丁寧なディテールで、
ムダのない小気味のよい展開で、
主要な役者がすべてハマっていて、
バランスがよくて安心して身を委ねられる感じです。

サンセット大通り スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
by camuson | 2011-11-06 22:08 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 17日
キャリー 【印象度:85】
1976年のアメリカ映画。レンタルDVDで見ました。

学園ものの要素、オカルトものの要素、ホラーものの要素、
それぞれ素材が持っている味を生かしたまま、うまく組み合わせたことにより、
シンプルにメリハリの利いた気持ちのよい仕上がりとなっていますね。

基本、この時期のアメリカンなハイスクールは好きですよ。
刷り込まれた実体のないイメージなのですが、懐かしさすら感じます。

それにしても、
いじめっ娘 かわいいよ いじめっ娘
キャシー かわいくないよ キャシー

キャリー (特別編) [DVD]
by camuson | 2011-09-17 13:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 08月 31日
4ヶ月、3週と2日 【印象度:85】
2007年のルーマニア映画。レンタルDVDで見ました。
カンヌ、パルム・ドール受賞作品。

予備知識ゼロで見ました。

1987年、チャウシェスク政権下という設定。

学生寮らしきところに住む20代前半?の女子学生二人(ルームメイト同士)が、
なにやら泊まりがけで出掛ける支度をしているところから始まります。

部屋の中は、ぬいぐるみやらのkawaii系グッズなどは皆無で、
無機質で男前です。

さて、泊まり先としてホテルを予約していたのですが、
実際に行ってみると、予約係のミスで予約が入っておらず、
フロントには冷たくあしらわれます。
逆に、前日に予約確認をしていなかったことを責められる始末。
計画経済における供給者側の傲慢さに加えて、利権すら見え隠れします。
余分に請求されたお金はフロントの懐に入ってしまうのでしょう。

そして、映画が始まり30分ほどしたところで、ようやく、
闇医者に闇中絶をしてもらうために、
ホテルを予約したことがわかってきます。
そう言えばネットか何かでみた作品概要に、
妊娠中絶の話って書いてあったなと思い出しました。
勘の悪い私は、ここでようやく、
タイトルと内容を結びつけることができました。

さて、ルーマニアでは、妊娠中絶は違法行為なので、闇市場化しています。
健全な市場であっても医者と患者が対等な関係となるのは難しいと思いますが、
いわんや闇市場をや、です。
ホテル代を支払ってからの価格交渉では、後に引くにもコストがかかり、
供給者側の圧倒的有利な立場により、言い値が通ってしまいました。
仮に金を多く持っていたとしても、やられていたことでしょう。

人間のエゴをコントロールして、推進力として活用しようとする市場経済システム。
人間にエゴはないものとし、資源は計画的、効率的に配分されるものとする計画経済システム。
コントロールされないエゴの醜悪さを、まざまざと見せつけられた気がします。

妊娠をするに至った経緯や相手の男について一切触れないことにより、
想像の余地が非常に大きくなっています。
見た人によって感じ方が著しく異なるであろうところが面白いですね。
他の人の感想を知りたくなる作品です。

私の感想は、
社会システムが悪いのは、重々承知の上で、まあ自業自得かなと。
主人公は、巻き込まれた被害者でもあり、気の毒ではありますが、
妊娠した本人は、胎児を殺すわ、親友を巻き込むわ、
まったく自覚がないので、腹が空いたら飯を喰らうが如く繰り返しそうです。

胎児の父親については、特定できない可能性もあり何とも言えませんね。
仮に特定できるとすれば悪人に間違いありませんが、
この妊娠女に至っては、100人に1人の悪人を100発100中で選ぶような
勢いすら感じられ、同情の余地がありません。
憎めない感じではありますが。
ドジっ娘属性ありますが。
結構好きですがなにか。


映画中で説明はないのですが、ネットなどで調べるに、
当時、チャウシェスク大統領夫人の考案で、労働人口を増やすために、
避妊と堕胎を禁じる政策を布いていました。うん、わかりやすいよ、うん。
結果として、ストリートチルドレンがあふれました。

4ヶ月、3週と2日 デラックス版 [DVD]
by camuson | 2010-08-31 23:41 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 06月 01日
アンダルシアの犬 【印象度:85】
1928年のフランス映画(モノクロ・サイレンス)。
レンタルに供されていないようなので、DVDを購入して鑑賞しました。
基本的に映像ソフトはBlu-ray DISC以外は購入する気はないのですが、例外ですね。

作品の感想の前に、この作品に出会うまでの経緯を少しばかり。
私が高校生の頃ですから、もう20年以上前になりますか。
なにか軽めの読み物の何気ない引用で、
人の眼球を剃刀で切る映画があること、撮影には葡萄を使ったらしいことを読みました。
(wikipediaで調べてみると、実際に使ったのは葡萄ではなくて、子牛の目らしいです)

非常に心がざわついたのを思い出します。

そのとき読んだ言葉によって想起されたのは、
皮をむいた透明感のあるみずみずしい葡萄が、
剃刀を包み込むときに示すであろう弾性挙動、細胞がはじけ、こぼれる果汁、
これに、人の目の映像を、それぞれ透明度50%で重ね合わせたような、
透明感とみずみずしさのイメージでした。


今はインターネットという便利なものがあるので、
昔の記憶を頼りに、調べたところ、
1928年のシュルレアリスム作品であることが判明し、今回、鑑賞するに至りました。


冒頭から、男が剃刀を研ぐシーンから始まり、女の目蓋が男の指で見開かれ、
満月を一筋の雲が横切る映像の後に、
眼球を一筋の剃刀が横切る例のシーンとなるのですが、
想像していたのとはずいぶんと違っていて、
不透明な球体の開いた裂け目から、透明なゲル状のものがじわりと出てくるものでした。
葡萄で言えば皮をむいてない状態、どちらかというとゆで卵の質感と弾性。

映像はすぐさま「8年後」の文字画面に切り替わり、
別の意味ありげなシーンが次々と切り替わりながら続いていきます。
15分見終えると、結局、何の脈絡もない映像だったことに気付かされます。

何の必然性もないことが、逆に凄みを増していますよね。

剃刀のシーンはさすがに笑えないものの、
その他のシーンはコミカルな味付けで、思わず笑ってしまうものが多いです。

一番笑ってしまったシーンは、
どういう訳だか、主人公と思われる男が、重いコンダラよろしく、
腐乱した馬の死体(?)が乗っかったピアノを紐で引っ張る状況になり、
二本の紐を肩に掛けて引っ張り続けると、
その紐には、実は、二人の男がぶら下がっていて、
そいつらが仰向けに床を引き摺られながらついてくる場面です。

おまえはダレですか?と小一時間ばかり問い詰めたい気持ちになります。


まあ、何とも言えない可笑しさが、この作品の妙味ですね。


アンダルシアの犬【淀川長治解説映像付き】 [DVD]
by camuson | 2010-06-01 21:13 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 05月 30日
素晴らしき哉、人生! 【印象度:85】
1946年のアメリカ映画(モノクロ)。レンタルDVDで観ました。

冒頭、銀河系同士が、主人公の命運について会話するシーンが、とても斬新です。
この掴みで、コメディとして安心して作品を楽しむことができました。

タイトルからしてストレートですが、中身も名前負けしていません。
もうわかったって言ってるのにゴリゴリ来るところもありますが、
「かけがえのない人生」について、ここまで分かり易く、力強く示されると
なかなか、すがすがしいものです。

主人公が存在する現実世界と、主人公が存在しない"if"の世界、パラレルワールドとで、
目に見える違いが幾つもあったことは、主人公の「素晴らしき人生」を証明するものです。
凡人がいなくなったところで、世界は何も変わらないであろうこと、若干、心に染みます。

コメディーとして楽しい仕掛けも盛りだくさんですが、
パーティー会場の床が開いて階下のプールが出てくるシーンが好きです。
見てて心が躍りました。

廃墟での祝宴もなかなか素敵です。
蓄音機でレコードをかけつつ、そこからベルトで動力を取って、
鶏肉を回転させて暖炉で丸焼きにするなんて、とても楽しげですよね。
この演出のために、奥さんは、蓄音機のモーターをパワーのあるものに交換するなどの
魔改造を行っているはずです。技術部所属でしょうかね。

素晴らしき哉、人生! [DVD] FRT-075
by camuson | 2010-05-30 21:47 | 映画 | Trackback | Comments(0)